作り方がシンプルだからこそ、肉・タレ・焼き方次第で、味わいが変わる「しょうが焼き」レシピ。
そこで気になるのが、人気料理家達の「わが家の味」。LEE10月号では、4人の料理家に、秘伝の味、スゴ技をうかがいました!
第3回目は、斬新な味の組み合わせが楽しい、平野由希子さんのレシピ。
ナンプラーとミントの風味で、甘さ控えめのエスニックな味をお楽しみください。
「和食はしょうゆ味が多いので、ナンプラーを使うと目新しい味に。ナンプラーは火を通すと香ばしくなるので、しょうが焼きにはぴったりです。仕上げにミントを控えめに加えると、爽やかな香りも。フライパンの熱を十分に伝えるため、2回に分けて焼き、焼くのは肉の片面だけ。もう片面は余熱で火を通します。これがやわらかく焼き上げるコツですね」
わが家の肉
肉は3枚ずつ焼くと香ばしくなる
しょうが焼き用の肉を香ばしく焼くには2回に分けて3 枚ずつ焼くのがおすすめ! いじらずに片面をこんがり焼けば、もう片面は余熱でOK。タレをからめる前に8割火を通すつもりで。
わが家の焼き方
脂をふいてからタレをからめる
タレをからめる前に肉から出た余分な脂を除くと、すっきりした味になる。取り出しておいた肉を焼いていない面を下にして戻し入れ、ペーパータオルでフライパンに出ている脂をふく。
わが家の味つけ
最後にミントを控えめに振る
肉にタレをからめて余熱で火を通し、最後にミントを振る。ミントは香りが強いため、入れすぎないように注意して。火を止めてから加えると、フレッシュな香りが生きて、味も締まる。
ごはんにも、ビールにもぴったりのしょうが焼きです。
材料・2人分
- 豚ロース肉(しょうが焼き用)…… 6 枚(約250g)
- タレ
- みりん、酒、ナンプラー……各大さじ2
- しょうがのすりおろし……大さじ1
- 砂糖……小さじ2
- ミントのみじん切り……小さじ2
- サラダ油……小さじ2
- つけ合わせ
- レタスの細切り…… 4~5 枚分
- 香シャンツァイ菜のざく切り…… 1株分
作り方
- タレとつけ合わせの材料を、それぞれ混ぜておく。豚肉は数カ所、すじを切る。
- フライパンにサラダ油を熱し、豚肉の半量を広げて入れる。中火で片面のみ焼き、全体の88割ほどに火が通り、焼き色がこんがりとついたらいったん取り出す。
- 残りの半量も同様に焼き、火を止めて裏返す。②の肉の焼いてない面を下にして戻し入れ、余熱で火を通す。ペーパータオルで余分な脂をふく。
- タレを加えてからめ、最後にミントを加える。器に盛り、つけ合わせを添える。
楽しみ方アレンジ
「このしょうが焼きはパンともよく合うので、サンドイッチにして翌日のランチや子供のおやつにしてもいいですね。パンは何でもOKですが、パンドカンパーニュやトーストした食パンなどがおすすめ。パンの内側にマスタードとバターを塗り、キャベツの千切りとしょうが焼きをはさみます」
次回はMakoさんのレシピです。
撮影/福尾美雪 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子 撮影協力/UTUWA
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