「産後の暮らしの些細な変化」シリーズ、今回は乳幼児あるある「パパいや!ママがいい!」について。
誰よりも一緒にいる時間が長い、授乳中……などの理由からか、乳幼児期は“ママLOVE”に偏る子も多いようです。
一旦「ママがいい!」が始まると、夫が育児に協力的であろうとなかろうと、子供は“パパ拒絶”の方向へ向かうことが多く、たくさんのLEE世代ママより悩みが寄せられました。
そこで今回は、子供の「パパいや!ママがいい!」に感じるママ目線での困惑について、特に意見の多かったもの3つを取り上げます。
1:24時間「パパいや!ママがいい!」で生活に支障が……
パパが子供の面倒をみている間に、家のことを片付けようと思っても「パパいや!ママがいい!」が発動。家事は遅々として進まず……というケースが多いようです。
・「2歳の娘は、夫に世話されると『パパ嫌い!』と大号泣。入浴後の着替えなどの面倒や、私が朝身支度している間のオムツ交換など、ちょっとしたことも『ママがいい!』。おかげで産後は常に時間に余裕がない日々が続いており、髪はもっぱら自然乾燥、外出も日焼け止めとリップのみ……」
・「料理中、夫に1歳娘の面倒を頼んでも泣かれる。夫は料理ができないので、結局私があやしながら食事の支度を。料理に通常2〜3倍くらいは時間がかかってしまったりも(泣)。夫は細々とした世話の大変さを理解していないようで、『料理に時間かかり過ぎじゃない?』などと言われることもあり、イライラします」
・「夫がいる夜でも、夕飯の準備、歯磨き、お風呂、絵本、添い寝……すべて私じゃないと子供は号泣して受け付けず、しんどいです。仕事の持ち帰りがある日も、息子は『ママがいい!』と泣くのでなかなか仕事に着手できず。(その間、夫の手は空いていて、テレビをみてのんびり)。結局、22時過ぎに仕事を始め、1時過ぎに寝る日々。朝は6時前には息子に叩き起こされるので毎日睡眠不足……」
2:外出時、ご近所の目線が気になる
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イラストレーション/烏山ミライ
おでかけ先でも「パパいや!ママがいい!」は容赦なく炸裂。そんな中、気になるのは他人の目……。
・「おでかけ先でも8ヶ月の娘は私が一瞬でもいなくなると大号泣。お店などで、トイレや支払いなどでどうしようもないとき、数分だけ夫に託そうもんなら、娘の泣き声が店内に響き渡る……。夫はオロオロ、他のお客さんもイライラだろうなと焦ります」
・「仕事が多忙をきわめた日に、2歳息子の保育園の送りを夫に頼んだ。エビ反りでのベビーカー拒否から始まり、街中に轟くような声で『いや〜、ママ〜、助けて〜!!』と泣き叫び続けたそうで、『通行人に通報されるかも、と本気で焦った』とのこと……。以来、保育園の送り迎えには消極的な夫です」
3:「パパいや!」で夫の育児モチベーション低下への懸念が
ナチュラルに残酷な「パパいや」。子供に全力で拒絶される日々が続くと、夫のメンタルがやられてしまうのでは……と気になるママも。
・「夫は忙しい職種ながらも、時間を作っては子供の面倒を見ようとしてくれる、いわゆる“イクメン”。しかしながら6歳息子も2歳娘も『ママがいい! パパ大嫌い!』と残酷な主張を。絶対に傷ついていると思います。『優しいパパだね』と言ってみたりと日々子供たちが夫に懐くよう頑張っているのですが、こればっかりはどうしようもなく……」
・「『息子のお風呂は僕担当、食事もなるべく一緒に』と、残業持ち帰りで夕方には帰宅する夫。だが、息子は1歳過ぎた頃から『パパいや期』に。苦労して時間を作っているのに、息子から完全拒否され……そのうち夫が産後うつになってしまうのでは、と本気で心配しています」
・「10ヶ月娘にメロメロな夫ですが、育児のツボをおさえていないというか、娘の要望を分かっていないので、他人レベルで泣かれる。私からすると『それ見たことか!』と思うことも多いのですが、女の子育児の本などを買ってきて真剣に学ぼうとしている夫を見ると切なくなってしまう。真面目な夫が育児に白旗を上げてしまう前に、娘にパパ大好き期が到来することを願っています」
・「8ヶ月くらいからずっとパパLOVEだった息子。ママは眼中にないのでは(涙)と凹んだり、拗ねていたこともあった私でしたが、仕事復帰をして息子が保育園に入ると、いきなりママ大好き(&パパいや期)に突入し、母としての喜びを噛みしめる日々。ママ=レアキャラになって初めてありがたみに気づいたんでしょうか。今度はパパが凹んでいますが、イヤイヤされる悲しみが分かるだけに気の毒で……。『そんなにパパを嫌いなら、もういい!! 任せた!!』とキレないことを祈るばかりです(苦笑)」
「パパいや!ママがいい!」は子供に多い傾向とはいえ、パパ、ママともにしんどいことも多い模様。「小学生になると、極端な『パパいや』はなくなる」との意見もありましたし、なんとかして乗り切っていきたいものですね。
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高見澤恵美 Emi Takamizawa
LEEwebエディター・ライター
1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。