設計士・佐藤荘一さんの自邸
72㎡/6DK/戸建て「家族がそれぞれ好きな場所で好きに過ごせる家」【立体的に続く小さい間取り】
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@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす
2025.03.25
思いきったプランからは学びがいっぱい
72㎡ 設計士の小さな自邸の間取りとセンス

「小さい」という条件があるからこそ、知恵と経験が発揮された設計士の自邸。大胆かつ“なるほど”な佐藤荘一さんの家の間取りです。
立体的に続くスキップフロアで、家族がそれぞれ好きに過ごす
戸建て
72m2/6DK
4人暮らし
設計士 佐藤荘一さん
Instagram:so_sato_house
さとう・そういち●建築事務所で個人宅や店舗などを設計。家族は妻、11歳の長男、8歳の次男。

家族が成長するにつれ、どんな変化があっても対応できる家を、と考えた佐藤さん。
「なるべくそれぞれの空間に優先順位や抑揚をつけず、住んでから住み方を決めたかったんです。それにギリギリまで小さくしたほうがコストを抑えられて、楽しいアイデアも生まれるはずと。そこで考えたのが、田の字を重ねたような間取り。床面の半分をずらしてスキップフロアにすることで、生活が立体的につながるようにしました。1つのフロアは約4.5畳と小さく、個室はありませんが、それぞれが好きな場所で好きに過ごせる空間ができました」(佐藤荘一さん)

1階の土間エリアと2階ダイニングエリアを1.5階から見た眺め。仕切りはなくても段差があることで、それぞれが独立した空間に。

玄関を設けず、掃き出し窓から出入りするスタイルに。1階全体を“靴で過ごす部屋”として、空間を有効活用できるように。
Staff Credit
間取り図製作/前田優子 取材・原文/田中理恵
こちらは2025年LEE4月号(3/7発売)「小さい家の間取りとセンス」に掲載の記事です。
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