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「夏冷え」不調をリセット!パーツ別温めケア

「中指ヨガ」ですきま時間に温め&リラックス!

2017.08.27

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すきま時間に実践しやすい!「手」にはがツボいっぱい!

呼吸と合わせて指を動かす「指ヨガ」なら、時や場所を選ばず手軽にできるので、オフィスや移動時の温め&リラックスにぴったり!
そんな指ヨガをNPO法人沖ヨガ協会理事長、龍村ヨガ研究所所長の龍村 修さんに教えていただきました。

「ヨガの考え方では、手は体の各パーツに対応した全身のツボが集中する場所。冷えている部位に関連するツボを刺激するだけで、温め効果が出ますよ」と龍村さん。

「中でも効果が高いのは中指。内臓全体にかかわるツボなので、全身が内側から温まります。ただ指をほぐす・もむのと異なり、ヨガなので呼吸と合わせて行うのがポイント。血行がよくなるうえに、呼吸が加わることで副交感神経優位になり、リラックスできます」

 

手のツボと体の関連部位

体の各部位の場所と、手のパーツの位置は対応しています。自分の冷えやコリ、滞りが気になる部分に当たる部分の指ヨガをやってみて!

内臓の働きを高める「中指ヨガ」って?

 中指の第1関節をグリグリとねじる

中指の先を反対の手でつかみ、息を吐きながら第1 関節を左右に約20回ねじる。反対手も同様に。①~⑥いずれも動作の前や合間に大きく息を吸い、その息を吐きながら行う。

 中指の第2関節をグリグリとねじる

①と同じ要領で、中指の第2 関節をねじる。このときもゆっくり「はーっ」と息を吐きながら。関節周辺のコリをほぐす感覚でねじって。反対側の手も同様に。

 中指のつけ根を円を描くように回す

中指の先をつかんで持ち上げ、ゆっくり息を吐きながら円を描くように10周回す。右回り、左回りを同様に行う。反対側の手も同様に。

 中指の背をこする

指を伸ばし、中指の背をつけ根から指先までこする。ゆっくり息を吐きながら、10往復ほど。手をテーブルなどに置いて行ってもよい。反対側の手も同様に。

 中指を引き抜くようにつかみパッと放す

中指の先を持ち、息をゆっくり吐きながら中指全体を引き抜くようなイメージで引っ張る。最後は引っ張りながらパッと手を放す。反対側の手も同様に。

 手の甲側に中指を反らせる

手のひらを上に向け、中指の先をつかんで、ゆっくり息を吐きながら手首ごと反らせる。息を吸うのに合わせてゆっくり指を戻す。3回行う。反対側の手も同様に。

脚全体が冷えたときは・・・

脚に対応するのは親指と小指。両手の指を組み、ゆっくりと息を吐きながら指の側面をこすり合わせるように動かす。

親指と小指の手の甲側と手のひら側のラインを、つけ根から指先まで、まんべんなくこする。反対の手の2本の指を使って、ゆっくり息を吐きながら。左右の手を同じように行って。

足先が冷えた!そんなときは?

足先に対応するのは、親指と小指の先。親指の爪のまわりを反対手の人さし指と親指でつかみ、ゆっくり息を吐きながら親指の爪を立てるようにして強めに押す。次に小指も同様に刺激。左右の手を同様に。


次回は血液循環をよくする、「骨気(コルギ)」をご紹介します。

イラストレーション/moko. 取材・原文/遊佐信子
詳しくは2017年8/7発売LEE9月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら

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