英国のアーティスト、リンダー スターリングの日本初の個展「Linder: Goddess of the Mind」の東京巡回展が2026年6月25日から8月16日、シャネル・ネクサス・ホール(東京・銀座)で開かれます。
この個展は、今春、KYOTOGRAPHIE2026(京都国際写真祭2026)の公式プログラムとしても公開され、大好評を博しました。東京会場では一部作品が変更となり、今回のために制作された最新作6点が新たに展示されます。
既成概念に挑み続ける、フォトモンタージュ作品

Photograph: birrer
Digital print from original negative on photographic paper
Courtesy of the artist and Modern Art © Linder
1970年代後半のパンクシーンから登場したリンダー スターリングは、写真やフォトモンタージュを大胆に用い、女性表象や身体に関する既成概念に挑みつづけています。50年以上にわたり制作されてきたフォトモンタージュ作品は、発表当時と同様に、今日においても切実で挑発的な力を持ち続けています。

Silver bromide photographs
from original negative in 14 parts
Courtesy of the artist and Modern Art © Linder
独創的なコラージュで新たな女性像を表現

Photomontage
Courtesy of the artist and Modern Art © Linder
シリーズ「Pretty Girls」(1977年)では、成人向けグラビア誌の女性イメージを再文脈化し、また 「The Principle of Totality」(2012年)では、45点のモノクロのポートレートに口紅を引いた口元を重ねることで、視線の支配的な力と、女性像が構築され消費される存在であることを浮き上がらせています。

Photomontage
Courtesy of the artist and Modern Art © Linder
※本展では口元のコラージュがそれぞれ異なる45点のイメージが並ぶ作品「Principle of Totality (Version I) (2012)が展示されます。
リンダー スターリングの独特なビジュアル言語は、マン レイやベルリン・ダダで活動した唯一の女性アーティストであるハンナ ヘッヒの写真やフォトモンタージュ、さらにはシュルレアリストの夢幻的な挑発から影響を受けています。
イメージを可変的な素材として扱うことで、美しさや軽やかさ、ユーモアをもって既存の枠組みに挑戦しています。
鮮烈な印象を残すフォトモンタージュ作品の数々をぜひこの機会に。
【Artist Profile】リンダー スターリング

リンダー スターリング(Linder Sterling)
1954年リバプール生まれ。現在はロンドンを拠点に活動している。
2025年2月にはロンドンのヘイワード ギャラリーで大規模回顧展「Linder: Danger Came Smiling」を開催。その後、インヴァリース ハウス(エディンバラ)、グリン ヴィヴィアン アート ギャラリー(スウォンジー) を巡回し、2026年7月から10月までグランディ アート ギャラリー(ブラックプール)で展示予定。
作品は、パリ市立近代美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)、アーツ カウンシル コレクション(ロ ンドン)、DESTE現代美術財団(アテネ)、アイルランド現代美術館(ダブリン)、MoMA(ニューヨーク)、テート モダン(ロンドン)などのコレクションに収蔵されている。
【展覧会名】LINDER: GODDESS OF THE MIND
●会期:2026年6月25日(木)~ 8月16日(日)
※会期中、関連イベントを実施します。詳細はシャネル・ネクサス・ホール公式サイトをご確認ください。
●開館時間:11:00 – 19:00(最終入場18:30)
※イベント開催時は変更あり。(6月25日は16:30閉館)詳細はシャネル・ネクサス・ホール公式サイトをご確認ください
●入場無料・予約不要
●会場:シャネル・ネクサス・ホール(中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング 4F)
●主催:シャネル・ネクサス・ホール
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