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石川晴美

【ヒョンデ】韓国発の電気自動車「インスター」試乗レポート!日本仕様で「想像以上に走りやすい!」気になる価格、EV補助金もご紹介

  • 石川晴美

2025.06.07

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ヒョンデの新型電気自動車インスターで横浜ドライブを決行

LEEクルマ女子部 ライターの石川です。コンビニで期間限定の試乗会を行うなど、新しい宣伝方法や売り方でSNSでも話題になった「ヒョンデ」の電気自動車「インスター」に試乗しました。

実は韓国車に乗ったのは今回が初めて。日常で乗るとなったときに気になる色々なことも含めてレポートします。

Index
  1. ヒョンデの新型電気自動車インスターで横浜ドライブを決行
  2. ヒョンデ(Hyundai)とは?
  3. インスター(INSTER)が日本初上陸!
  4. 国産車の運転操作との違いは?
  5. 安全性能や走りはどう?
  6. 内装やシートアレンジのバリエーションは?
  7. ドライヤーも使える車って!?
  8. 補助金や購入・アフターサービスは?
  9. インスターはどこで買える?試乗はできる?
  10. あわせて読みたい「車」関連記事

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韓国発の自動車メーカー

ヒョンデ(Hyundai)とは?

ヒョンデ インスター画像

1967年に韓国で設⽴されたヒョンデ(Hyundai Motor Company)は、世界200ヵ国以上で事業を展開。世界の持続可能な未来のために、業界をリードする⽔素燃料電池と電気⾃動⾞技術を搭載した、ゼロエミッション⾞を導⼊するための努⼒を続けている、世界シェア3位の自動車メーカーです。

インスター(INSTER)が日本初上陸!

ヒョンデインスター アトラスホワイト
  • ヒョンデ インスター
  • カラー:アトラスホワイト
  • グレード/車両本体価格:「カジュアル」(消費税込284万9000円)、「ボヤージュ」(消費税込335万5000円)、「ラウンジ」(消費税込357万5000円)の3タイプ。
    この日は「ラウンジ」を試乗しました。

新型電気自動車 インスターは今年4月から日本で販売を開始。

全長3830mm×全幅1610mm×全高1615mmと、韓国では「軽車(キョンチャ)」という軽自動車に近いカテゴリーになるのだそう。日本では5ナンバーで、狭い道でもスイスイ走る、軽自動車とスモールカーの間のサイズです。

フル充電時の航続距離も458kmと、5ナンバーサイズの電気自動車では最長です。(WLTCモード、ヴォヤージュ/ラウンジ・グレード)。自動車専門家が選ぶ世界トップの⾃動⾞賞「2025ワールド・カー・アワード」で、ワールド・エレクトリック・ビークルにも選出され、世界的にも注目が集まっています。

実際に運転してみました

国産車の運転操作との違いは?

運転席に座ると、足元はちょっとした物入れが出ているものの、助手席へはウォークスルーで広い印象。視界が開けていて、メーターパネルはすっきりと見やすい表示です。韓国国内では、車は右側通行が基本でハンドル位置は左側ですが、日本仕様は右ハンドルになっています。ステアリング(ハンドル)ヒーター付きなのも高ポイント!

ヒョンデインスター シフトレバー

近年は、シフト操作レバーやスイッチのバリエーションが増えていて、国産・輸入に関わらず車によって違いがあります。特にインスターの場合は、ハンドルの右後にあるスティック状のシフトレバーを回して操作をするところが特徴的。車のコンパクト具合に合わせた装備の配置がされていて、好印象でした。



安全性能や走りはどう?

ヒョンデインスターの後ろ姿

後ろ姿も丸みがあって、見ているのもかわいいインスターに乗り、みなとみらいエリアを出発して横浜西部へ。

トップグレードの「ラウンジ」で、街中と首都高速などを走りました。日本での発売にあたって、ヒョンデ日本チームが乗車を重ね、日本の道路事情に合うようにサスペンションなどの調整を重ねたとのこと。サスペンションは、乗り心地と操縦性に直接影響が出る重要な部分です。

高速道路上に、ほぼ一定の間隔で現れる道路の繋ぎ目を通過する際に、それがよく分かりました。ラグジュアリーカーでもない限り、繋ぎ目による車の弾みは結構不快なもの。インスターはそれがある程度抑えられていて、快適に高速道でもドライブができました。

その他の運転操作では、回生ブレーキコントロールパドル/スマート回生ブレーキを使えば、アクセルペダルとブレーキペダルの踏みかえ頻度を最小限に抑えられ、エネルギー効率を高めながら、運転による疲労を軽減できるのも助かります。ペダル踏み間違いセーフティアシストや、前方衝突防止アシストは全車標準装備です。

内装やシートアレンジのバリエーションは?

ヒョンデインスターの内装

ボディのポップなデザインもさることながら、内装にもかわいいポイントが散りばめられています。

後部座席は足元がフラットで余裕があり、申し分ない座り心地。用途に応じて、前後席をほぼフルフラットにでき、長い物を積んだり、2人キャンプも叶います。

前席シートヒーター&シートベンチレーションも装備。ヒーター機能で冬は暖かく、ベンチレーション機能で夏は涼しくシートに座ることができます。

※ 前席シートヒーターはボヤージュグレード以上に装備
※ 前席シートベンチレーションはラウンジグレードに装備

ドライヤーも使える車って!?

ヒョンデインスターのフロント

写真の通り、フロントグリル部分に充電ケーブルの差込口があります。

付属のV2Lアダプターを使用することによりAC電源として、なんとドライヤーやホットプレートの電源などにも使えちゃうんです。アウトドアシーンはもちろん、緊急時のライフラインとしても活用できます。

※室外V2L(Vehicle to Load)[100V / 最大出力1,360W]
※ V2L機能は、バッテリー残量が20%から100%の間でのみ使用可能

補助金や購入・アフターサービスは?

ヒョンデインスターラインナップとKアリーナ

電気自動車と言えば補助金の有無も重要です。インスターは¥562,000の補助金が出ると発表されています。また、各自治体の補助金の有無については、お住まいの自治体でご確認ください。

インスターはどこで買える?試乗はできる?

ヒョンデインスター 横画像

購入方法やアフターサービスも気になりますよね。

ヒョンデでは、他のメーカーのような販売店の設置方法と異なり、オンライン販売をするなど、新しい形を取っています。点検整備などのアフターサービスは、Hyundai Customer Experience Center 横浜・大阪の他、提携工場で対応。みなとみらいにある本社ショールームや各地にあるCity Sroreなどでは常設展示がされていて、予約のうえ試乗も可能です。

直近では、6月~8月にかけて全国で試乗会が行われるそう。詳細や予約方法はヒョンデの公式サイトでぜひチェックしてください。

今回は、日本車にはないデザインのかわいい車をご紹介しました。韓国の駐車事情を聞いたところ、日本のように自動車購入時に車庫証明が義務付けられていないことから、家の前に駐車するのがほとんどなのだそう。韓国ドラマでよく見る光景は、リアルなものなんですね。

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石川晴美 Harumi Ishikawa

ライター・消費生活アドバイザー

1975年生まれ、湘南在住。自動車業界、消費者センター勤務を経て、ライフスタイル誌ライターに転身。主婦のお悩み解決記事を数々執筆。日々の癒しは、カフェ巡りとアジアドラマとK-POP。

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