LIFE

“睡眠最優先”な人になる!

多忙なあの人も睡眠最優先だった!

【OURHOME Emiさんの睡眠】「どんなに忙しくても、睡眠時間をたっぷり取らないとダメなんです」

2024.06.20

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睡眠時間、環境、快眠のコツを公開

LEEでおなじみのアクティブなあの人、実は寝ています!

活躍している人ほど、実は睡眠最優先だった! 多忙な中でどのように睡眠時間を確保しているの? いい睡眠のための工夫も聞きました。

寝るだけですごいアドバンテージ! 心にも体にも余裕が生まれます

Emiさん

お話を伺ったのは

Emiさん

「OURHOME」主宰

音声メディアVoicyにて『暮らす働く“ちょうどいい”ラジオ』を配信中。これまでに著書は19冊、6月末には新刊『今日から変わる わたしの24時間』(大和書房)を発売予定。

Sleep Time Table
Emiさんの睡眠ルーティン

13:00

午後からはカフェインをとらない

17:00

仕事終了

17:00~18:00

整体などメンテナンス時間。この間に15分ほど仮眠をして、仕事の疲れを回復

18:30~19:30

夕飯、晩酌は早めに終わらせる

20:00~21:00

入浴、動画を見ながらヨガ

22:30頃

アイマスク、レッグウォーマーをして就寝



夜9時就寝で体調がよく、時間のゆとりでメンタルも安定

OURHOMEでの仕事に、人気を集めるVoicyの収録、家事や暮らしのこと、双子のお子さんの予定……。多忙を極めるEmiさんですが「どんなに忙しくても、睡眠時間をたっぷり取らないとダメなんです」と話します。

「学生時代から夜は眠くて受験勉強もできなかったのですが、20代の頃に残業で寝るのが遅くなったり、出産後に昼夜逆転したりしたのが本当にしんどくて。また、独立してから少しの間は、仕事のボリュームとかかる時間の見積もりが甘く、夜まで働いていたことがあり、この頃は体調を崩しがちでした。風邪もよく引くし、2カ月に1回ぐらい扁桃腺が腫れて点滴を打つなんてこともありましたね。

当時は夫の帰宅が遅かったので、先に寝るのも悪いかなと思い、帰ってくるまで待っていたりもしていて、どんどん睡眠時間が削られていました。そんなとき、夫が仕事でドイツに単身赴任することになって。思いきって子どもたちと一緒に夜9時に寝るようにしたら、こんなにも違うのかと思うほど調子がよくなったんです! 体調が安定して、日中も元気に活動できることを体感してから、夜9時に寝て朝6時に起きる生活を、約10年間続けていました。

子どもたちが中学生になった今は、塾などで帰宅が遅いので、それに合わせて10時半頃寝て、5時45分に起きています。ただもともと長く寝たいタイプなので、これでは睡眠が足りていないみたいで。最近は、仕事が終わった夕方に15分ほど仮眠をして疲れを取っています。仕事の後に整体などの予約を入れることがあるのですが、施術を受けている間に集中してぐっと眠ることも(笑)」

Emiさん

家事をやり残して寝ても「朝にやると決めた!」と意識を変えるとラクに

Emiさん

日中忙しくて家事ややりたいことができないと、つい夜更かしをしてしまうことも。Emiさんはどのように睡眠時間を確保しているのでしょうか?

「仕事をできるだけ効率化して17時には終えるようにしているので、夕方に習い事のダンスに行ったりと、自分の時間を取っています。家事は私もやりきれないことがあって、特に9時に寝ていた頃は、食器を洗い残して寝ることに罪悪感がありました。でも、あるとき『私は家事をやり残しているんじゃなくて、朝にやると決めたんだ』と思うようにしたんです。同じことでも、自分が選んでこうしていると思うだけでラクになれて。優先順位は人それぞれですが、睡眠時間を捻出するなら、このように家事への意識を少し変えてみてもいいかもしれません」

あらためて、Emiさんが感じる“睡眠を最優先にすること”のメリットとは。

「体調はもちろんですが、メンタルがすごく安定するんです。睡眠が足りていないと焦るし、時間に追われているような気持ちになるんですよね。睡眠貯金が十分にあると、こちらから時間を追いかけている感覚に。1日快活に過ごせて仕事もはかどるし、寝ないで夜の時間にねばるよりも、たくさん寝てから頑張るほうが結果的に効率がいいんじゃないかなと思います。携帯電話の充電と似ていて、20%ぐらいの充電で心配して焦るよりも、90%の充電で心の余裕を持っていたいなと。たっぷり眠ると、私自身も充電しているような感覚になります。自動で心も体も回復してくれて、寝るだけでアドバンテージが生まれる。こんなにいい機能を使わない手はない!とつくづく思います」

