最新スニーカー大好きスタイリスト 徳原文子さんがお答え!
大人の「マルチカラースニーカー」Q&A
「気がついたら最近は、マルチカラースニーカーにばかり手が伸びる」と言うスタイリスト 徳原文子さん。読者のお悩みをもとに、初心者も愛用者も必見の、おしゃれな攻略法を聞きました!
スタイリスト 徳原文子さん
大人に似合うトレンドをベースにした、鮮度の高いコーディネートを得意とする大人気スタイリスト。「夫も大のスニーカー好き。最新情報を教えてもらうことも多々あります」
Q1
トレンドとはいえ大事に履きたい。今買うべき鉄板の一足を教えてください!
A
マルチカラーのパイオニア、ピエール アルディがやっぱりおすすめです。
「マルチカラー人気の火つけ役と言って過言でないのがピエール アルディ。ホテルのラウンジにも気負いなく行けるくらいの、〝運動靴〞の枠を超えたきちんと感も備えているので、投資する価値は十分あると思います」(徳原文子さん)
シルバー、ブルー、ブラックと、ピエール アルディらしい都会的な配色が光る。ブルーをスカートとリンクさせることで、コーディネートにまとまりが生まれます。
PIERRE HARDY
(ピエール アルディ)
(右)ベリー系とブルーを組み合わせた力強い配色。キューブ柄をプレスした厚底のソールが今っぽさを決定づけて。[TREK COMET]¥84700/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)
(中)サステナブル素材を組み合わせたモデル。オレンジベースは秋冬服に映える色みです。[PLANET TREK COMET]¥93500/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)
(左)モデル着用と同じ/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)
Q2
コーディネートが難しそうで、ついつい尻込みしてしまいます。
A
シック色を選び、ワントーンで着こなすこと。絶対に失敗しません!
「黒や茶、グレーなどの、シックな配色なら挑戦しやすいと思います。例えば無地のワンピースなどワントーンで着こなせば、コーデのアクセントにもなりぐっと今っぽさが漂います」(徳原文子さん)
デイリー使いしやすいランニングモデル。落ち着いた色を重ねたリズミカルな配色が大人向き。複数の素材をレイヤードして構成されたアッパーデザインと厚底の存在感が、シンプルなワンピーススタイルを盛り上げて。
FILA
(フィラ)
Q3
大人がマルチカラーを選ぶときの基準ってありますか?
A
白ベースから始めて、徐々に明るい色へとレベルアップさせてみてはどうでしょう。
「私自身も履く機会が多いのが白ベース。スニーカーの中の一色を引っ張って、着こなしにリンクさせます。これはどんな派手な色のスニーカーになっても共通するテクニックです」(徳原文子さん)
白ベースに濃淡のブラウンとピンクを組み合わせた一足は、着こなしにすっきりした印象をもたらすデザイン。ロングトレンチでブラウンを、キャップでピンクをリンクさせて、とびきりキュートなコーディネートに。
D.A.T.E.
(デイト)
Q4
せっかく買うなら、人とかぶらない一足が欲しいんです。
A
靴紐もカラーを選べば、差がつくおしゃれを目指せます。
「マルチカラーブームに乗って、最近増えてきているのが、靴紐もカラーのタイプ。難しさを感じたら白の紐に替えればいいだけなので、気負いなくチャレンジできると思います」(徳原文子さん)
(右下から時計回りに)透け感素材を施したアッパーが、ケージのような雰囲気を演出。靴紐と履き口のイエローが淡色ベースをキリッと引き締めて。[UB4-S GEL-1130]¥12100/アシックスジャパン お客様相談室(アシックス)
ベージュ×白のボディにくすみピンクの靴紐がしっくりなじんで。通気性と柔軟性も抜群のモデルです。[VENTURI]¥26400/シードコーポレーション(ヴェジャ)
北欧ブランドらしい温かみのある配色が魅力。ネイビー紐は色紐初心者もトライしやすいカラーです。[ALBATROSS]¥10450/シードコーポレーション(カルフ)
1968年誕生の名作「プーマ スウェード」の新作は、スウェードとレザーが入り混じった秋冬らしいカラーリング。カーキ色の紐が大人っぽさへと導いて。[スウェード レイヤーズ]¥12100/プーマ お客様サービス(プーマ)
Q5
この秋の最旬カラーを教えてください!
A
スイーツのような、甘いパステルカラーがトレンドです。
「一目見ただけで、思わず〝可愛い!〞と声を上げたくなるような、キュートなスイーツカラーをとてもよく見かけます。マルチ配色だからこそコーディネートしやすいので、スニーカーを軸にして、新しい色の服に挑戦するのも素敵ですね」(徳原文子さん)
マルティコピーチと名付けられた新色は、何色と言い切れない、ピンク系、オレンジ系、パープル系などのシャーベットカラーをミックスした一足。
VEJA(ヴェジャ)
PHILIPPE MODEL(フィリップモデル)
asics(アシックス)
(右)モデル着用と同じ
(中)ラメ感のあるアッパーに何種類ものカラースエードをちりばめた新鮮デザイン。[TROPEZ X]¥59400/トヨダトレーディング プレスルーム(フィリップモデル)
(左)パープルとライトブルーの清涼感のある配色が、暗くなりがちな秋冬コーデを彩ります。[LYTE CLASSIC]¥9350/アシックスジャパン お客様相談室(アシックス)
Q6
いつもスカートばかり。パンツとの合わせが難易度高く感じます…。
A
スッとしたつま先の、レトロなタイプがパンツと好相性です。
「シンプルすぎになりがちなパンツスタイルにこそマルチカラーが似合うと感じています。先がスッとしたレトロ調の一足なら、足元がすっきり見え、バランスが取りやすいはず」(徳原文子さん)
1996年に復刻されたレガシーモデルはレトロな雰囲気と無駄のないフォルムが特徴。フルレングスの裾から覗く細身のトゥとグリーンをきかせた配色が今の気分にぴったりです。
KARHU
(カルフ)
「『白以外』がアツい!大人のスニーカー100」記事一覧
次回は、白スニーカーから乗り換えて、秋気分にシフト!「ベージュのニュアンスカラースニーカー」をお届けします。
撮影/長田克也(aosora)(人物) 魚地武大(TENT)(物) ヘア&メイク/森 ユキオ(ROI) スタイリスト/徳原文子 モデル/高山 都 取材・原文/磯部安伽
こちらは2022年LEE10月号(9/7発売)『「白以外」がアツい!大人のスニーカー100』に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2022年9/7発売LEE10月号現在)です。
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