私の『好きな食べ物』は?さつまいもとグラタンとシフォンケーキと思い出の味を振り返る。古賀及子さん著『好きな食べ物がみつからない』をきっかけに。【LEE DAYS club eringo】
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LEE DAYS リーデイズ
2026.07.03 更新日:2026.07.08
「好きな食べ物」について考える場面は、意外と多いですよね。誰かに尋ねられたり、自己紹介で話したり…。そんな何気ない質問なのに、いざとなると、コレと一つに決めるのは案外難しいことに気づきました。最近読んだエッセイ、『好きな食べ物がみつからない』(古賀及子さん著)をきっかけに今回は、自分の「好きな食べ物」について、改めて考えてみたいと思います。
私の「好きな食べ物」は?
一旦、思いつくだけの自分の好きな食べ物を考えてみます。栗、桃、いちご、文旦、干し芋、焼き芋、いももち、干し柿、焼き鯖寿司、だし巻き卵、食パン、パンドロデヴ、スコーン、シフォンケーキ、パネットーネ、塩バタークレープ、富澤商店のカレーカシューナッツ、カルビーのポテトチップスうすしお味、小梅グミ(前のver.)、とろべ〜、モスチーズバーガー、ミスタードーナツのショコラフレンチ(復活してほしい!)、海老蒸し餃子、小籠包、おでんの厚揚げ、海老、カニ、グラタン…。
思いついた順に書き連ねましたが、きっと忘れているだけで、他にも好きな食べ物はあるはずです。そう、思いつかないだけで…。
▼3年半ほど前のプロフィールをあらためて読んでみたら、こんなことを書いていました。

好きな食べ物は「さつまいも」。

書き連ねている中で出てきたのが、焼き芋、干し芋、いももち。「さつもいも」に関するものが3つも並びました。そうなんです、私はさつまいもが好きなのです。今は、寒くなくてもスーパーやコンビニでいつでも焼き芋が買える時代です。わが家は息子も好きなので、買い物に行ったついでにおやつ代わりに焼き芋を買うこともしょっちゅう。温かいのはもちろんですが、冷めても美味しいのが焼き芋です。
そして干し芋。干し芋は、子どもの頃から大好きなおやつの一つです。昔、石油ストーブの上でじわじわとゆっくり焼いて食べた干し芋は、今やトースターで手軽に焼いてばかり。焼き芋と同じく、今は夏でも干し芋が買えるので、こちらもわが家ではよく登場するおやつです。夫が出張の際、茨城県のアンテナショップでお土産に買ってきてくれる様々な種類の干し芋は、その年のグランプリだったり、紫芋の干し芋だったり、こちら岐阜ではなかなか買えないものが多いので、楽しみの一つとなっています。
いももちは、小柴製餅所のもの。ほぼ毎年お取り寄せしているほど、家族みんな大好きなおやつです。いつもは手抜きしてトースターで焼くことが多いのですが、ふと、小さな鉄製のフライパンで焼いてみたら、焦げ目がとても香ばしく、最高に美味しく焼けました。バターを垂らしても美味しいです。

「好きな食べ物はさつまいもです。」
好きだけど、野菜や果物の中で一番好きなのものは、やっぱり栗かもしれません…。
好きな食べ物は「グラタン」。
子どもの頃、外食するときによく頼んでいたのがグラタンです。伯母の家にお泊まりするときも、伯母に「晩御飯、何が食べたい?」と聞かれると、ほぼ毎回グラタンをリクエストしていました。フライパンでバターを溶かして、小麦粉を入れて炒めて、少しずつ牛乳を加えて伸ばしてホワイトソースを作る。この工程を伯母と一緒にやりながら、グラタンの作り方は自然に身につきました。具材は海老とマカロニが定番で、熱い熱いと言いながら食べたグラタンは、今でも懐かしの味です。余談ですが、児童書こまったさんシリーズも、グラタンのお話は何回も繰り返し読みました(笑)。
そして、グラタン好きが高じて、自然とグラタン皿にも目が向くように。クリスマス会など、親戚みんなで取り分けて食べる時はIKEAの大きなガラス製のお皿、家族で取り分けて食べる時は丸いスフレ皿、それぞれ食べる時は1人分のグラタン皿…と、人数や入れる量によって、グラタン皿も使い分けています。


