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子育てでいま注目の「EQ」。“将来に活きる力”を親子で育む方法とは?【幼児教育の「EQWEL」にきく】

  • 野々山 幸

2026.10.30

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知能指数を表すIQに対して、将来に活きる力として、今子育てで注目される「EQ」。「子どもにやる気がない」「集中力がなくてすぐに飽きてしまう」といった、育児でよくある悩みも、実はEQが関係しているらしい……!

EQを育む幼児教室「EQWEL(イクウェル)」の新未来教育科学研究所担当役員でカウンセラーの浅間大介さんと、教室で講師をつとめるおふたりに、あらためてEQとは何か、その大切さについて教えてもらいました。

子育て世代4000人の相談に

浅間大介

DAISUKE ASAMA

教育研究家・カウンセラー

あさま・だいすけ⚫︎株式会社EQWEL新未来教育科学研究所担当役員、日本プロカウンセリング協会1級カウンセラー。専門は幼児教育(心理学、幼児の脳科学)。全国の幼児教室、小中高校、大学、大手企業などで約50000人に講演。これまでに約4000人の子育て相談の実績を持つ。

脳科学をベースにした独自のプログラムで、子どもの個性や可能性を育む教育を提唱するEQWEL。今年創立40周年を迎え、記念イベントではモデルの蛯原友里さんと、浅間さんがトークショーを行いました。

大きなトークテーマとなったのが「自分らしく生きること」や「自己肯定感」について。そして、子どもたちが好きなことを一緒に楽しもうとする蛯原さんの「共感力」の高さに、浅間さんが目を見張る場面もありました。なぜこのようなリアクションになったのか、その真意とは?

40周年イベントのトークショーには蛯原友里さんが登場

浅間大介さんにきく「EQ力」の大切さ

「共感力をベースに、やる気や
自己肯定感、やり抜く力などの
”EQ力”が身につく」

「これらのキーワードはすべてEQにつながるものです。EQとは、”エモーショナル・クオーシェント”のことで、エモーションが感情、クオーシェントが指数。感情指数という、心の知能指数を指します。

EQWELでは、自己肯定感・やる気・共感力・自制心・やり抜く力などを代表的な”EQ力”としてあげていますが、中でも大きなベースとなるのが『共感力』です。『人に共感する』というのは、コミュニケーション能力の基本なんですね。今、コミュニケーション能力が大事だとよく言われますが、EQ力が高い人はコミュニケーション力も高いんです。

子どもの共感力を育むのに大切なのが、親の共感力。親が、我が子が小さい頃にたくさん共感すると、子どもの共感力はどんどん高くなります。蛯原さんはお子さんたちの好きなことに自然に共感をしていて、ご自身もEQ力がとても高いのではないかなと思いますね」(浅間さん)

また、共感力をベースにして、EQ力の他の要素も高まっていくのだそう。

「共感というのは同意するということですよね。子どもは、自分の言うことに同意してもらえるとうれしいんです。うれしいと脳も喜び、前頭葉からドーパミンが分泌されます。ドーパミンが出ると『やる気』に満ち溢れるわけです。そして、親がたくさん共感してくれて、肯定的であれば『自己肯定感』が育ち、好きなことをとことんやらせてくれれば『やり抜く力』も身につきます。親や身近な大人の関わり方次第で、子どものEQ力はどんどん育っていきます」(浅間さん)

浅間大介さんにきく「EQ力」の大切さ

「親子で楽しい時間をすごすこと。
そして、親の質問力がEQ力を育む」

親の関わり方や声かけ次第で、我が子のEQ力が変わってくるということですが、具体的にはどんな言動が効果的なのでしょうか?

「一番大切なのは『親子で楽しい時間をすごすこと』。小さい頃の楽しい思い出があれば、人生楽しく生きていけるんです。プラレール、リカちゃん人形、ごっこ遊び、砂場で遊ぶ、粘土をこねるなど、子どもがやりたいと思う遊びを、親も一緒に楽しんでみてください。すると、脳の神経細胞が連結して、楽しむという回路ができるんですね。

また、親の『質問力』も大事。どんな内容でもいいので、質問して子どもに考えさせることで、EQ力は高まります。『なぜ雨が降るんだろう』『太陽って何度ぐらいあると思う?』『あのお友達は今どういう気持ちなんだろうね』など、気になったことをいろいろと聞いてみてください。正しい答えを教えることではなく、質問されて子どもが考えることが目的なので、大人が間違っていると思うことを子どもが答えても『そう考えたんだ、すごいね』と過程を褒めてあげて。本や図鑑を一緒に読んで、思考力を鍛えることもおすすめです」(浅間さん)

