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LEE DAYS club clara

女友達と巡る晩秋の金沢 現代アートと歴史に触れる1日目〜五感を研ぎ澄まし心地よく暮らすvol.19~【LEE DAYS club clara】

  • LEE DAYS リーデイズ

2022.11.30

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晩秋の金沢へ

11月のとある週末、友人と久しぶりに1泊2日の旅行に行ってきました。(いつもに増して文章量多めのため、2回に分けてお伝えします)

今年は子どもたちがそれぞれ修学旅行に出かけたり、夫も出張で遠出することが増え、そのたびに「わたしもどこかへ行きたい!」と言い続けていたのですが(行ってくれば?と言ってくれる家族に感謝♡)、旅行支援なるステキな後押しもあり、思い立って決めた旅の行き先は美味しいものとアートの街、金沢!

金沢 街角

街角のいたるところに城下町らしさを感じる金沢、観光スポットがコンパクトにまとまっているため、徒歩で周遊しやすいのも魅力です。

互いに仕事が忙しく、事前リサーチが不十分のまま当日を迎えてしまったのですが(荷造りは前夜にちゃちゃっと)、あらかじめ金沢に詳しい頼れる友人におすすめスポットをたくさん教えてもらっていたので準備万端(のつもり!)で出発しました。

伊藤まさこ あした、金沢へ行く 

こちらも今回の旅行の参考に。間違いなし!の「伊藤まさこ」さんによる金沢案内本『あした、金沢へ行く』。旅ガイド本として持参しました。

最寄駅から金沢までは新幹線で2時間ちょっと。おしゃべりしている間にあっという間に到着です。

駅についてまず最初に目にする鼓門の壮大な姿に圧倒されました。デザインは伝統芸能に使われる加賀宝生の鼓をイメージしているそうで、クラシカルな雰囲気もありながら、幾何学模様の近代的な駅舎との対比がとてもモダンでカッコいい!

金沢駅 

アメリカの旅行雑誌「Travel +Leisure」(トラベルアンドレジャー)のweb版で、世界で最も美しい駅15選に選ばれたそうです。多くの観光客に交じり、ちゃっかり記念撮影してきました。

一日目

初日はホテルに荷物を預け、友人がリストアップしてくれたお店の中から「あげは」さんまでランチに向かい、大行列の最後尾にギリギリで滑り込みました。

あげは 金沢

なぜかこの日は夏日に迫る陽気!じりじりとした日差しを浴びながらも、お店のご主人から頼まれた仕事(わたしたちより後ろに並ぶ方に「今日のランチはお終いです」と伝える役)を任されていたのですが、結構な人数の方にお断りをしました。1時間待ってようやく店内へ。たくさんの色紙が所せましと飾られ、お店の人気ぶりがうかがい知れます。

いただいたのは1番人気の「あげは定食」。名物の手作り練り物は数種類の中から選ぶことができ、友人と迷いながら「白エビ」とご主人おススメの「鰻の肝」をチョイスしました。揚げたてをサーヴしてくださるのですがこれが絶品!上あごの火傷も気にせず、夢中で頬張りました。お造りも新鮮で盛りもよく(大トロはもちろんですが、赤身がこんなに美味しいなんて!)、お米も美味しくて、ついすすめられるまま、もりもり食べてしまった…。

あげは 金沢

ご主人のおしゃべりも楽しく、お客さんを喜ばせようとしてくださるそのサービス精神にもいたく感激しました。店内にいた他のお客さんとのつかの間の交流もいい思い出です。またぜひお邪魔したいな。

(※写真撮影の許可いただいてます)

観光巡り

金沢へ到着して2時間後、既にお腹が張ち切れそうな私たち…(食べたいものリストにあるもろもろに果たして辿りつけるのか?!)その後は(腹ごなしに)21世紀美術館、鈴木記念館、松風閣、兼六園を徒歩で巡りました。

金沢 21世紀美術館 

21世紀美術館人気のプールは事前ネット予約を試みましたが開始直後に秒で売り切れ!残念〜しかしながら無料観覧スペースだけでもフォトジェニックなスポットがたくさんあり、十分に楽しめました。

兼六園 金沢 紅葉

こちら兼六園はちょうど冬の季節の名物「雪吊」が始まっていました。どこを歩いても美しい庭園。お天気も良く、多くの観光客の方で賑わっていました。

ちょうど見頃を迎えた紅葉の美しい並木道を歩くだけでも本当に気持ちがよく、忙しい日常からひと時離れ、友人と家族や仕事、いろんな話をしながら穏やかな秋の散策を楽しみました。

