『日産 サクラ』で電気自動車デビューしました
みなさんどんなカーライフを楽しんでいますか? ライターの石川です。
これまで、LEEwebで電気自動車の試乗レポートをお届けしてきましたが、今年に入り満を持して電気自動車「日産サクラ」を購入しました! 航続距離や使い勝手、充電についてなど、セカンドカーとして約3か月前に購入した車のあれこれをレビューします。
『日産 サクラ』グレードG、色はアッシュブラウンを購入

日産 サクラ
カラー:アッシュブラウン
グレード:G
オプション等:大きな部分では、寒冷地仕様車にしています
(助手席シートヒーターやドアミラーヒーターなどが標準装備になるので選びました)
古くなったセカンドカーを手放して早や2年。カーシェアを利用しつつも、子どもの送迎や高齢の親の付き添いなどで細かな外出が増えるのに、家の車は夫が通勤に乗っていってしまうという不便さも感じていて、「セカンドカーがあったらいいな」と思うようになりました。
あえて電気自動車をセカンドカーに選んだ理由

ここ数年、私が電気自動車(以下EV車)に乗る機会が増えて、そのパワフルな走りを気に入ってしまったことが理由のひとつ。車を2台持つなら、1台は環境に配慮したエコカーが良いなとも思っていました。
そして個人的な理由ですが、実はガソリンのセルフ給油作業が苦手。有人店舗が激減していて、もう1台の車はもっぱら夫が給油担当になっています。
数あるメーカーから『日産 サクラ』に決めたワケ

住宅街は車がすれ違いできないような狭い道も多く、運転する距離は片道15分程度の往復などちょこちょこ乗りが中心。運転する距離や維持費を考えると、今の生活には軽自動車がちょうどいいということで軽EV車に狙いを定めました。
メーカー選びの面では、軽のEV車を扱うメーカーが少ないながらも、行動範囲内に整備ができる販売店が複数あることを重視。それは同時に、『充電できる場所も多い』ことを意味します。(充電については記事の後半で)
実際に運転して感じたこと
運転操作は最初に慣れる必要あり

ここで、サクラの運転操作について少しご紹介します。
運転席のカラーディスプレイには、走行中に必要な情報が分かりやすく映し出されます。
左下には常に充電状況と走行残距離が表示されるので、それが充電時期の参考に。車間距離を察知するソナーは反応が良く、バックや縦列駐車時のモニター表示もクリアで見やすくて運転しやすいです。

アクセルペダルの踏み戻しで速度を調整する『e-Pedal』モードにした場合、今までの車と走行感覚が変わるので慣れる必要がありそう。操作は写真右に見えるボタンで切り替えます。このモードにすると、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み替え頻度が減って楽になるので、街乗りする人にはぜひ試してもらいたい機能です。
高速道路でも本領発揮

圏央道などの高速道路も走ってみました。軽自動車での合流って、スピードが出るまでタイムラグがあってヒヤヒヤするものですが、EV車のサクラはその心配が皆無です。アクセルペダルとのタイムラグがほぼ無く、イメージ通りのスピードでぐんぐんと加速、合流ができました。
リチウムイオンバッテリーを搭載している分、ガソリンの軽自動車よりも車両重量と呼ばれる数値が重いのですが、そのおかげもあって段差での跳ねも少なく、暴風でない限りは安定しています。ガソリンの軽自動車を乗ると残念に思う走りの部分が、サクラなら払拭できると言っても過言ではありません。
わが家の充電事情

