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洗濯王子に習う!流行アイテムの洗い方&しまい方

洗濯ベタの人必見!洗濯上手になれる5つのコツ

2017.02.13

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ウールやカシミアをはじめ、デリケートな素材が多い印象の冬物。コスパブランドの服などは、できれば自宅でケアしたいけど、デリケートなアイテムは手入れの失敗が心配・・・やっぱりクリーニング店に任せるべき?

「実は冬物も自宅ケアが可能なものが多いんです」

そう教えてくれたのは、"洗濯王子"こと、洗濯アドバイザーの中村祐一さん。気軽に自宅ケアができるコツを、さっそくチェック!


自宅でも冬物は洗える! ぜひ洗濯の“セミプロ”に

「自宅ケアは、まずタグの洗濯表示をきちんと見ることから。表示を確認すると、洗濯機洗いや手洗いができるアイテムは意外と多いもの」と中村さん。

「家事の中でも、例えば料理だと“セミプロ”級の人がいるじゃないですか。でも洗濯のテクニックってまだ家庭に浸透してないんです。知識を身につければ汚れは落ちるし、洗えるものの幅も広がって、ケアが楽しくなるはず。ぜひ洗濯の“セミプロ”を目指してください」

新しくなった洗濯表示をチェック

昨年12月に変更になったJISの洗濯表示記号。22種類から41種類に増え、さらに今までなかった数字や記号も。「洗える・洗えない」をどう判断すればいいのか?中村さんに解説していただきました!

洗濯処理

「これまでの手洗いマーク、洗濯機マークはなくなり、家庭で洗濯ができるものは、基本は洗濯桶のマークが描かれるように統一されています。桶の下に描かれた1本線、2本線は、洗濯できる強さを表しています。1本線は弱い、2本線は非常に弱いの意味。ドライコースで優しく洗うようにしましょう。桶に×印がついているものは、水で洗うと、にじんだり、縮むなど、家庭での洗濯が難しいものが主。セルフケアは避けるようにしましょう」

漂白処理

「漂白剤の種類も細かく書かれるようになったので、表示に従ったケアを」

ウェットクリーニング

今までなかったWの意味は?
「クリーニング店でのみ水洗いが可能な素材という意味です。これは、技術のあるプロが仕上げを行うならばきれいな状態を保てるということ。一般の家庭では仕上げが難しいデリケートな衣類です」

旬アイテムの洗濯表示をチェックしてみよう!

  • コスパカシミアニット
  • ロングニットカーディガン
  • フェイクレザージャケット
  • プリーツスカート
  • ウール混のパンツ
  • ライトダウンベスト

この冬、特に人気の高かった旬なアイテムたち。
素材や形状の印象では自宅でのお手入れは難しそうに見えても、洗濯表示記号を確認してみれば、実はセルフケアが可能というケースも!

洗濯機で洗えるものは・・・

ロングニットカーディガン、プリーツスカート、フェイクレザージャケットには洗濯機使用OKの表示あり。

「ニットカーディガンはネットに。ポリエステル製のプリーツスカートも洗濯機OK。ネットに入れ、ほかの服の金具への引っかかりを防ぎましょう」

手洗いのものは・・・

ウール混のパンツ、コスパカシミアニット、ライトダウンベストの3点は洗濯表示で手洗いに指定されていました。

「ウールは縮みやすいので、表示に従って手洗いが安心。カシミアでも、クリーニングに出さずとも手洗いOKなものもありますよ」

※自宅で洗えないものもあります。必ず洗濯表示をご確認ください。

これができれば洗濯上手に!

 洗濯表示は必ずチェック。どう洗えばいいか書いてあります

「まずは洗濯表示記号をきちんと見ましょう。洗濯機を使うべきか、手洗いにすべきか、クリーニング店に頼むべきなのかがわかります。適切な方法をきちんと見極めることが洗濯上手への第一歩!」

 弱アルカリ性と中性、洗うものによって洗剤を使い分ける

「洗剤は大きく分けて3種類。洗浄力が強い順に、弱アルカリ性の粉末洗剤、同じく弱アルカリ性の液体洗剤、そしておしゃれ着用の中性洗剤。洗浄力が強いほど生地への負担も大きくなります。泥汚れなど汚れがひどく、傷みに強い生地の場合は粉末洗剤、デリケートな素材の冬物は中性洗剤と上手に使い分けて」

 「水の温度を上げる」と、汚れが落ちやすくなる

「表示を見て問題がなければおすすめなのが、40℃くらいのお湯で洗うこと。水よりお湯のほうがぐっと汚れが落ちやすくなります。高機能の洗剤を買うより、まずはいつもの洗剤でお湯を使ってみて」

 「つける時間を長くする」と、汚れが落ちやすくなる

「洗い桶や洗濯機に衣類と洗浄液を入れて、しばらくそのままつけておくだけでも、洗剤が浸透して汚れが落ちやすくなります。洗剤を替えたり、こすり洗いなど面倒なことをしなくても『時間』が洗濯物をきれいにしてくれます」

 冬物は洗う頻度を減らしてケアを優先

「肌に直接触れるものは毎日洗いたいですが、ニットであれば週1や、5~6回に1回、アウターならシーズンに1~2回のお手入れでOK。その代わり、ブラッシングなどのケアを習慣にしましょう」


次回は実践編!洗濯機で洗えるアイテムからお届けします。
撮影/鈴木静華 スタイリスト/高橋美帆 取材・原文/高見澤恵美
※商品の価格は本体価格(税抜き:2017年2/7発売LEE3月号現在)で表示しています。
詳しくは2017年2/7発売LEE3月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら

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