SNSをきっかけとした、性犯罪などの怖いニュースも絶えない昨今。
タブレットやスマートフォン、ゲーム端末などから、親の知らない内にオンラインで知らない人とつながっていた!なんてことも。
登録情報によっては、個人が特定される危険性もあるので、親子でコミュニケーションを取りながら、いま一度「オンライン」リテラシーについて見直してみて!
実録!子どものオンライン事件簿03
オンラインゲームで学校が特定されてしまった…!
オンラインゲームで、住所や学校が特定される危険性が。
ゲームのログインの際に、メールアドレスやSNSと連携していると、登録情報によっては、住んでいる場所を特定できてしまう。チャットなどで本人が言ってしまうケースも!
ほかにもこんなエピソードが・・・!
⚫親が気づかないうちにゲームをオンラインにつないでいた!子どものほうが詳しいこともあるので注意。(杏さん)
⚫知らない人とゲーム内で武器のやりとりをしたらしく、個人情報などがバレないかとヒヤヒヤ。(とち丸さん)
オンラインの専門家に聞く!
子どもの身に迫る危険を回避するには?
スマホ安全アドバイザー 鈴木朋子さん
子どもの安全なIT活用をサポート。スマートフォン、SNSなどのIT関連記事を手がけ、わかりやすい解説が好評。『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)など著書多数。2児の母。
ITジャーナリスト/成蹊大学客員教授 高橋暁子さん
SNSや情報モラルリテラシーが専門。執筆、テレビ出演、監修のほか、小中高校大学などでSNS研修講師を担当。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)など著作多数。元小学校教員で中学生の母。
オンライン上で“身バレ”しないためには?
A 情報量が多い動画。映り込みに気をつけて
インスタライブやボイスチャットなどの音声は、気がゆるんで個人情報を話してしまうケースが。
また、動画は情報が多いので危険です。後ろに映り込んだ電信柱に住所が書いてあった、コンビニの⃝⃝店という表記で居場所がわかったなんてことも。制服のままでの撮影も気をつけて!(鈴木朋子さん)
A ボイスチャットでうっかり身バレに注意
身バレの危険性が高いのが、ボイスチャット。ゲームをしながら話していると、〝宿題〞や〝算数〞などのワードで小学生だとバレたり、好きな野球チームの話から住所がわかるなんてことも。
「明日運動会なんだ」といったひと言で、学校名が特定されることもあるのでくれぐれも注意を。(高橋暁子さん)
撮影/柳 香穂(鈴木さん) イラストレーション/藤田マサトシ 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
こちらは2023年LEE8・9月合併号(7/7発売)『子どもの「オンライン」リテラシー大丈夫?』に掲載の記事です。
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