「料理上手になる近道は、実は少ない食材と調味料で料理を作ることから始まります」と瀬尾幸子さん。
身近な食材でささっと作る、頑張りすぎない味こそ、「やさしくて食べ飽きないので、日々のおかずにはぴったり!」なのだとか。
「まずは、いつも冷蔵庫にある身近な食材をひとつ選び、シンプルに料理してみてください。作り続けていくうちに、食材のうま味が引き出せるようになり、調味料に頼ることなく、おいしく仕上げられるようになってきます」
そこで今回は、煮ても焼いてもおいしい、応用範囲の広い便利な食材、「油揚げ」のラクうまレシピをご紹介。袋にもできて、形も変幻自在だからこそ、レパートリーが広がります。
鶏ひき肉と油揚げのくるくる煮
「お湯で油抜きすると水気を取る必要があるけれど、ペーパーなららくちん! 煮上がった後、そのまま煮汁を吸わせるのがコツ」
材料・2人分
- 油揚げ…… 2枚
- A
- 鶏ももひき肉……150g
- ねぎのみじん切り……10㎝分
- 小麦粉、水…… 各大さじ1
- B
- 水……2カップ
- 砂糖……大さじ1
- しょうゆ……大さじ2
- グリーンアスパラガス(あれば)…… 1~2本
- 塩……少々
作り方
- 油揚げはペーパータオルにはさんで、強く押して余分な油を取る。
- ボウルにAを入れ、粘り気が出るまでまんべんなく混ぜる。
- 油揚げ1枚を縦に置き、向こう側に3 ㎝ほど余白を残し、②の半量をのせる。手前から空気が入らないように巻き、巻き終わりを楊枝で留める。同様にもう1枚も巻く。
- 小さい鍋に③を入れ(できるだけぴったりサイズがいい)、Bを注いで強火にかける。煮立ったら落としブタをして中火にし、煮汁が3㎝くらいになるまで7分ほど煮る。
- 落としブタを取って上下を返し、フタをしないで煮汁が1 ㎝くらいになるまで3 分ほど煮る。火を止めて鍋のフタをし、そのまま5 分おいて煮汁を吸わせる。
- 食べやすく切って器に盛り、煮汁を注ぐ。あれば、塩ゆでしたアスパラガスを切って添える。
よっぽどでなければ油抜きはペーパータオルでぎゅ~でOK!
玉ねぎおかかみその袋焼き
「菜箸を転がすと上と下がずれて、開きやすくなります。みそが入っているので、何もつけずにアツアツをどうぞ!」
材料・2人分
- 油揚げ……2枚
- 玉ねぎ……小1個(150g)
- A
- 削り節…… 5g
- みそ……大さじ2
作り方
- 油揚げはペーパータオルにはさんで、強く押して余分な油を取る。縦に置き、菜箸を押さえながら何度か転がす。半分に切って、破れないように注意しながら袋状に開く。
- 玉ねぎはみじん切りにし、Aを加えてよく混ぜ合わせ、①の袋に詰めて楊枝で口を留める。
- オーブントースターに入れ、焼き色がつくまで12分くらい焼く。
菜箸でゴロゴロしてからそ~っと開けば破れにくい!
動画コーナー「LEEチャンネル」では「らくちん簡単茶碗蒸し」もご紹介中!
「食材や調味料が少ないということは手間も少ないということなので、作業もラク!ごはん作りは毎日のこと、力を抜いていきましょう」(瀬尾さん)
次回は飛田和緖さんのレシピをお届けします。
撮影/福尾美雪 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子 撮影協力/UTUWA
詳しくは2017年4/7発売LEE5月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら
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