スタイリスト福田麻琴さんが指南
2023冬【30代・40代におすすめのピンクコーデ】浜島直子さんが着る!主役に、アクセントに…
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浜島直子
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福田麻琴
2023.12.06
Hamaji in Pink!
このキュン♡が私たちに必要です
浜島直子さんやっぱりいいね!「大人のピンク」
LEEとは15年来のお付き合いになるはまじこと浜島直子さん。〝らしさ〞あふれる等身大の カジュアルスタイルはいつだって LEE読者の憧れの的です。
そんな、はまじが「大好きな色」 というのがピンク。 年を重ねるにつれ、敬遠したり、 難しく感じる人も多いけど、 実は今、大人に似合うピンクが 続々登場しているんです。
もっと自由に、自分らしく。 〝大人とピンク〞のいい関係について、 はまじの私服や着こなしセオリーと ともにフィーチャーします!
ピンクのコンバース・オールスターは、ネットで見つけたMade in USAのデッドストック。30代半ば、〝ピンクマスター〞として歩みはじめた頃に出会った一足です(下記参照)。
このコンバースをはじめ、はまじの私物がたっぷり登場。それぞれのストーリーと着こなしをご堪能あれ!
私物とともにプレイバック!
はまじの『ピンク』HISTORY
はまじの私服クローゼットの中から、特に思い入れのあるピンクアイテムをピックアップ。〝はまじとピンクの物語〞を、ひもときます。
普段のカジュアルに取り入れやすい〝服以外〞からスタートしました
30歳
【30歳頃】
dosaのストール
身につけるものでピンクのアイテムを買ったのは、このストールが初めて。それまでは、お財布やポーチなど小物どまりでした。
このストール、ピンクの中でも、かなりキツめの色みですよね。このピンクだったら、〝弱さ〞よりも、〝強さ〞のイメージでまとえるから、とだいぶとがった気持ちで手に入れた記憶があります
【30代半ば】
CONVERSEのハイカットスニーカー
全身ネイビーの着こなしに、ポンと一点、ピンクのスニーカーを履いていたマーク・ジェイコブスの姿に一目惚れ。すぐにネットで探して購入したのが、このデッドストックのコンバース。甘いピンクだって、〝カッコよく〞身につけられるんだと気がついた、きっかけでもありました。これからも、一生、手放さないと思います
【30代後半】
suzuki takayukiのスカジャン
大草直子さんをラジオのゲストにお呼びしたとき、スカジャンをまるで自分の肌のように着こなしてらしたのがとても印象的で。〝私も大草さんのように、おしゃれの海を自由に泳ぎたい!〞と思っていたときに、出会ったのがこのスカジャン。
大草さんのスカジャンはピンクではありませんでしたが、私が見つけたのはピンク。偶然とはいえ、自由というキーワードのもとに、ピンクとの運命を感じます
40歳
【40代半ば】
ヂェン先生の日常着のバルーンパンツ
40歳直前に出会ったスカジャンをきっかけに、気負いなく、淡いピンクを身につけられるようになっていきました。10年ほど前から、黒や白など、毎年1本くらいずつ買い足してきたバルーンパンツ。2年ほど前には、桜色のような淡いピンクを購入。
ピンクだから、という気負いもなく、単純に、〝可愛い〞〝着たい〞という、フラットな気持ちで手に入れました
【今年】
LetraとFatima Moroccoのかごバッグ
今年の夏、北海道から遊びに来ていた小学校からの親友と、『アコメヤ』で見つけたのがこのレトラのメルカドバッグ(右)。何十年かぶりで、お揃いで購入しました。
多分、ピンクのバッグをお揃いで買うなんて、昔だったら恥ずかしくてできなかったはず。今だからこそできた楽しみで、思い出の一点になりました。
ファティマモロッコ(左)は展示会で見て、普段なら黒を選ぶのですが、このビビッドなピンクのストラップに惹かれてしまって。どちらもコートの季節にこそ活躍してくれそうです
to be continued
40代の今。やっとピンクと、素直に付き合えるようになりました
実は、私がピンクと素直に付き合えるようになったのは、40代に入ってからなんです。
〝ピンク=甘さ”に直結すると思っていた20代の頃は、他人からなめられたくないという意識があったのでしょう。ピンクを選ぶこと自体が弱い自分をさらけ出すというか、媚びているような気がして、まったく手を出せなかったんです。まだまだ若くてピチピチしていたから、ピンクの華やかさがトゥーマッチに思えたというのもあったかもしれません。
30代に入ってからは、徐々にピンクを取り入れられるようになったものの、他人の目を気にする自意識過剰な感覚は抜け切らず(笑)。 自分の華やかさやオーラのなさを隠すための戦闘服というか、〝鎧”代わりに、ピンクを身につけていた気がします。
40代になり、他人目線で物事を判断しない、〝自由”な自分に成長した今。やっと、ピンクと対等に向き合えるようになりました。年を重ねることで関係性が変わっていった私とピンク。その現在形を、お届けできればと思います。
浜島直子さん
今だからこそ気負わず楽しめる!