EQWELには、EQ力を高めるためのさまざまな魅力的な取り組み、教材があるのだと言います。

「人間的に素晴らしい人物の歴史を学んで、人間力を身につけるための教材があります。たとえばエジソン、孔子、マリー・キュリーなど歴史上の人物がどういう育ち方をしたかを知り、なぜこの行動をしたのか、このように考えたのかなどをディスカッションするといった内容です。子どもたちはそこからしっかり学び、その考え方や行動を自分自身にも取り入れようとするんですね。

また、子どもたちにとても人気なのが、『理科ソング』や『社会ソング』という、理科と社会科の用語を盛り込んだ歌。これを3歳から歌っていると自然と用語が身につき、学ぶことが楽しくなっていくんです。

スモールステップでもできるようになったら、教室の先生たちはたくさん褒めてくれます。EQWELの学びは、子どもの『できた!』という気持ちをしっかり育むことができるプログラムになっています」(浅間さん)

「#私とEQWEL」と題した、卒業生や現役生の保護者のストーリーを表彰

教室の先生にききました

「教室では、子どもの変化を見逃さず、愛情と感動を伝えることを大切に」

さらに、実際にレッスンを行う教室の講師のおふたりにも、子どもたちのEQ力を高めるために、大切にしていることを伺いました。

「親御さんからお話を聞くと『子どもの集中力がなく、レッスン中にすわっていられない』と悩む方が多いのですが、子どもの集中力というのは『年齢+1分』だと言われています。目に入ったもの、気になることがあれば動き回るのは当たり前で、長時間すわり続けることの方が難しいんですね。気にしすぎず、席に戻ったら褒めることを繰り返すようにしています。お母さん方にも、1秒でも10秒でも、以前より長くすわっていられたらたくさん褒めてくださいとお願いしていて、日々の小さな成長に目を向けていただくことを大切にしています。

最も大事にしているのは『愛情と感動をもって子どもたちに接すること』で、積み木をひとつ多く積み上げられただけでも、たくさんの感動を子どもたちに伝えるようにしています。子どもの存在、個性を認めて感動すること、愛情がちゃんと伝わることが、EQ力を育てる秘訣だと思いますね」(東京都内の渋谷・銀座などの教室を運営する山﨑先生)

EQWELの資料より

「お子さんがかんしゃくを起こしたり集中ができないと、周りの友達と比べてしまう親御さんはとても多いんです。EQWELは、本人の成長を見守っていく教育なので、昨日、先週、1か月前のお子さん自身と比べましょうね、とお伝えしています。面談などで半年に1回、親御さんにお子さんができるようになったことをチェックしてもらっているのですが、『こんなにできることが増えたんだ』と驚くお母さんが多いんです。子どもの『できた』を褒めて認めることでEQ力はアップする。そこには、親御さんの気づきや声かけが不可欠。

先日、ある親御さんが『何かあれば教室に相談できるので、安心しています』とおっしゃってくださって。親御さんにとって、安心できる教室でありたいなと思いますね」(東京・住吉教室を運営する松本先生)

「EQWELでの学びが人生の糧に」と語る受賞者

多くの効果的なプログラムはもちろん、実際に子どもと接する教室の先生方が、子どもの変化を見逃さず、どんなに小さな成長でも徹底して褒める。こんなあたたかなまなざしと声かけがあってこそ、EQ力が育まれるようです。

親も、子どもの少しの成長も逃さずとらえて、積極的に褒めて認めることを忘れないようにしたいものです。

EQWELが大事にする理念や、幼児教育のカリキュラムについては、以下もぜひチェックしてみてください!

蛯原友里さんのメッセージも!EQWEL 40周年特設サイトはこちら!


Staff Credit

撮影/大森忠明 取材・文/野々山幸

野々山 幸 Sachi Nonoyama

ライター

1979年、愛知県生まれ。インタビューを中心に、女性が抱える悩みをテーマに取材を続け、育児、教育、コミュニケーションなどさまざまな記事を担当。編集者の夫、13歳のダンス大好き娘、10歳のサッカー少年の4人家族。趣味は、ドラマ、映画、マンガ、舞台などエンタメの世界にどっぷり浸ること。ここ数年は韓国ドラマにハマってます。

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