LEEが縁で出会った友人との付き合いも10年以上になります。それぞれ年齢を重ね、お互いに環境は違いますが、会社の中で責任ある仕事を任される立場になった今、様々な葛藤や苦労もある中でも常に向上心溢れる友人からは、いつも学ぶことが多く、人生の先輩としても尊敬する大事な存在です。

金沢 紅葉 

どこを歩いても紅葉が見頃で、散歩をしながら美しい景色に足を止め、しばし見入ってしまいました。

今回ぜひ訪れたい!と思っていた鈴木大拙館は事前の友人からのおすすめリストにも載っていました。3つの棟と3つの庭からなる空間を回遊することによって、鈴木大拙の禅の思想に触れることを目的としているそう。特に「水鏡の庭」は静けさの中に凛とした空気が漂い、神聖な空間の中に身を置くことで不思議と心がすっと落ち着き、いつまでも眺めていたいほどでした。

鈴木大拙館 金沢 禅 哲学

外国人観光客の方も含め、思い思いに静かに過ごされている若い方を多く見受けました。思わず惹き込まれてしまう、大拙先生のお言葉も館内の随所に。不定期に催し物も開催されているようです。

またすぐ近くにある松風閣庭園が素晴らしいお庭で感激!こちらは兼六園を作るにあたり参考にされたという歴史ある庭園で、公開はここ10年程とのこと。有形文化財ですが無料で観覧でき、私たちが伺った時は(学芸員の方でしょうか)お庭の説明をしてくださる方がいらっしゃいました。

松風閣庭園 金沢

散策ルートから池の対岸を見渡すと、赤や黄色に色づいた木々が悠々と茂り、心洗われる神秘的な景色。茶道に所縁のある金森方氏が手掛けた趣のある露地の調和が美しく、しばし見惚れてしまいました。

園内では、鴨が泳ぐ池の周囲にたくさんの木々が生い茂り、苔生す庭はどこまでも静かで落ち着いた雰囲気。また散策ルートには歩行者用の飛び石が置かれていて、これは生育する苔を守るための処置だそう。この日も丁寧に苔の手入れをされている方がいらっしゃいました。



夜の金沢

胃のキャパシティに余裕がなく(お昼の影響が…)、夕食は散歩の途中で見つけた日本酒バーで金沢おでんなどつまみつつ、軽く済ませました。(いえ嘘です。ランチでお店の方に「作りたてを是非!」とおすすめされた漆専門店「能作」さんのカフェで「抹茶蜜葛切り」をつるっと食べてますねぇ…。これも美味しかったな)

日本酒バーでは100種類以上の日本酒の中から、好みに応じてセレクトしてもらった飲み比べセット(一番少ない量にしましたよ)、特に微発泡性生酒 TEN mousseux(テンムスー)がすごく美味しかった~。(時期が来たらネットでお取り寄せしたいと目論んでおります)

軽く飲んだ後、タイミングよくライトアップされていた兼六園を観に、再び夜の散歩に出かけました。

金沢 兼六園 ライトアップ

この日は風もほとんどなかったため、雪吊りが水面に水鏡のように映り、紅葉の朱や銀杏の黄金色が映え、想像以上に美しい景色が広がっていました(そして友人のiPhoneのカメラの性能との違いに愕然とした夜!わたしのiPhone6、そろそろ買い替え時だな…)※この美しい夜景は友人が撮影した写真です。

ホテル

この日の移動距離は2万歩に迫る勢い!ホテルに戻ったころはさすがに足がくたくたでした。バスタブにたっぷりお湯を張り、持参したクナイプのバスソルトを入れて、疲れた身体をゆっくりと休めました。またお風呂上がりにはしっかりセルフマッサージも忘れずに。

SHIGETA リバーオブライフ セルフケア

持参したSHIGETAのマッサージオイル+リバーオブライフ(わたしのお守りレスキューレメディ♡)のエッセンシャルオイルで念入りに足のマッサージしたおかげで疲れも残らずスッキリ。

今回泊まったのはザ・スクエアホテル金沢。スタイリッシュなホテルで、枕元のタブレットを使いエアコン操作ができたりと設備も最新です。

ザスクエアホテル金沢

スーペリアツインルームは、広々としたお部屋に、ソファ付き。バスとトイレが分かれていて、お風呂が広く快適でした。私たちは利用しませんでしたが、大浴場も完備されていました。

次の日は午後から雨の予報。午前中に動ける範囲で動いて、楽しみにしているお店巡りは後半に…とざっくり予定をたて、早めに就寝しました。

次回は「金沢の旅2日目」(この日もひたすら歩きあちこち巡りました)に続きます。お時間ありましたらご覧ください。

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LEEとともに歩んできて、子育てが一段落。自分に目を向ける余裕の出てきたLEEの姉世代の方に、日々の“ほんとうに好きなものと心ときめく時間”をお届けします。

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