ふるさと納税でポイントも貯まる
ふるさと納税の期限が近づいてきました。
2022年度の控除を受けるには12月中の手続きが必要に。まだ済ませていない人は急ぎましょう。
このふるさと納税、一番のメリットは節税効果ですが、お楽しみは自治体からの返礼品。
特に今年は食品の値上げが相次いだため、特別なごちそうというより日常よく消費する食品を返礼品に選ぶのもお勧め。冷凍できるハンバーグや餃子などのお総菜、日々消費する麺類やコーヒー、飲料も助かりますね。
年末年始によく消費する食品が返礼品でまかなえるとなると二重にオトクです。
オトクといえば、自分が貯めているマイルやポイントがもらえるふるさと納税のポータルサイトがどんどん増えています。
たとえば「ANAのふるさと納税」は、寄付金額100円につき1マイルが貯まります。1万円を寄付すると100マイルが貯まるしくみ。
auPAYふるさと納税では寄付金の1%のPontaポイント(au PAY マーケット限定ポイント)が付与されます。
また、決済方法によってもお目当てのポイントを貯めることが。
例えば「ふるさとチョイス」では、PayPay、楽天ペイ、d払い、auPAYなどのスマホ決済が使え、ポイントを貯めるだけでなく、貯まったポイントでもふるさと納税ができるので、二重にオトクですね。
寄付してすぐ使えるポイントが受け取れる新サービス
返礼品をモノではなく、寄付した自治体で使える宿泊券や体験利用券を選べる自治体もありましたが、それだと自宅に送られてくるのを待つ必要があります。
旅行に行くタイミングとあわないこともあり、受け取っても使いにくいと思ってしまいがち。
そんな不便を感じさせない、寄付してすぐに返礼品がわりにポイントなどが受け取れるサービスが増えているのです。
ふるさとチョイスのアプリ「チョイスPay」は、寄付をすると寄付金額の3割以下のポイントを受け取ることができ、そのポイントを現地の店やアンテナショップでの支払いに充てられます。
さとふるはPayPayと連携し、返礼品に「PayPay商品券」を受け取れるサービスを開始。こちらも寄付額の3割のデジタル商品券で、対象となる現地のPayPay加盟店で支払いに使うことができます。
これなら年末年始の帰省や旅行にも間に合いそうですね。レジャーやお土産代に充てれば、ますます上手に節約できそうです。
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松崎のり子 Noriko Matsuzaki
消費経済ジャーナリスト
消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。
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