車の航続距離と充電タイミングの関係
モバイルバッテリーのように、車に乗らなくても少しずつ充電は減っていきます。参考までにわが家の充電事情は次の通りです。※走行状況によって充電の減り方が多少変わります
- 毎日、往復10~20分ほど、距離にすると5~10kmをちょこちょこ乗り
- 上記に加えて週2回ほど、片道40km程度走ることも
カタログ値ではフル充電状態で約180km走れるとのこと。今のところ、充電残表示が50%を切ると充電をするようにしています。ちょこちょこ乗りしかしていない場合は週1回充電。そのときの残量にもよりますが、片道40km走った日は行った先で充電して、帰り途中に充電切れを防ぐために20~30%増やしておくイメージ。乗り方によって変わるのでズバリ何kmとは言えませんが、ガソリン車と同じで「ロングドライブではない限り常に気にする必要はない」という感想です。
どこで充電してる?
購入した販売店やショッピングモールで急速充電のほか、市が設置している無料スポットへ行くことも。数は少ないものの、「電気自動車(EV)」の普及促進を図るために、自治体が設置した電気自動車用急速充電器があります。1回の充電時間が40分まで、最大80%まで充電が可能です。車に乗って充電が終わるのを待ちます。
みなさんの街にも無料スポットがあるかもしれません。購入検討の際には、行政のHPなどで確認することをお勧めします。
販売店を含むほとんどの充電設備は有料で、まれに条件付き無料のスポットもあります。有料の場合は、購入時にメーカーのいわゆる月額サブスクに入る人が多いようです。
サクラなら自宅での充電も可能。ただし家の外に電源があるのが条件です。わが家は100V電源のため、200Vに変換工事をして自宅の駐車場で充電できるようにする予定です(工事費が別途掛かります)。普通充電器になるので、その場合はフル充電まで約8時間掛かります。
補助金申請の流れ

最後は海までドライブした写真を見ながらお金の話を。
- 補助金は事前に調べて販売店に相談&申請をお忘れなく
- 購入時は残価設定型クレジットが主流
まず、車種によって国からの補助金(CEV補助金)額が異なり、申し込みは予算に達し次第終了です。
※中古車 及び 事業用車両はCEV補助金の対象外
サクラの場合は55万円。大まかに言うと、車両価格が高いほど補助金も高くなります。加えて、数万円から数十万円が自治体の補助金として出る地域もありますが、ゼロの所もあります。自治体の補助金は、国のものとは別に申請が必要で、予算が限られている場合がほとんど。今回は購入時期的に国の補助金だけ間に合い、申請は販売店の方にサポートいただきました。
国の補助金は、「一般社団法人 次世代自動車振興センター」から購入者の銀行口座に振り込まれます。わが家の場合は契約の翌々月に入金がありました。そのお金は残価設定クレジットの頭金に充当したため、入金から2か月後に引き落としの形でクレジット会社に支払いました。
補助金を受けた車は、自家用車両の場合4年間、処分(廃棄や譲渡など)をすることができませんので、注意が必要です。補助金の対象車種・補助金額のリストや詳しいことは、各自動車メーカーや、次世代自動車振興センターのWebサイトで確認することができます。
支払いは「残価設定型クレジット」が主流のよう
購入時の支払いについて、販売店の方によると残価設定型クレジットが主流なのだそう。
日産の場合、クルマの価格からあらかじめ設定した数年先の残価保証額(=残価)を差し引いた金額を、月々に分割して支払うというもの。頭金(今回は補助金を充当)を払い、5年間毎月一定額を支払います。5年経過後は乗り換えor同じ車を乗り続けるor車を返却するという選択肢から選ぶ形です。
5年経てばライフスタイルが変わり、他の車に乗りたくなる可能性も高いですよね。他にも諸条件がありますが、月々の負担をなるべく少なくしたい方にフィットしたプランだと思います。
いかがでしたか? EV車について少しでも興味を持っていただけたでしょうか。今後も色々な車に乗ってレポートします!
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石川晴美 Harumi Ishikawa
ライター・消費生活アドバイザー
1975年生まれ、湘南在住。自動車業界、消費者センター勤務を経て、ライフスタイル誌ライターに転身。主婦のお悩み解決記事を数々執筆。日々の癒しは、カフェ巡りとアジアドラマとK-POP。
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