先日100日目を迎えた息子。
札幌から私の父が来てくれることになり、お食い初めをやりました。
鯛の塩焼き、煮物、なます、蛤のお吸い物、お赤飯、歯固めの石。
きっと当日はバタバタとテンパっちゃうんだろうなーと思い、何十回も頭の中でシミュレーションし、なますと煮物は前日に作っておいて、蛤と鯛はスーパーで予約しました。
鯛はスーパーで鱗と内臓を処理してくれたので後は焼くだけ!ありがたや~。
でも鯛のエラの部分に飾り塩をするのを忘れてそこだけ焦げてしまい、まるでもみあげのよう(笑)
あっちゃーー!と、小菊をリボンみたいに飾ってごまかしました。(こうして見ると、なんのごまかしにもなってないですね ^_^;)
お食い初め用の器は、いつも仲良くさせていただいている梅花亭の女将さんが作ってくださいました!
す、素晴らしい…(感動)
右の2つは何年か前にいただいたもので、左の3つが今回いただいたお食い初め用の器。
手馴染みも良く、ほっこりした雰囲気や模様もとても素敵!息子の名前入りで一生の宝です♪
しかも!お食い初めの日をお伝えしたら、お赤飯までくださいました!!
もち米の甘さとモチモチ感と絶妙な塩加減が相まって、本当に絶品です。
皆様神楽坂にお越しの際はぜひお土産に~♪
女将さんの器に盛り付け、旦那はムービー担当、私は写真担当、父良男は抱っこして食べさせる(真似)担当と、たくさんの大人たちに見守られ行われたお食い初め。
当の本人はというと、、、
ギャン泣きでテーブルに足をかけて突っぱねてます…(笑)
まあ、そうだよね…(笑)
鯛よりパイがいいよね…(笑)
でも一応これで一生食べる物には困らない、と、願いを込めたせめてもの親心がほんの少しだけ満たされました。
よく仕事が生業として成り立っていることの表現を、「この仕事で食べている」とか「食べていけている」って言いますよね。
なんでそんな風に言うのかなと、子供の時に不思議に思っていました。
東京に出てきて一人暮らしを始めたある日曜日、いつものように笑点を見ていた時のこと。
ふと「ああ、ご飯って当たり前に出てくるものじゃないんだ。これからは自分で用意をしなくちゃいけないんだ。そのためにはお金を稼がなきゃいけないんだ。」と、至極当然のことをしみじみと感じました。
モデルとして「食べていける」ように頑張ろう、と。
食べることは生きること。
どうかこの子がひもじい思いをしませんように。
温かいご飯とお味噌汁、少しのおかずを毎日お腹いっぱい食べて、幸せな眠りにつけますように。
これって贅沢な願いでしょうか。
贅沢かもしれませんね。
でも願わずにはいられないのです。
親というのはこういう欲深い一面もあるんですね。
あわよくば旬のものを美味しいと感じられる豊かな心になってほしいな、とか(笑)
ほんと、欲深いですね^_^;
そして今回、大役を果たすために慣れない飛行機に乗ってはるばる東京に来てくれた父良男。
ありがとうね。おかげで楽しい時間が過ごせたよ。
ぜひとも今度は憧れの新橋のガード下に飲みに行ってね(笑)
息子はご飯を、父はお酒を、一生おいしく楽しめますように。(o^^o)
ああ、欲深い(笑)
はまじ
浜島直子 Naoko Hamajima
モデル
1976年、北海道生まれ。NHK総合『あさイチ』などに出演中。本誌でも大好評の私服や、母として奮闘中の日々の様子はここから!
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