人気料理家の毎日の食卓にはヒントがいっぱい!
家族全員がごはん党という飛田和緖さん宅の毎日のおかずは、〝ごはんに合う味〞というのが必須だそう。
「主菜の肉か魚に、野菜をたっぷり合わせるのが私のスタイルです。それに旬の野菜を生かした簡単な副菜をつけますが、主菜が栄養もボリュームも満点なので、副菜はさっと作れる浅漬けにしたり、冷蔵庫にある常備菜を一緒に並べるなんてことも、実は多いんです。ガッツリ味とさっぱり味、甘辛味と酸味のきいた味など、献立の中でメリハリをつけるとごはんが進みますね」
今晩から使える献立レシピ、さっそくご紹介します!
春野菜の簡単ポトフ
「ポトフは一皿で汁とメインを兼ねてくれるので、おすすめのラクチンメニューです。炊き込みごはんには旬のグリーンピースを入れて、季節を楽しんで。箸休めにレモンの酸味でキリッとした浅漬けを添えます」
材料・4人分
- キャベツ……1/2個
- 新ごぼう……150g
- 新玉ねぎ……2個
- 新にんじん……小1本
- ブロックベーコン……200g
- にんにく……2かけ
- オリーブオイル……大さじ3
- 塩……小さじ1/2~1
作り方
- キャベツは芯を残したまま、4等分のくし形に切る。ごぼうは5 ㎝長さに切り、水に5 分つける。玉ねぎは半分に切り、にんじん、ベーコンは4等分に切る。にんにくはつぶす。
- 厚手の鍋ににんにくとオリーブオイルを入れ、弱火にかける。にんにくが香ばしくなってきたら、いったん火を止め、にんにくを取り出す。
- ①のキャベツ、ごぼう、玉ねぎ、にんじんを加え、ひたひたくらいの水を注ぎ入れ、弱めの中火で30〜40分煮る。途中でベーコンを加える。
- それぞれの野菜がやわらかく煮上がったら、味をみて、塩で味を調える。
にんにくはじっくり加熱して、オリーブオイルに香りを移したら取り出す。好みで野菜を煮るときに戻しても
グリーンピース、シラス、昆布の炊き込みごはん
「豆だけのごはんは子供には物足りないので、コクのある食材でメリハリを。シラスと昆布の代わりに塩昆布でもOK」
材料・4人分
- 米……3合
- グリーンピース (さやから出したもの) ……140g
- シラス……20g
- 昆布(8㎝角)…… 1枚
- 塩……小さじ1
作り方
- 米はといで普段どおりの水加減にし、20~30分ほど浸水させる。
- 炊く直前に塩を加えてひと混ぜし、グリーンピース、シラス、昆布を入れて炊く。
- 炊き上がったら昆布を取り出し、細切りにしてごはんに戻し、しゃもじで切るように混ぜ合わせる。
だし代わりに入れた昆布は捨てないで! 炊いた後、ごく細く切って、ごはんに混ぜるとおいしい。
かぶのレモン漬け
「かぶから出た水分は絞らずに、ドレッシング代わりに使います。レモンと合わせてなじませるとおいしい」
材料・4人分
- かぶ……4個
- 塩……小さじ1/2
- レモン汁……1/2個分
- レモン(国産)の皮……少々
作り方
- かぶは葉を切り(下記の「かぶの葉ジェノベーゼ」に使用するのでとっておく)、皮をむいて6~8等分に切り、ボウルに入れて塩をまぶして10分ほどおく。
- 塩がなじんだら水気はそのままで、レモン汁を加え、さらに10分ほどおいて味をなじませる。
- レモンの皮を千切りにし、②に加えて和える。
「ポトフは一皿で汁とメインを兼ねてくれるので、おすすめのラクチンメニューです。炊き込みごはんには旬のグリーンピースを入れて、季節を楽しんで」
撮影/広瀬貴子 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子 撮影協力/UTUWA
詳しくは2017年4/7発売LEE5月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら
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