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【占星術士・yujiさんインタビュー】最新刊で伝える、“占いを子育てに活かす方法”

  • 藤本こずみ

2026.10.27

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占星術を使って1万人以上を鑑定し、著書やnote、YouTubeやSNSなど、さまざまな形でメッセージを届けているyujiさん。星に関する豊富な知識や具体的なアドバイスが詰まった、テンポよくユーモアのある発信で人気を集めています。

このたび、そんなyujiさんの最新刊『星で読む、子どもの人生の羅針盤 「その子らしさ」を深く知る20のヒント』が完成! この本のテーマは、“占いを子育てに活かす”。その内容と、制作に込められた思いが知りたくて、yujiさんにたっぷりお話をうかがいました。

1万人以上の鑑定実績を持つ

yuji

占星術士

ゆーじ●香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地の大学院を修了。ミラノでのプロダクトデザイン事務所勤務を経て、東京にて占星術メインにした活動をスタート。現在は著書の執筆や各媒体での連載、講演など、幅広く活躍中。毎日星読みを行い、YouTubeやSNSで発信している。著書に『「風の時代」に自分を最適化する方法』(講談社)他。

デザインの世界から占いの道へ

現在、占星術士として多くのファンを持つyujiさん。実は、もともとはデザイナー志望だったそう。

「18歳でイタリアに行き、現地で大学院を修了後、デザイン事務所に就職しました。でも、もともとスピリチュアルやヒーリングに向いている生まれなので、いつの間にか、そちらの道に進むことになっていったんです。帰国してからも、デザイナー業の傍ら、空いた時間に鑑定のようなことをしていたんですが、気づいたら鑑定の予約ばかりが埋まっていく。

自分としては、デザインの本場・イタリアにまで行って修行してきたのに、今よりずっとマイナーだった占いという世界に飛び込むことに、葛藤もありました。星を読むと、占いに適性があることは一目瞭然だったけれど、運命に抗いたかったんですね(笑)。でも、鑑定のオファーはどんどん舞い込んでくる。これはもうやるしかない、と起業したのが、30歳を前にした頃でした。

しばらくは個人鑑定をしていたんですが、体を壊したりコロナ禍がやってきたりしたことをきっかけに、イベントや発信を行うように。星読みの伝え方が、“ワン・オン・ワン”から“メディアを通して”という形に変わってきた感じです。

人には、好きなことをやって、そのまま成功できるタイプと、必ずしも望んだ道でなかったとしても、周りから求められることをやっていくうちに成長できるタイプがいる。それは星にも表れていて、僕は後者だったわけですが、星のことも、人をガイドすることも、後天的に好きになった。2020年に“風の時代”が始まった頃からは、世の中に、目に見えないものや人知を超えたものを受け入れる風潮が広がってきたこともあり、随分生きやすくもなりました。今となっては、やっぱり運命には抗わないほうがいい、と感じています」

子育てという“壮大なクエスト”の頼れる地図に

星を読み、あらゆる視点からよりよく生きるヒントを導き出しているyujiさんが、最新刊のテーマに選んだのは、“子育て”。

「僕はYouTubeで、性格や才能やお金など、いろいろなテーマを深掘りする企画をやっているんですが、1年半ほど前に、子育てをテーマにお話しししたことがあったんです。その時に、フォロワーさんから『これはぜひ何かにまとめてほしい』という声をたくさんいただいたことが、今回の書籍につながりました。

親が子どもを見る時って、どこかで『自分がこうだから、この子もこうに違いない』と思い込んでしまいがち。もちろん、環境や遺伝による影響もあるんですが、星を読むと、子どもには必ず、その子だけの才能や特徴が備わっていることもわかるんですよね。たとえば、『人に褒められやすい』とか『賞を取りやすい』とか。そういう“運”のようなものを知っておけば、子どもの魅力を埋もれさせず、むしろ輝かせる子育てができるんじゃないか、と考えたのが出発点です。

僕はこれまで20年ほど鑑定をしてきましたが、その中では、子育てに関するお悩みもたくさん聞かせていただきました。リピーターさんも多いので、時を経てお子さんが大人になっていき、『やっぱり〇歳頃にこういう変化がありましたね』と“答え合わせ”ができることも。この本では、積み重ねた経験から見えてきたものも広く届けられたら、と考えています。

子育てって、親子共に白紙の状態から予行演習もなく始まるもの。ぶっつけ本番であらゆる選択や決断をすることになり、それによって子どもの未来が左右される……本当に、“壮大なクエスト”ですよね。それに踏み出すときに、幅広い家庭に向けて書かれた育児書とはまた違う、一人一人の子どもにピンポイントでカスタマイズできるものがあれば、すごく心強いんじゃないかな、と。5千年にわたって受け継がれてきた星の叡智と、1万人以上を鑑定してきた僕なりの解釈が混ざり合ったものなので、頼れる“地図”になると思います」



占い初心者にも楽しめる、前向きで実用的な1冊

ページを開くと、子どものホロスコープから、性質を見抜く方法、“キャラ変”を予測する方法、向いている習い事を知る方法……たくさんのトピックが並んでいます。たとえば、生まれたときの水星の位置からは思考パターン、火星の位置からはやる気が出るとき、金星の位置からは心を満たすもの、がわかるのだそう。情報は盛りだくさんながら、占い初心者にもわかりやすい言葉や表現で伝えられているのが印象的です。

