シンプルだからこそ、ラフになりすぎる可能性もあるパンツ×Ｔシャツ合わせ。簡単なのに高見えするコツがあれば知りたい！
そこで、スタイリスト村山佳世子さんに、今季大ヒット中の揺れパンツから、「腰高ワイドパンツ」の着こなし術を教えてもらいました。

おへそ上からすっぽりと下半身を包むワイドパンツは、脚長効果絶大！シルエットやウエスト位置の調整で、さらにすらりと見せる着こなしを実現します。

Swinging pants type 02　腰高ワイドパンツ

「スラックスの進化系ともいえる腰高ワイドは、やっぱりベーシックな色が使いやすい。全身が緩慢な印象に見えないよう、トップスはコンパクトなものを選んで潔くインして。ベルト付きやひとクセデザインが豊作の今季は小物に頼らずとも精度の高いコーデが楽しめそう！」（村山さん）

パンツ￥19000（アッシュ・スタンダード）・ベルト￥17500（メゾン ボワネ／アッシュ・スタンダード）／アッシュ・スタンダード二子玉川ライズ店　Ｔシャツ￥8000／セント ジェームス代官山店（セント ジェームス）　ハット￥55000／ボルサリーノ ジャパン（ボルサリーノ）　バッグ￥7800／ラヴァンチュール マルティニーク（ラヴァンチュール マルティニーク）　バングル￥75000／カオル 伊勢丹新宿本店（カオル）　シューズ￥40000／ベイジュ（ピッピシック）

rule１　ウエストベルト付きなら上半身はコンパクトに

「共布ベルトがついたタイプは時短おしゃれに役立つ究極のアイテム。くびれを強調してメリハリ着こなしを叶えるためトップスはタイトでシンプルなものを」（村山さん）

ピタ×ゆるシルエットで着やせ効果を堪能！
今っぽい風合いが楽しめる細畝コーデュロイのタックパンツに、フィット感のあるＴシャツをイン。下に行くほど広がる、絶妙な細見えシルエットを完成させて。

ボトムが太い分、ボリューム少なめのトップスを選ぶのが正解。膨張色のホワイトの印象を抑える引き締めネイビーだと、なおメリハリがつきます。

パンツ￥29000／エフユーエヌ（アイロン）　Ｔシャツ￥7500／スリードッツ青山店（スリードッツ）　キャスケット￥2900／センスオブプレイス バイ アーバンリサーチキュープラザ原宿店（センスオブプレイス）　バッグ￥37000／サザビーリーグ（ステート オブ エスケープ）　バングル￥39800／セシル・エ・ジャンヌ　バブーシュ￥29000／アマン（ペリーコ サニー）

rule２　インパクトの強い柄パンツには同系色Ｔシャツ＋パンチのある厚底サンダルを

「難易度が高いと感じる柄パンツもしっとりとした落ち感のある素材のものなら大人にふさわしい品が保てます。足元が華奢だとバランスが悪いので、ウェッジで安定感を加えて」（村山さん）

大人が柄を楽しむなら色数は抑えるのが鉄則
花柄を取り入れつつグレー×黒のクールめ配色でストイックに。

ヌーディな足元だと若づくりな印象に見える花柄パンツには、ジュートソールのウェッジを合わせて。ラフすぎない大人のリラックス感が演出できます。

パンツ￥28000／インターリブ（サクラ）　Ｔシャツ￥10000／ジェームス パース 青山店（ジェームスパース）　ヘアバンド￥7500／アナディス（フェリシオ ベッキ）　サングラス￥40000／オリバーピープルズ 東京ギャラリー（オリバーピープルズ×ザ ロウ）　ベルト￥53000／J&M デヴィッドソン 青山店（J&M デヴィッドソン）　バッグ￥15500／エルベ シャプリエ代官山店（エルベ シャプリエ）　サンダル￥3900／センスオブプレイス バイ アーバンリサーチ キュープラザ原宿店（センスオブプレイス）

rule３　硬派なネイビーボトムはきれい色トップスで女らしく

「太いだけで迫力が出やすいのにネイビーや黒だとなおさらメンズライクに。トップスには柔和な表情を引き出してくれる明るいカラーのTシャツがベスト！」（村山さん）

爽やかなライトブルーがきちんとスタイルに鮮度を与える
ストレッチが入った生地感が心地よい紺パンツは、細ベルト付きで繊細な印象。黒革小物できれいめに仕上げれば、お仕事スタイルにも。

ボトムが端正なだけに、地味に見えないよう、トップスは夏らしい涼しげなブルーを。少しゆとりのあるサイズを選べば、こなれ感も手に入ります。

パンツ￥22000／マルティニーク ルコント ルミネ新宿店（マルティニーク）　Tシャツ￥13000／ジェームス パース 青山店（ジェームス パース）ピアス￥58000／カオル 伊勢丹新宿本店（カオル）　バッグ￥132000／J&M デヴィッドソン 青山店（J&M デヴィッドソン）　バッグにつけたスカーフ￥11000／ウィム ガゼット 玉川髙島屋S・C店（モナサルタン）　バレエシューズ￥42000／ルック ブティック事業部（レペット）

次回は、「定番色パンツ」のこなれコーデをお届けします。

撮影／渡辺謙太郎（MOUSTACHE）（人物）、魚地武大（TENT）（物）　ヘア＆メイク／吉岡美幸　スタイリスト／村山佳世子　モデル／理衣　取材・原文／栗田瑞穂　撮影協力／横須賀美術館
※商品の価格は本体価格（税抜き：2017年8/7発売LEE9月号現在）で表示しています。
詳しくは2017年8/7発売LEE9月号に掲載しています。　[最新号] 試し読み・定期購読はこちら