「好きな食べ物はグラタンです。」
悪くないかも。でも、いろいろなお店の食べ比べはあまりしたことがないし、経験が少ないように感じてしまう…。
好きな食べ物は「シフォンケーキ」。
閉店してしまった今ではもう食べられませんが、大好きだったのが、近所の欧風菓子店のシフォンケーキです。まだ小学生だった頃に初めて食べて衝撃を受けました。見た目の大きさに反して、驚くほどふわふわで軽くて、シュワっと口溶けのよいケーキの虜になりました。そのお店では、コーヒーシフォンケーキとレモンシフォンケーキの2種類のシフォンケーキが売っていました。わが家は母が誕生日にケーキを焼いてくれるので、誕生日以外で何かお祝い事やご褒美的なことがあった際には、私はそのお店のシフォンケーキをホールでリクエストしていました。
お菓子作りに目覚め、自分でお菓子が少しずつ作れるようになってきた頃、オーブンに付いてきたレシピ本の中に、シフォンケーキの文字を見つけたときのときめき!中学生当時、シフォンケーキ型はまだ私が住む地域ではあまり見かけない道具だったので、製菓材料店をやっとの思いで見つけ、シフォンケーキ型を購入できたときは、それはそれは嬉しかったことを、今でもはっきりと覚えています。
シフォンケーキ型もサイズ違いで4種類くらい持っていますが、一番よく使うのが17センチのトール型で、この型を使うとスタイリッシュな高さが出るので気に入っています。シフォンケーキは娘も大好きなお菓子なのでリクエストされることが多く、事あるごとによく焼くのですが、簡単そうで奥が深く、何回焼いても型から外す時はドキドキします。生クリームはあまり得意ではありませんが、シフォンケーキに添える生クリームだけは特別で、シフォンケーキは生クリームを添えて食べるのが一番美味しいと思っています。


「好きな食べ物はシフォンケーキです。」
好きだけど、私にはちょっと可憐すぎるし、面白みに欠ける気がしてしまうので一旦保留にしておきます…。
きっかけになった本/古賀及子さん著『好きな食べ物がみつからない』

つい最近読んだ本です。こちらの本の存在を知ったのは、先日聴いた平野紗季子さんのポッドキャストがきっかけです。このポッドキャストでは、平野さんがゲストの方に好きな食べ物を3つ挙げてもらうコーナーがあるのですが、ゲストの上白石萌音さんはこちらの本を読まれてから、自分の好きな食べ物についてあらためて考えるようになった、という趣旨のお話をされていたのです。私も読んでみたくなりました。
私は普段あまり本を読まないのですが、この本は半日で(私にとっては速いのです…)一気に読んでしまったほど、とても面白かったです。著者の古賀さんが、自分の好きな食べ物を一つずつ「本当に好きか?」検証していく過程が実に面白く、とっておきの言語感覚に魅了されました。
そして、この本を読み終わった後、「はて、私の好きな食べ物は何だろう?」と、その問いに真剣に向き合いたくなったのです。
好きな食べ物はどれも「思い出の味」。
先ほど、好きな食べ物を1つに絞りきれないので、たった3つですが、思いつくままに自分の思いを書き出してみました。すると、どれもが私の大切な思い出の味でした。
古賀さんが著書の中でおっしゃっているように、私も自分の「好きな食べ物」は何か考える中で、食べ物と向き合い、自分自身とコミュニケーションができたように思います。
でも、まだ「私の好きな食べ物はこれだ!」と言えるほど、腹をくくることはできていません。古賀さんも決めるまでに4ヶ月もかかったというのですから、私も焦らずじっくりと自分自身と向き合いながら、「好きな食べ物」を決めたいと思います。決まったら、またこちらでご報告するかもしれません…。
あなたの「好きな食べ物」は何ですか?
おまけ:好きな食べ物は「母が昔作ってくれた誕生日ケーキ」。

母が家族の誕生日に必ず焼いてくれたケーキ、私も弟も大好きでした!ちょっとキメが荒くて固めの食感でしたが、逆にそれが絶妙な美味しさで忘れられなくて。先日、母が参考にしていたレシピ本を見つけて大興奮!そのままのレシピで作ってみました。デコレーションもあえて昭和っぽく(笑)。家族や両親、弟にも大好評でした!私の原点の味かもしれません。
「好きな食べ物は、母が昔作ってくれた誕生日ケーキです。」
今のところ、好きな食べ物のかなり上位に食い込んでいます。

eringo
46歳/岐阜県 事務パート
夫、娘(20歳)、息子(13歳)の4人家族。パンやお菓子、季節の手仕事が大好きです。お気に入りのうつわに盛り付けて、妄想カフェを楽しむ時間も癒しのひとときです。おしゃれ、グルメ、美容、ハンドメイドなど、いろいろなことに興味があります。朝ピラティスをマイペースに続けています。どうぞよろしくお願いいたします。
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