僕たちも小説をおすすめしたい!
秋の夜長に。とはいっても、小さい子どもがいると眠くて仕方ないのですが。
ぷー:’22BAILA11月号に本の特集があるんだけど、そこに俺らの同期の林くんと森田さんがバーンと登場してんだよ!(ぷーすけとAミツは同期入社)
ミツ:おお、ホントだ。
ぷー:俺、呼ばれてないけど!
やす:林さんは『SPY×FAMILY』、森田さんは金原ひとみさんの担当ですから。
ぷー:おい! 俺だって今月のマネー別冊、かなり気合い入れて作ったんだけど! あ、両A面マネー別冊、ぜひ読んでいただければ。
ミツ:宣伝はいいんだよ。
やす:ちなみに、Aミツさんの代表作ってなんですか?
ミツ:もちろん『しまやん&みつろーのでこぼこちゃんねる』だよ。
ぷー:皆さんご存じの、じゃないんだよ。Seventeen編集部にいた頃(’06年頃)にやってた読者投稿ページ、俺も忘れてたわ。
ミツ:その頃読者だった人が、今はLEEを読んでくれてるかも!
やす:確かに。ありますね。
ぷー:俺も「本は、ページをめくるだけで瞬く間に現実を忘れさせてくれる“避暑地”のような存在なのだ。」とか語りたいんだよ。
ミツ:森田をいじってるだろ。
やす:ここでそれをやりたいと。
ぷー:’22LEE12月号でも、小説特集あるしね。テーマは「癒し」でいこうよ。まず私は中島らもさんの小説です。俺らもうすぐ41歳だし、2児の親にもなったし、真っ当に生きなきゃな、って思うじゃん。
ミツ:まあそうだな。
ぷー:だけどさ、たまに息が詰まりそうになるんだよ。そういうときにらもさんの本を読むと、もっとダメでもいいんだよなって、肩の力が抜けるんだよね。
ミツ:あ、ちょっと似てるかも。俺は遠藤周作作品を。有名な『沈黙』って江戸時代のキリシタン弾圧の話で、ポルトガル人司祭が踏絵を踏むことを迫られるんだけど。そこでの選択に、人の弱さに対するやさしさを感じるというかね。
ぷー:なるほどなあ。Nやすは?
やす:日々に追われて疲れたなと思ったら、実際にありそうだけどどこかおかしい、そんな世界を描いた作品を読むとリフレッシュできて。村田沙耶香さんの『信仰』はまさしくそんな小説です。
ぷー:小説の話、楽しいな。字数が全然足りないね。
ミツ:お前の前半のぼやきがだいぶ長かったからな!
この小説に癒されました
『今夜、すべてのバーで』中島らも
ぷーすけ(40歳)
「らもさんの作品は、弱さや欠落を抱えている人への目線がすごくやさしいなと感じます。この小説はアルコール依存症で入院した著者の実体験ベースなのですが、その内容にしてこのタイトル、渋いです」
(私が手がけた本)
『雅姫のインテリアスタイル』『a Table 雅姫のテーブル12カ月』
『真昼の悪魔』遠藤周作
Aミツ(40歳)
「ひとりの女医が病院内で引き起こすさまざまな事件。“絶対的な悪”というものがあるのか、がテーマなのですが、僕はこの作品を読むと、人間ってそうだよな、と思うとともに、とてもすっきりします」
(私が手がけた特集)
『しまやん&みつろーのでこぼこちゃんねる』(Seventeenの読者投稿ページ)
『信仰』村田沙耶香
Nやす(34歳)
「物語は、主人公が同級生からカルト宗教を始めない?と誘われることから始まります。思いもつかない考えや出来事の連続で読み進めるほどにモヤモヤしてくる、それこそが村田さんの作品を読む醍醐味です」
(私が手がけた特集)
LEE2022年9月号 『「トマト・なす・きゅうり」使い尽くしで最強夏のごちそう』
「神保町(裏)リーメンズ」記事一覧こちらは2022年LEE12月号(11/7発売)「神保町リーマン日記」に掲載の記事です。
おしゃれも暮らしも自分らしく!
1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
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