マヨネーズと言えば、サラダや温野菜などにかけるものですが、料理に裏技的に利用することによって、料理の出来がワンランクアップするそうです。マヨネーズを使った裏技レシピを、キユーピーの広報部・菅原隆史さんに教えてもらいました。
マヨネーズの乳化が鶏肉の食感を改善
先日キユーピーから発表された研究結果によると、鶏むね肉を、マヨネーズに約10分間漬け込んで焼くことによって、パサつきが抑えられ、やわらかくジューシーになることがわかったそうです。
「この実験では、マヨネーズに漬け込んだ鶏むね肉と、塩に同じ時間漬け込んだ鶏むね肉とを比較。機械を使ったやわらかさの測定値はもちろん、人による食感や食味の評価結果も『やわらかさ』『ジューシー感』『しっとり感』『おいしさ』の4つの項目とも評価が高いという結果になりました」(菅原さん)
また、食感改善には、マヨネーズの乳化が関係しており、原料中の油の影響が特に大きいことがわかったそうです。
では、実際に家庭で鶏むね肉を調理する際、どのようにマヨネーズを活用したらいいのでしょうか。
マヨネーズで鶏むね肉を調理する際には、マヨネーズとみそ、マヨネーズとカレー粉など、マヨネーズともう1種類の調味料を混ぜて、そこに漬け込むことで、味付けと同時に、お肉をやわらかくする効果が得られるそうです。
今回、大人でも子どもでも美味しくいただけそうな、2つのレシピを教えてもらいました。
鶏むね肉を美味しくいただけるおすすめレシピ
「鶏むね肉のみそマヨ焼き」
◆材料(2人分)
鶏むね肉 1枚(180g)
キャベツ 2枚(120g)
トマト 1/2個(80g)
A:合わせみそ 大さじ2/キユーピー マヨネーズ 大さじ2
サラダ油 適量
◆作り方
1.鶏むね肉はひと口大のそぎ切りにし、ボウルに入れて混ぜ合わせたAを加え、約10分漬け込む。
2.キャベツはせん切りにする。トマトはくし形切りにする。
3.フライパンに油をひいて熱し、1を両面焼く。火が通ったら、残りの1のたれを入れ、からめて焼く。
4.器に3を盛りつけ、2を添える。
「鶏むね肉のカレーマヨ焼き ブロッコリーと粉ふき芋添え」
◆材料(2人分)
鶏むね肉 1枚(180g)
じゃがいも 1個(110g)
ブロッコリー 2房(30g)
A:カレー粉 小さじ2/キユーピー マヨネーズ 大さじ2
サラダ油 適量
塩 少々
こしょう 少々
◆作り方
1.鶏むね肉はひと口大のそぎ切りにし、ボウルに入れて混ぜ合わせたAを加え、約10分漬け込む。
2.じゃがいもは皮をむいて、一口大に切る。
3.ブロッコリーは小房に分け、塩を加えた熱湯でゆでて水気をきる。
4.3の湯で2をゆで、粉ふきいもを作り、塩・こしょうをする。
5.フライパンに油をひいて熱し、1を両面焼き、火が通ったら1の残りのソースを入れ、からめて焼く。
6.器に5を盛りつけ、3と4を添える。
どちらも、冷めてもやわらかいままなので、お弁当にもぴったりです。手頃な鶏むね肉を美味しくいただけるレシピなので、食べ盛りのお子さんがいるご家庭にも、おすすめです!
他にもある! マヨネーズの裏技レシピ
いつもの料理にマヨネーズを加えることによって、食感が改善する裏技は他にもあります。例えば天ぷら。小麦粉と水に、卵の代わりにマヨネーズを加えると、乳化された植物油が衣に分散し、衣の中の水分を残さずに揚げることができ、サクサクに仕上がるそうです。
また、ホットケーキミックスにマヨネーズを少量加えると、これも乳化された植物油や酢の作用で、生地がふんわりふくらみ、表面はサクッとした食感に。
このように、マヨネーズはサラダの味付けだけでなく、さまざまな料理に使えるのですね。キユーピーのホームページ内にある「キユーピー マヨネーズキッチン」では、マヨネーズのさまざまな活用法を学ぶこともできます。
※画像提供:すべてキユーピー
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相馬由子 Yuko Soma
ライター
1976年、埼玉県生まれ。夫と7歳の娘との3人暮らし。編集プロダクション、広告系出版社を経て独立。ウェブ、雑誌、書籍などで編集、執筆を手がける。最近では、子育て、アウトドア、旅、食などのテーマを担当することが多い。合同会社ディライトフル代表。