「この本の目的は、“占いを子育てに活かす”ということ。占星術では、よく幸運の星・木星や、試練の星・土星の位置を見ますが、これらは社会の中での役割や課題を表す“ソーシャル天体”なんですね。子ども、特に幼児や児童の場合は、“パーソナル天体”である水星や火星や金星の位置を見るのがおすすめ。また、親子や家族の関係をよくするには、プライベートを表す月の位置を見て、そこからわかる、相手の価値観を尊重することも大切です。

おそらく、この本を手にとってくださる方の多くは、子育てに悩みを抱える親御さん。日々、仕事や家事と並行して子育ても頑張っているのだとしたら、あまり時間がないかもしれないし、すぐに答えを知りたいかもしれない。占いの専門用語を知らなくてもスッと読めるように、でも役立つ情報はしっかり得られるように、書いたつもりです。

特に気をつけたのは、お子さんたちを、枠に当てはめすぎないようにすること。『本にこう書いてあるからこうなんだ!』と決めつけて、他の才能をつぶしてしまってはいけないので、いろいろな可能性を感じながら読んでいただけるようにしよう、と意識しました。

占いというのは、受け取り方によっては、制限や呪いにもなりかねないんですよね。僕は、人を傷つける呪いの本ではなく、前向きで実用的な本を作りたかった。これを読んで、『うちの子にはこんないいところもあったんだ』『これからの成長も楽しみだな』と感じてもらえたら。そして、実際に子育てに活用することで、家庭にハッピーなモーメントが増えたらいいな、と思っているんです」

子育て中の方はもちろん、あらゆる年代や立場の方へ

SNSでは、この本について「書きながら涙した」と明かしていたyujiさん。

「執筆を始めた頃は、『子育ての経験がない僕が、子育てをテーマに書いていいんだろうか』と思ったこともありました。でも、書き進めていくうちに、自分自身や親との関係を見直すこともできたんです。『小さい頃、こうしてほしかったな』と気づけたり、『でも親の星もこうだから、こうなったんだな』、と理解できたり。昔の出来事と向き合うことで、深い癒しや許しを得られたんですよね。

そう考えると、この本は、子育てはもちろん、そのほかにもいろいろな場面で活用してもらえるのかな、と。僕のように自分の小さい頃を振り返るのもいいし、自己分析に使って今後の生き方のヒントにするのもいい。周りの友人や仕事相手のことを知って、人間関係を円滑にするためにも役立つと思う。子育て中の方はもちろん、かつて子どもだったすべての人たちに読んでもらいたいですね。

たとえば、子どもに関しても『この部分に関しては、親があれこれ口を挟まず、本人の意思で決めればいいのかも』と思えたり、自分に関しても『こんな風に時間を使うと心が満たされるんだな』とわかったり。そうすると、時間にも心にも余裕が生まれて、より高い精度で子どもや自分をトリートすることができる。もともとの自分たちの個性に合った過ごし方ができるから、人生を充実させられると思うんですよね。この本を、そんな風に使ってもらえたらうれしいです」

大切なのは“自分の声をよく聞くこと”

yujiさんの目には、今のLEE世代はどう映っているのでしょうか。最後に、読者を取り巻く状況を踏まえて、アドバイスをいただきました。

「LEE世代というと、時代がドラスティックに変わり始めた頃に、ある程度、大人になっていた方々だと思うんです。世の中が大きく動いていく中で、焦燥感や閉塞感を抱えながら、自分自身をどうチェンジしていくかを模索している方が多いのではないでしょうか。『自分もアップデートしなきゃいけない』という意識はある一方で、外圧があったりお手本が少なかったりして、『実際にどうすればいいのかわからない』……というような。

世の中的には、多様性の時代になって可能性が無限に広がった。けれども、個人的な指針は見つからない。その場合、一番大事なのは、“自分の声をよく聞くこと”だと思います。

“自分の声をよく聞くこと”とは、直感を信じること、違和感をすくいとること。実は、これは真面目な人や協調性を重んじる人ほど苦手な傾向があるので、トレーニングは必要かもしれません。たとえば、何人かでお店に入ってメニューを決めるときに、みんながごはんを食べようとしていても『私はパフェ!』って注文しちゃう。ある意味、“空気を読まない”ようにするんです(笑)。

ここで、同調圧力に負けてしまうと、星の流れに乗れず、自分に向いている道、うまくいく道とは真逆に行ってしまう。だから、自分の“want”を最優先して、やりたいこと、食べたいもの、行きたい場所を、人に合わせない。そうすることで、自分が好きなものや避けたいことがわかり、今の周波数にぴったりのものをキャッチできるようになるはずです。

2027年の上半期は、まさにプライベートや子育てを見直すのに適したタイミング。自己主張をしてもいい時期だから、『私はこうしたい、こう扱われたい、こうして生きていきたい』と、どんどん伝えていくといいですよ。そんなふうに意思や希望を表現していくうちに、きっと自分らしい生き方ができるようになると思います」

書籍情報

●書名:『星で読む、子どもの人生の羅針盤「その子らしさ」を深く知る20のヒント』
●著者:yuji
●定価:1870円(10%消費税) 
●判型:A5判
●ページ数:192ページ
●集英社 刊

撮影/神ノ川智早 取材・文/藤本幸授美

藤本こずみ Kozumi Fujimoto

ライター

1979年、兵庫県生まれ。雑誌やWEBで、インタビュー、ライフスタイル、占いなどの記事を執筆。趣味は、テレビドラマ鑑賞&リラクゼーションスポット巡り。夫、長男、長女との4人暮らし。兵庫・東京の二拠点生活に挑戦中。

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