LIFE

vol.6

【猫漫画3選】猫好きさんと共有したい!可愛さにやられるオススメ作品

  • 編集やまみ

2024.06.07

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どうしてこんなに魅了されるの?
笑えて泣けて愛が倍増する「猫漫画」

 子どもの頃からずっと、猫が好きです。このコラムを少しでも読んでいただけるようにと開設したXのアカウントは気付けば猫アカさんたちとの憩いの場になっており、スキマ時間にはタイムラインに流れる猫写真を見てニヤニヤ。老若大小種類問わず、なんであんなに可愛いんでしょうか。今回は愛がますます深まる猫漫画3冊をご紹介!

  『ただ大きな猫になりたい』は、人を好きになれず恋愛や結婚を諦めている里香が主人公。一人で生きていくのは寂しいと意を決して念願の保護猫譲渡会に行くのですが、ボランティアの笹川から単身を理由に厳しく断られてしまいます。笹川もまた、恋愛から距離を置きながら孤独を抱えていました。そんな2人が、雨の中2匹の子猫を助けたことをきっかけに“猫の面倒を見る”という目的で同居生活を開始。人間2人と猫2匹、利害の一致から始まった関係が猫を介して温かく育っていく様子に、なんとも優しい気持ちになれる作品です。前足ふみふみやアクロバティック寝相など、さりげなく描かれる猫あるあるもたまりません♡

 猫漫画といえば優しい絵柄が多い中、『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』に出てくるのは“呪い顔の猫”(笑)。『富江』シリーズや『うずまき』などホラー漫画家を代表する伊藤先生ならではの、独特なタッチの猫たちが怖可愛い! 「呪い顔の猫がこの家に来るなんて、認めんぞ~!!」と言いながら、いそいそとキャットタワーを建てたりひっかき防止シートを壁に張ったりする漫画家J(=伊藤先生)。絵柄は怖いのにエピソードのひとつひとつに可笑しみがあって、かえって猫たちへの愛が伝わります。白目で描かれる、猫好きの奥様との掛け合いも最高!

 おじいさんとおばあさんが、保護猫カフェから来た猫と暮らす様子を描いた『猫の菊ちゃん』は、1編が2、3ページと読みやすいのに読後はじんわりと温かい気持ちに。猫と暮らすことで、毎日が小さな幸せの積み重ねであることに気付かせてくれるような一冊。味のある絵はおじいさん、優しいストーリーはおばあさんが担当だそう。

 そっけないのに甘えん坊で、薄情に見えてつらいときは寄り添ってくれる。ごはんも遊びも鳴き声ひとつで人間を自在に動かす猫の魅力に、まずは漫画から浸ってみませんか?

猫のお世話でつながる新しい人間関係

『ただ大きな猫になりたい』原作・筒井テツ/漫画・多喜れい

恋愛や結婚を諦めている里香は、念願の保護猫譲渡会で”単身者であること”を理由に断られてしまう。同じく孤独に疲れた男性と出会って――。 人間2人と猫2匹の不思議な同居生活にほっこり。1巻~ ¥759 講談社

気付けば”呪い顔の猫”にハマっているはず

『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』伊藤潤二

『富江』シリーズなど日本を代表するホラー漫画家・伊藤潤二先生が猫漫画を⁉ 外国種の仔猫”むー”と、呪い顔の甘えん坊”よん”に日々翻弄される様子がとにかく笑えます。写真も可愛い!
全1巻 ¥660 講談社



菊ちゃんとの温かい暮らしに癒される

『猫の菊ちゃん』湊文

保護猫カフェから来た三毛猫の菊ちゃんと、おじいさん、おばあさんの日常を描いたエッセイ漫画。味のある絵で紡がれる愛情たっぷりの暮らしを見ていると、温かな気持ちに。2巻~ (各)¥1100 KADOKAWA

編集やまみ

LEE編集部

ファッション担当ですが、子どもの頃から漫画好き。90年代りぼん・なかよし・ちゃお・るんるん・別マ・花ゆめ・少コミ・デザート・ジャンプ・マガジン・コロコロコミック・ガンガンなどを読んで育ってきました。
写真フォルダには、子どもと猫と日本酒の写真が多数。オススメ漫画があればぜひ教えてください。

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