「お刺し身サーモンとアボカドのタルタル仕立て」「サバ缶クリームティップ」「クミン風味の揚げ焼きポテト」「鶏むね肉のハニーマスタードソース」レシピ/
arikoさんの“ビストロ風”つまみセット4品。テーマを決めれば、メニュー決めや器選びに迷わない!
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ariko
2024.11.22
料理の腕より、小さなアイデア!
人を招きたくなる「しゃれ感小皿」
おもてなし料理は、副菜やおつまみにこそ、さりげないセンスを感じるもの。料理上手じゃなくても、食材の新鮮な組み合わせや風味、しゃれた盛りつけ次第。「どうやって作ったの?」と褒められて、作る自分も気分が上がります!
教えてくれたのは
arikoさん
料理家
女性ファッション誌のエディター、ライターであり料理家。日々の料理や食事をポストするInstagram(ariko418)はフォロワー21万人。11月25日に、旅に関する新刊を発売。
テーマを決めれば、献立にもテーブルコーデにもまとまりが
arikoさんの“ビストロ風”つまみSet
おもてなしでは「今日の私はビストロのシェフ!」など“何屋さん”かを決めるとメニュー決めや器選びに迷いません。さっぱり&コクのあるものなど、味のバリエも大切。これらの小皿でおなかを満たした後、スープリゾットなど汁ものでシメるイメージです。
お刺し身サーモンとアボカドのタルタル仕立て
調理時間15分(冷蔵庫で休ませる時間は除く)
「比較的安価な刺し身でも塩と砂糖をまぶしておくと、しっとりスモークサーモン風に。ねっとり濃厚なアボカドとシャキシャキの紫玉ねぎを合わせ、食感の楽しさも演出」(arikoさん)
材料・2~3人分
- サーモン(刺し身用)……1さく(120g)
- アボカド……1個
- 紫玉ねぎ……1/4個
- ケイパー(酢漬け)……小さじ2
- サワークリーム、ディル……各適量
- 砂糖、塩……各小さじ1/4
- A)
- レモン汁、オリーブオイル……各小さじ2
- レモン汁……小さじ1
- こしょう……少々
作り方
- サーモンは7~8㎜角に切り、バットに平らに広げる。砂糖、塩の順に振りかけ、ラップをして冷蔵庫で30分~1時間おく。
- 紫玉ねぎはみじん切りに、ケイパーは粗みじん切りにする。
- ①に②とAを加え、混ぜ合わせる。こしょうを振り、味が足りなければさらに塩、こしょう(ともに分量外)で調える。
- アボカドは縦半分に切り、種と皮を取り除く。1㎝角に切り、レモン汁を振る。
- 器に③と④、サワークリームを盛り合わせ、ディルを散らす。
サバ缶クリームティップ
調理時間10分
「クリームチーズのコクとレモンの香りの組み合わせで、クセのあるサバを、うま味いっぱいの食べやすいディップに。混ぜるだけでOKの手間なしなのに、リターンの大きい味!」(arikoさん)
材料・作りやすい分量
- サバ水煮缶……1缶(120g)
- クリームチーズ(室温に戻す)……120g
- 紫玉ねぎ……1/8個
- A)
- レモン汁……大さじ1
- 塩、黒こしょう……各少々
作り方
- ボウルにクリームチーズを入れ、やわらかくなるまで練る。
- サバ缶は水気をきり、皮と骨を取り除いてほぐす。紫玉ねぎはみじん切りにする。
- ①に②とAを加え、混ぜ合わせる。
クミン風味の揚げ焼きポテト
調理時間15分
「みんな大好きフライドポテト。クミンとにんにくの香りをまとわせれば、おもてなし小皿に変身です。レンジ加熱をしておくと、揚げ時間短縮でラクラク」(arikoさん)
材料・2~3人分
- じゃがいも……2個(400g)
- にんにく(つぶす)……2かけ
- クミンシード……大さじ1
- 塩、こしょう……各少々
- オリーブオイル……大さじ2
作り方
- じゃがいもは皮ごと半分に切り、それぞれラップでふんわりと包んで電子レンジ(600W)で3分ほど加熱する。熱いうちに皮をむき、ひと口大に切る。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、中火で熱する。にんにくにほんのり焼き色がついて香りがオイルに移ったら、①とクミンシードを入れ、表面に焼き色がついてカリッとするまで揚げ焼きにする(にんにくは焦げる前に取り出す)。にんにくとともに器に盛り、塩、こしょうを振る。
鶏むね肉のハニーマスタードソース
調理時間20分
「粉をまぶして焼きつけた鶏肉に、甘酸っぱいソースがとろりとからみます。小ぶりカットでも満足できるよう、しっかりめの味つけにしています」(arikoさん)
材料・2~3人分
- 鶏むね肉(皮なし)……1枚
- 薄力粉……大さじ2
- 塩……少々
- A)
- 粒マスタード、ハチミツ、酒、しょうゆ、水……各大さじ1
- 酢……小さじ2
- こしょう……少々
- オリーブオイル……大さじ1
作り方
- 鶏むね肉は3㎝幅程度の大きめのそぎ切りにして塩を振り、5~10分おく。
- Aを混ぜ合わせる。
- フライパンにオリーブオイルを入れ、強めの中火で熱する。①に薄力粉を薄くまぶして入れ、両面香ばしい焼き色がつくまで焼く。
- ③のフライパンの汚れをキッチンペーパーでふき取り、②を入れる。中火にかけ、照りが出るまで煮からめ、器に盛る。
しゃれ感がさらに増す 盛りつけTips
複数の小皿もトレイなどにのせると一体感が
種類の異なる小皿を並べると食卓が華やぐ一方、雑然とした雰囲気になる可能性も。そんなときに、ぜひ取り入れたいのがトレイ使い。「今回はトレイの代わりに大皿に、2つの小皿をオン。バゲットとそれに塗るペースト類などをまとめてのせると、一体感が出ますね」(arikoさん)
器はワントーンでそろえつつ、異素材で表情を。服と同じ発想です!
「テーブルコーデは、ワントーンでそろえれば初心者でも間違いなし。その際、同じ黒でもマットなもの、色ムラの素敵なもの、温かいものは金属製の小鍋に……など、異なる質感を組み合わせるとメリハリがつきます。服のワントーンコーデでも同じですよね」(arikoさん)
Staff Credit
撮影/鈴木泰介 スタイリスト/山口裕子 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE12月号(11/7発売)「人を招きたくなる「しゃれ感小皿」」に掲載の記事です。
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