住環境を快適にキープするプロフェッショナルの藤原千秋さんが、LEE100人隊のお宅を隅々までチェックし、除湿&カビ対策を伝授。今回は、100人隊TBりーぬさんの玄関をチェックしました!
ENTRANCE
玄関にしまう靴や傘は、すぐにしまい込まず、一晩乾かして
ぬれた雨具の水分はもちろん、一日履いた靴の中の汗は、すぐに扉の中にしまい込まないのがポイント。シリカゲルや炭など、除湿効果の高い素材を含むグッズをフル活用して!
Point_1
下駄箱は除湿シートを下に敷くのが正解!
「冠婚葬祭用の靴など、使用頻度の低い革靴は気づくとカビが生えていることも。下駄箱には、できれば一段ずつ薄手の除湿シートを敷いて」と藤原さん。
「外出中、扉を開け放って棚の中の空気の入れ替えをするのもありです」と矢口さん。
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Point_2
下駄箱の一番下に除湿剤をセット
「湿気は上から下へ、そして隅にたまります。下駄箱は靴の裏の土や汗の水分など、カビが生える条件が勢揃い。除湿剤を一段ごとに置くのが理想ですが、特に下段の隅に置くのが効果的」(藤原さん)
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Point_3
履いていた靴は、一晩たたきに出しておく
一日中履いた靴は、汗で湿ってしまっているもの。すぐに下駄箱にしまわず、一晩はたたきに置いて自然乾燥を。また、除湿剤を小さくカットして、靴の中に入れるのも効果的。
Point_4
カビ発生率No.1の傘立てはアルコールを
傘立ては水滴がたまる底面がカビの温床になっている可能性大! 晴れた日に傘を干すのと同時に、傘立ての底部分には、気づいたときにアルコール除菌をし、繁殖を予防して。
カビ博士のカビトリビア
カビを吸いすぎると呼吸器系のアレルギーに!?
家に潜む代表的なカビはクラドスポリウム、ペニシリウムの2種。どちらも家庭内のあらゆる場所で生息。吸いすぎると呼吸器系のアレルギーの原因に。気管支や肺に影響する場合も。除湿は健康維持の要なのです。
今回プロに見直してもらったのは
LEE100人隊TB りーぬさん
夫と中学3年の長男、中学1年の長女、小学2年の次女の5人家族。子どものぜんそくが不安。
教えてくれたのは?
住生活ジャーナリスト・ライター
暮らしのプロ 藤原千秋さん
大手住宅メーカーの営業職を経て、暮らしまわりの記事を執筆、監修や企画も行う。LEEwebで「藤原千秋さんの先取りで安心! おそうじ歳時記」も連載中。
●Instagram:funiwara_chiaki
●Twitter:funiwarachiaki
千葉大学真菌医学研究センター准教授
カビ博士 矢口貴志さん
人に対して病原性を示すカビを医療機関と連携して収集し、解析や研究を行う。多くのメディアでカビの正しい情報を発信し、専門書の著書も多数。
他にも「『LEE除湿プロジェクト』始めます!」を公開中!
次回は「ちょっとのことで家じゅうカラッと!クローゼット編」をご紹介。
撮影/名和真紀子 イラストレーション/須山奈津希 取材・文/田中理恵
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合があります。
こちらは2023年LEE7月号(6/7発売)「『LEE除湿プロジェクト』始めます!」に掲載の記事です。
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