はまじの「ピンクRules」
毎日の着こなしの中で、大人が無理なくピンクを楽しむコツは? はまじが実践しているルールに乗せてご紹介します!
Pink Rules: 01
「グレーと合わせる」
ピンクの服を身につけはじめたとき、一番取り入れやすかったのが、グレーとの組み合わせ。黒や白など、主張が強い色に合わせると、ピンクの甘さが立ちすぎてしまうような気がして。
グレーになじませるように着ればほら、"育ちのいいやんちゃな男の子"みたいな、品と遊び心が融合した着こなしになるはず。こなれたパーカと端正なパンツの組み合わせは、そのやんちゃな男の子の代表的なスタイルです
By Hamaji
エイトンのユニセックスパーカは、夏の終わりに購入したもの。
お店にずらっと並んだ服の中で、このピンクがひときわ輝いていたんです。古着っぽいくすんだ色みが気に入っています
By Hamaji
Pink Rules: 02
「辛めに着る」
ピンクはそれ自体が甘くてフェミニンだから、できるだけ辛く仕上げるのが、大人がピンクを素敵に着る大前提だと思っています。デニムと合わせることが多いこのスカジャンを、今日はスタイリストのマコチン(福田麻琴さん)が、なんとデニムの上下にコーディネート。さすが!
ちょっと攻めた着こなしでも、やりすぎに見えないのも、ピンクの力ですね
By Hamaji
ほんのり光沢感のあるスズキタカユキのスカジャンは、代々木上原にあるセレクトショップ『ペールジュート』で購入。
年を重ねたら、もっともっとカッコよく着こなせそうだなと、ワクワクさせてくれる一着です
By Hamaji
Pink Rules: 03
「きかせるなら小物から」
いつものコーディネートに、発色のいいピンクの小物をきかせるのって、多分、ピンクの口紅をさすのと同じ効果があるんじゃないかな。ベースは普段の私なのに、それだけでつやが加わって血色がよくなるというか。もちろん、気分だって、ぐっと上がる。
ストールは、ピンク初心者も取り入れやすいアイテム。アームウォーマーも、このシーズンらしくて可愛いと思います
By Hamaji
ストールをきかせたピンクのタートルは、はまじが昨年から愛用しているソージュの定番カットソー。
薄手で着心地がよく、このカットソーなしでは、もう冬を越せないと思ってしまうくらいヘビロテしています。ピンク以外にも、実は4色所有。今年も買い足す予定です
By Hamaji
Pink Rules: 05
「決め込みすぎず、自由に楽しむ」
これまではワンピースの下に仕込んで着ていた、ピンクのペチコートパンツ。発想を広げて、潔くピンクのニットと一緒に着たら、たちまちメインのアイテムへと進化しました。ピンクもフリルも、本来の甘さを忘れるくらいカッコよく見えるから不思議です。
これも、他人の目を気にしなくなった、40代ならではの発見。"自分に由来する=自由"なおしゃれの醍醐味です!
