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LIFE

高見澤恵美

子供の歯磨きがしんどい。新歯ブラシ&動画で革命…!?

  • 高見澤恵美

2017.03.01

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(C)DISNEY

嫌がる子供の歯を磨くのがつらい!

離乳食スタートの後にやってくる、子供の歯磨きスタート。

だいたい6ヶ月~1歳頃までに開始するケースが多いといわれていますが、「何とかなるでしょ!」と始めてみたら、子供が全力で嫌がり、しんどさMAX……(離乳食とセットでのしかかってくるから余計大変だったりしますよね)。

我が家では、息子(2歳8ヶ月)の歯磨きはほぼ私がひとりで担当しているのですが、「子供の歯を早々に虫歯にしてしまったらどうしよう」というプレッシャーを感じてしまうことも多々。仕上げ磨きも舌による抵抗などできちんとできていない気が。正直自信がありません……。

編集部で働く2~3歳児のママたちも同じく、子供の歯磨きに手こずっている様子。

◇LEE編集部M美宅の場合

「娘2歳も猛烈に歯磨きを嫌がり、夫婦で悩んでいます。足で羽交い絞めにして無理矢理磨いているけれど、毎回号泣されてグッタリ。夜の一日一回が限界です。ちゃんと磨ける日が来るのか不安」

◇LEE編集部J宅の場合

「娘3歳、最近は自分で歯を磨けるようになってきましたが、2歳台は阿鼻叫喚。一歳半検診で虫歯になりやすい体質と言われてしまったので、プレッシャーを感じてしまって、必死になって磨かせていました」

やはり2歳台は特に大変な時期のよう。子供の歯磨きに対して、強い苦手意識を持ちつつある中、クリニカの「オーラルケアセミナー」なるものが開催されるというので、参加してきました。

子供の歯磨きへのモチベーションがアップする情報や、今までの歯磨きを振り返る機会を得ることができたので、皆さまと共有できればと思い、ご紹介します。

歯磨きスタート時期は?乳歯の歯磨きって大事なの?

今回、子供の歯磨きについて、さまざまなデータを元にレクチャーしてくださったのは、ライオン歯科衛生研究所の歯科衛生士、亀田麻未さん。中でも特に印象的だったQ&Aについて取り上げてみます。

(公財)ライオン歯科衛生研究所の歯科衛生士、亀田麻未さんによる講演「ムシ歯ゼロを目指す! 0才からの予防歯科」

Q:1歳過ぎの子供のママからの質問

「いつ子供の歯磨きを始めればいいですか?」

うちも区の歯科検診デビューをさせた1歳半頃までは、歯磨きはいい加減だったように記憶しているのですが、亀田さんによると「乳歯が生えたら始めたほうがよい」とのこと。早めに始めたほうがよい理由はデータからも明らかでした。

<仕上げ磨き>

開始年齢1歳未満だった子→3~12歳で「ムシ歯になったことがない」割合56.7%

開始年齢1歳以上だった子→3~12歳で「ムシ歯になったことがない」割合48.1%

<自分磨き>

開始年齢1歳未満だった子→3~12歳で「ムシ歯になったことがない」割合53.0%

開始年齢1歳以上だった子→3~12歳で「ムシ歯になったことがない」割合49.3%

「仕上げ磨き」「自分磨き(子供が自分で歯ブラシを持って磨く)」を1歳半未満に始めた子供のほうが、3~12歳になった時に「ムシ歯になったことがない」割合が高いという結果が。
なるべく早めに歯磨きに親しんでおくほうが、後々ムシ歯になりにくい、と読み取れます。

