LIFE

ヘルスケア/2017.LEE10月号

雨の日やワインに要注意!?頭痛が起きやすくなる6つの原因をチェック!

2017.09.13

この記事をクリップする

ズキズキと脈打つ痛み、頭が締めつけられるような痛み・・・

そんな、しつこい頭痛に悩まされている人にとって、季節の変わり目である秋は要注意シーズン。でも実は、季節の変わり目以外にも、頭痛が起きやすくなる場面があるんです!

それは一体、どんなとき?
頭痛が起きやすくなるシーン&対策のポイントをお届けします。

 

注意! 頭痛が起きやすくなるシーン6

 太陽光やまぶしすぎる照明など光の刺激は頭痛の引き金に

太陽の光が目から入ると、視神経を介して脳は激しく興奮し始め、頭痛を誘発します。

そのため、晴れた日の外出時にはサングラスをかけ、太陽光が直接目に入らないようにケアを。サングラスはかけたときと外したときの明るさの差が少ない、薄めの色がベストです。

また、家の中の照明にも注意が必要。白くてまぶしい蛍光灯よりも、白熱灯のようなやさしい光を選んで。白すぎる壁紙は照明を反射してまぶしいので、淡い色合いのものにできれば言うことなし。

 

 タイトなまとめ髪は頭痛のきっかけに

頭痛に悩む人は髪型も選ぶ必要あり。後ろで一つ結びにしたり、おだんごにするヘアスタイルは、ギュッと髪を束ねることで頭皮が引っ張られ、頭皮の下の神経を刺激して頭痛につながる場合もあります。

まとめ髪をするなら、頭皮を引っ張りすぎない程度にゆるく結ぶのが正解です。

また、前髪が目にかかると視神経から後頭葉という脳のスクリーンが刺激されて、頭痛を誘発することも。目の前でチラつかないように、前髪は短く切るかピンなどで留めて。

 美容にいい赤ワインも頭痛持ちにとっては要注意

美肌やアンチエイジングに効果的と言われる、抗酸化物質のポリフェノールを含む赤ワイン。血管を広げて血行を促進する働きがありますが、それが頭痛を引き起こす要因でもあるのです。

中でも合成色素や保存料が入っているものは、それらが血管の拡張に影響していると考えられるのでできるだけ避けて。

オリーブオイルやチーズなども血管を広げやすいので、赤ワインと一緒に食べるのはNG。女性に人気のイタリアンですが、組み合わせによっては頭痛を増幅させてしまう危険があるのです。

 

 気温や気圧の変化によって三叉神経が刺激されて頭痛に

天候の変化も頭痛持ちの人にとっては大敵。雨が降る前や台風の前など、気圧が急激に下がるときは要注意です。気圧の低下によって体がむくみ、それによって脳血管まわりの三叉神経を刺激してしまいます。

天気予報をチェックし、天候が急激に変わりそうな場合は無理をしないように調整しましょう。

また、気温の変化にも注意が必要。気温が上がったり下がったりすることで脳の血管が広がり、三叉神経を刺激。春から夏、秋から冬など、季節の変わり目は脳内セロトニンの変動が大きく、頭痛が起きやすくなります。

 雨の日の満員電車のにおいは脳への刺激が大きく危険!

強い香りやにおいも、頭痛持ちの人にとっては危険要素。特に雨の日の満員電車では、水分を含んだ衣類からの香り、体臭などが強く立ち上り、脳を刺激しがち。それが頭痛を引き起こします。

そうした状況を避けられればベストですが、それが難しい場合はマスクで自衛しましょう。自宅や職場などでは、こまめに換気して、においがこもらないように注意して。トイレの消臭剤なども香りのないものや穏やかなものを選ぶと安心。

 

 生活リズムが変わる休日や長期休暇は頭痛に気をつけて

日頃のストレスから解放され、気持ちがゆるむときには血管もゆるんで拡張します。それが片頭痛を引き起こすことになるので、休みの日だからといってのんびり&ダラダラしすぎは×。できるだけ平日と同じリズムで生活するように心がけて。

ゴールデンウィークや年末年始など、長期休暇も要注意。休暇前に頑張りすぎて張り詰めていると、休暇に入った途端緊張がゆるみ、血管も一気に拡張。ひどい頭痛で寝込んでしまい休暇が無駄に……なんてことにも。


日本人の3~4人に1人は悩んでいるという頭痛。自分にできる範囲からでも対処法をとっていきたいですよね。
次回は、頭痛に悩まされる人が男性の2倍以上も多いという、女性と頭痛の関係についてみていきます。

イラストレーション/松元まり子 取材・原文/遊佐信子
※商品の価格は本体価格(税抜き:2017年9/7発売LEE10月号現在)で表示しています。
詳しくは2017年9/7発売LEE10月号に掲載しています。

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる