肉、焼き方、味つけを変えるだけで、様々な顔を見せてくれる「しょうが焼き」。
人気料理家のわが家の味、最終回は、Makoさんのレシピをお届けします。
3男1女を育て上げたという、イタリアンマンマのような頼もしさのMakoさん。食べ盛りのお子さんのごはんにお悩みの方、必見です!
「子供が食べ盛りのピーク時に、部活男子女子を満足させた厚切りしょうが焼きです。肉の消費量が1回に2㎏と大量すぎて、薄切り肉ではフライパンで焼けなくなり、大きめの厚切り肉に。しょうゆを片面だけ塗って、焼き色がつくのを誘うのがコツ。黒こしょうもたっぷり振ります。鍋などの重しをのせて片面を7割焼けば、もう片面は余熱調理でやわらかく」
わが家の肉
片面だけにしょうゆを塗る
肉は1.5㎝厚さで1枚200gくらいのトンカツ用。冷蔵庫から出して30分以上おき、常温に戻すのがマスト。片面だけにしょうゆを塗り、黒こしょう、粉を振る。これできれいな焼き色に。
わが家の焼き方
鍋などで重しをして片面だけ焼く
しょうゆを塗った面から7割火を通すつもりで焼く。肉を入れたフライパンにアルミホイルをかぶせて重しをし、時々、押さえる。裏返したら火を止め、再び重しをのせて余熱調理に。
わが家の味つけ
しょうがもにんにくもたっぷり!
しょうがは皮ごとすりおろすと風味が強く、栄養価も高い。にんにくもたっぷり入るので、スタミナがつくスパイシーな味。
肉のうま味が残ったフライパンで煮詰め、ソースとしてかける。
お箸で食べやすいよう肉は切り分け、七味入りマヨネーズも添えて。サラダやおすましを添えれば、男子も満腹のメガ盛り定食が完成!
材料・2人分
- 豚ロース肉(トンカツ用)……2枚(1.5㎝厚さで1枚約200gのもの)
- しょうゆ(下味用)……小さじ1
- 粗びき黒こしょう、小麦粉……各適量
- サラダ油……大さじ1/2
- 酒……大さじ2
- タレ
- しょうゆ……大さじ2と1/2
- 砂糖……大さじ1強
- みりん……大さじ1しょうがのすりおろし(皮ごと)……50g
- にんにくのすりおろし……大2かけ分
- つけ合わせ
- キャベツの千切り……1/4個分(約250g)
- みょうがの千切り…… 2個分
- 青じその千切り……10枚分
- 貝割れ菜(根を切る)…… 1パック分
- トマトのくし形切り……1/2個分
- マヨネーズ……適量
- 七味唐辛子……少々
作り方
- 豚肉は30分ほど室温において戻す。
- ①の肉の片面だけに下味用のしょうゆを塗り、粗びき黒こしょうをたっぷり振り、小麦粉を軽く振る。
- フライパンにサラダ油を熱し、肉を2 枚重ねてトングでつかみ、立てて脂身の部分を焼き色がつくまで焼く。しょうゆを塗った面を下にして並べ、アルミホイルをかぶせ、鍋をのせて重しにする。強めの中火で2 分30秒ほど焼く。
- 焼き色がついたら裏返し、肉にかからないよう酒を回し入れ、火を止める。再びアルミホイルをかぶせ、鍋をのせ、2~3分余熱で火を通す。
- タレとつけ合わせのトマト以外の材料を、それぞれ混ぜる。
- ④の肉を食べやすく切って器に盛り、つけ合わせを添える。空いたフライパンにタレを入れてトロッとなるまで煮詰め、肉にかける。マヨネーズを添え、上に七味唐辛子を振る。
楽しみ方アレンジ
「しょうが焼きが余ったら、野菜やごはんと生春巻きにするとおいしい!生春巻きの皮をぬらし、青じそ、サラダ菜、スライスチーズ、細切りにした肉、つけ合わせのキャベツ、ごはん、マヨネーズをのせて巻きます。マヨとケチャップを混ぜたオーロラソースで。お弁当にも便利」
撮影/鈴木泰介 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子 撮影協力/UTUWA
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