By Hamaji
ニットとペチコート、異素材をミックスすることで、奥行きのあるピンクのワントーンコーデに。
小物で少量の黒を加えると、ピンクコーデのカッコよさがよりきわだちますね。手持ちのアイテムも、〝これがベスト〞と思い込まずに、着こなしを広げていく楽しみを、このピンクが教えてくれました
By Hamaji
Talk about Pink
はまじ×スタイリスト 福田麻琴のおしゃれトーク
“私たち、ピンクとずっと仲よしでいたいね”
今回の特集ではまじのスタイリングを担当したのは、仲よしスタイリストの福田麻琴さん。撮影後も、ピンクにまつわるおしゃべりが止まりません。
どんな色よりも話題になる。ピンクって、やっぱり特別!
ピンクって、一緒に成長する女友達みたいな存在だね
浜島直子さん
40代からが楽しいなんて、こんな前向きな色ってほかにない!
福田麻琴さん
はまじ マコチン、今日は私の服を使って、素敵なコーディネートを作ってくれて、本当にありがとう。さすがだよ!
麻琴 はまじをイメージしてコーディネートを組んだんだけど、はまじって、やっぱりピンクがハマるんだよね。
はまじ そうなのかなあ?
麻琴 黒やネイビーで全身を固めてる印象があんまりなくて、ベージュとかデニムとか、優しい色みをよく着るでしょ。ピンクを加えやすいんだと思う。だから、(9月に行った)パリのお土産で選んだメルシーのトートバッグも(写真下)、迷わずピンクにしたんだよね。
はまじ ありがとう! たくさん持つね。
麻琴 今日の撮影で、私もピンクをもっと着たくなったよ。はまじが言うように、私も若い頃は、ほとんどピンクって着なかったの。あえて避けてたというか。ピンクが持つ甘さが、〝自立したい〟と意気込んでいる自分のマインドに、フィットしなかったんだよね。
はまじ もしかしたら昔はさあ、色が持つパワーに惑わされていたのかもね。ピンクなら甘く見える、黒を着ればかっこいい、ネイビーだったら知的になれる、白で清楚に見せたいとか。今は色で自分がどうこうなるってのは、もう全然なくて、全部の色が、〝オレ色〟みたいなことになってて(笑)。
麻琴 わかる(笑)! 年をとった特権だね。でもさ、色の中でもピンクって、すごく特別じゃない? こんなに話題に上る色って、ほかにないと思わない?
はまじ うん。誰しも小さいときから、いつも心のどこかにピンクがあったんだろうね。ピンクを着ないっていう人も、着ない選択をしているってことは意識をしているわけだから。
私ね、ピンクって、ずっと一緒に年を重ねる女友達のような気がしているの。若いときはライバルだった時期もあったりして、苦労を重ねてわかり合えたりとか。時には励まされたり、高揚させられたり、適度な距離があるんだけど、いつも心の中のどこかにいるみたいな。
麻琴 昔は苦手だったのに、急に仲よくなったりとかね!
はまじ そう。こんなに意識して、ドギマギさせられる色って、ピンクくらいだよね。
I Love Pink
小さいときから、いつだって心の中にあるピンク。年齢とともに付き合い方が変わり、この先も、どんな物語が待っているか楽しみです
By Hamaji
麻琴 それに、年を重ねると、おしゃれの悩みって増えてくるでしょ。あれが着られなくなったとか、ここを隠さなきゃいけないとか。40代になって昔より着られるようになったなんて、こんなに前向きなのも、ピンクならでは。
はまじ 本当だね。この先も、どんなピンクとのストーリーが待ってるのか、楽しみだね。
麻琴 もっと開けてくるのかな? ピンクから始まる第二章のおしゃれ。一緒に楽しもうね!
Hamaji’s Pink
「気軽にはおれるカーディガンは、ピンクの入口としてもおすすめ」(浜島直子さん)
「モードっぽく着られる一着」 (浜島直子さん)
Makoto’s Pink
「面積の小さいソックスは、ピンク初心者にぜひ!」(福田真琴さん)
「セット使いはスタイリングをラクにする裏技です」(福田真琴さん)
「チェックのパンツってトラッドアイテムなはずなのに、ピンクならぐっとモードな一本に」(福田真琴さん)
Staff Credit
撮影/東 京祐 ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/福田麻琴 モデル/浜島直子 取材・文/磯部安伽
※私物は現在販売されていないものもあります。ブランドへのお問い合わせはお控えください。
こちらは2023年LEE12月号(11/7発売)「浜島直子さんやっぱりいいね!『大人のピンク』」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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