Q:2歳過ぎの子供のママからの質問

「子供のムシ歯が心配。子供ひとりではまだきちんと歯を磨けないので、
親による仕上げ磨きはしっかりしています」

これ、分かります。息子も2歳なのですが、自分では本当にいい加減にしか磨いてくれないので、親の仕上げ磨きさえバッチリできれば問題なかろう……と思ってしまいがち。

ですが、亀田さんによると、1~5歳の幼い頃でも、「自分磨き」をしているかどうかが、「歯磨き嫌い」かどうか、に関係している可能性があるそうです。

<仕上げ磨きを嫌がる子の割合>
自分磨きを毎日している1~5歳の子供→14.1%
毎日していないorしていない1~5歳の子供→22.9%

<自分磨きを嫌がる子の割合>
自分みがきを毎日している1~5歳の子供→6.1%
毎日していない・していない1~5歳の子供→15.7%

 

自分磨きを毎日している子供は、そうでない子供にくらべて、「自分磨きも仕上げ磨きも嫌がらずにできる場合が多い」という結果が出ています。

自分磨き、最初は上手に磨けなくても習慣にしたほうが後々楽になりそうですね。

Q:乳歯はいつか生えかわるのだから、虫歯になっても平気。
生えかわってからケアを頑張ればいいのでは?

乳歯のケアに自信がないと、こんなふうに考えがちですが、実は乳歯にムシ歯があると、永久歯にも影響がある場合もあるそう。

歯の生えかわり時期。乳歯は11歳半頃まで使う大切な歯!

 

<歯並び>

ムシ歯などで、乳歯を早期に抜くことになると、その後に生えてくる永久歯が動き、歯並びに影響する場合があるんだそう!!

<歯の色や質>

ムシ歯などで、乳歯の根のまわりに膿がたまると、永久歯の色が部分的にくすんだり、質の弱い歯になってしまうこともあるそう……。気をつけねばですね。

おもちゃのように親しみを持てる、新しい歯ブラシ

セミナーに参加して、幼児期も、小学生の生えかわり期も、乳歯、永久歯どちらもしっかり守ることが重要、とわかり、適当にすませてきたことを反省。歯磨きへのモチベーションがアップしました。

さらに「これは使える!」とやる気がアップしたのが、今年2月に発売されたばかりという「クリニカKid’s」の新ラインアップ。

(C)DISNEY

すぐにでも愛用したいと思ったのが、「クリニカKid’sハブラシ」。

「クリニカKid’sハブラシ 0-2才用」(C)DISNEY

ハンドルが柔らかいゴムでできていて、芯の部分のプラスチックは全体の8%と最低限の割合。横にはしっかり曲がるのですが、縦には曲がりにくいのが特長で、万が一、転等したときなどのお口への負担を低減した構造に。

歯磨きを習慣化するためには、乳児=異物(歯ブラシ)を口に入れられるか、幼児=楽しく歯を磨けるかが重要。この歯ブラシのようにソフトな触り心地なら、子供も喜んで歯を磨くかも?と。

これ、何かに似ているなと思ったら、子供が赤子の時にガシガシ噛んでいた歯がためにちょっと似てます。それと、離乳食の時に使用していたシリコンスプーンにも。

子供がおもちゃのようになじめる素材なので、期待できそう……。

我が家の2歳息子に持たせてみると……

柄の部分を自分でぐにゃぐにゃ曲げて楽しんだ後に、

(C)DISNEY

Eテレの歯磨きソング(イントロ)を自分で歌ってから、大喜びで磨き始めました!!

おぉ~~!!(この後、柄の部分もガシガシ噛んでいましたが……)

これ、普通の歯ブラシは嫌がってしまう2歳児には試す価値あり、かもしれません!

 

最後に、セミナー時に見て、ちょっとうるっときてしまった動画の話を。

こちらです↓。

クリニカの「HAHAHAパーク」…動画「”こどもの歯みがき嫌い”の理由。実は…」篇

4組の親子が仕上げ磨きである簡単な実験をしています。日頃の歯磨きにおける葛藤を思い出して食い入るように見てしまい、1分半くらいからの後半でほろり。(あぁ、息子の歯磨き、楽しい気持ちで取り組みたいな、という気持ちになりました)

我が家でも早速、実験を試してみたところ、息子は意気揚々と歯磨きに取り組んでいました。

皆さんもよろしければお試しください!

高見澤恵美 Emi Takamizawa

LEEwebエディター・ライター

1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。

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