Emiさんの快眠アイテム

Emiさん愛用のアイマスク

Emiさん愛用のアイマスク。子どもたちが後に寝ることも多く、リビングの明かりが気になるときも、光をやわらげてくれる。

OURHOMEのレッグウォーマー

OURHOMEのレッグウォーマーは、寝ているときに上がってこないようにかかとまでおおえるタイプを使っているそう。

おやすみヨガ、スリッパなど眠りにいい習慣を取り入れる

睡眠を大切にしているEmiさんが、いい睡眠のためにしていることは? 実践しているルーティンを教えてもらいました。

「カフェインをとると眠りに影響がある気がするので、コーヒーなどを飲むのは午前中まで。お酒も寝る直前ではなく、できるだけ早い時間に飲み終わるように気をつけています。寝る前は、動画を見ながらおやすみヨガで体をほぐして。動画もたくさんあるのでどれがいいか迷うのですが、もう何年も同じものを見ながらやり続けていて、ひとつ自分に合うものを決めておくと効率的なのかなと思います。どうしてもヨガをやる時間が取れないときは、足の裏をくっつけてあぐらの足の形でそのまま横になって眠りにつくと、股関節や体全体が伸びて気持ちよく。

睡眠時のアイテムにもできるだけこだわっていて、日中はビルケンシュトックのサンダルをスリッパとして履くと、足裏の土踏まずが刺激されて最高に快適! 眠りも深くなった気がしていて、今では家族全員が愛用しています。また、今は子どもたちが個室を使っていて夫婦はリビングに隣接した部屋で寝ていて。音や光が気になるので、光を遮るアイマスクは必須。着るものも、OURHOMEのワンピースタイプのパジャマとレギンスでストレスなく、以前は足元の冷えでかなり悩んでいたので、就寝中の冷え対策にレッグウォーマーも欠かせません」

さらに、こんな心がけも。

「この2年間毎日、食べたもの、起床時間、仕事開始時間、就寝時間を手帳に書いています。睡眠はもちろん、やりたいことをやるためには健康第一だと思っているので健康記録をつけるようにしているんです。書くことで、もっと早い時間に寝よう、体にいいものを食べようなどと、より意識が高まる気がしています」

Emiさん

For Good Sleep

家事はやり残したのではなく「朝にやると決めた」と意識を転換

お酒は早めに、就寝前のヨガなど自分なりの睡眠ルーティンを

起床・就寝時間を記録して自分の睡眠を振り返る

LEE100人隊がEmiさんに聞きたい!

睡眠Q&A

スマホやパソコンでのやるべきことも多いと思いますが、寝る何分前までなどと決めていますか?

No.042 くみさん

夜はパソコンは開かないのですが、スマホは特に時間を決めていないので、ついニュースなどを読んでしまうことも。ただ流されるのではなく「この30分はスマホをダラダラ見る」などと決めて、意思を持って見るようにしています。

お子さんがもう幼児ではないので、今は別々で眠られているかと思いますが、一緒に眠っていた時期を振り返り、もっとこうすればよかった、と思うことはありますか?

No.081 springさん

小3まで一緒に寝ていて大変なこともあったはずなのに「もっと寝顔の写真を撮ればよかった」などしか思い浮かばず(笑)。1歳から羽毛スリーパーを愛用していてふとんをはいでも暖かく、心配が少ないのはよかったのかもしれません。

Voicyでビールを嗜まれる話を聞きました。寝酒はよくないと聞いたことがありますが、毎日お酒はどのぐらい飲みますか?

No.097 バマさん

平日は缶ビール1本、ワイン1杯ほどと量を決めて飲みすぎないように。もう少し飲みたいなと思っても、歯を磨いて歯ぎしり対応のマウスピースをして、飲めないようにします(笑)。時間も早く、寝るギリギリまでは飲みません。

Staff Credit

撮影/仲尾知泰 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
こちらは2024年LEE7月号(6/7発売)「“睡眠最優先”な人になる!」に掲載の記事です。

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