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こだわり「マンションリノベ」で私らしい家

【マンションリノベーションQ&A】物件の選び方、価格の相場、どこに相談をしたらいい?プロに聞きました!

2022.04.30

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憧れはあるけれど、未知な面がいっぱい…マンションリノベの素朴な疑問、 プロに聞きました!

物件の選び方や価格の相場、どこに相談をしたらいいのか、リノベーションは未知なことばかり。そこでみんなが気になることをプロに教えてもらいました!

教えてくれたのは
スマサガ不動産 望月茉莉子さん
スマサガ不動産 望月茉莉子さん

住まい探しからリノベまでワンストップの「スマサガ不動産」で、建築設計・デザイナーを担当。クライアントの求める条件やイメージの先に、どんな暮らしや人生を望んでいるのかを見いだす家づくりを、日々研究。

どう暮らしたいのか、自分にとっての“価値”を大切に

素敵な暮らしに惹かれるものの、完成にたどり着くまでの物件選びや設計など、プロセスや費用のイメージが湧かない人も多いはず。

「そもそも中古マンションは、いい立地に建っていることが多いです。交通の利便性や地盤のよさなど、環境のいい土地は、資産価値が目減りしにくい。新築と同じ条件でも、価格はおよそ半額。物件選びの見当がつかない場合も、物件選びから施工まですべて請け負ってくれるワンストップのリノベ専門会社が増えているので、相談してみるといいと思います」

またもう一つの魅力は「すでに建物に人が暮らしている」こと。

「そこで暮らしている人の雰囲気、セキュリティや管理の行き届き方などは、建設中の新築マンションでは見極められない部分です。それらを直接見て肌で感じて“ここに住む価値があるか”を考えられるのは、非常にメリットになります。そのうえで自分たちの好きなことや価値を大切にできるのがいいところ。予算やビジョンを明確にし、きちんと思いを伝えることが、マンションリノベの成功の秘訣です」(望月茉莉子さん)



Q物件を選ぶときにやっておくといいことは?

A室内を一歩出た建物全体、周囲の環境を肌で感じてみて!

駅からの道のりや夜の時間帯の雰囲気、建物の清潔感や趣き、眺めなど、数字では量れない空気感を、内見の際に確認しましょう。リノベをすれば部屋は変えられますが、外側の変えられない部分を好きになれるかは、大事なポイント。

Qリノベーションする前に、調べておくと安心なことはありますか?

Aマンションの管理組合について確認をしておきましょう

修繕積立金や管理費、長期修繕計画を必ず確認しておきましょう。適切な修繕が定期的になされていれば長期間マンションを維持できます。メンテナンスが行き届いているか現地の状況確認と管理会社発行の書面でも確認を。

Qリノベーションのコストは抑えたい、でも後悔はしたくない…

A目に見えない設備投資はある程度惜しまないほうが◎

デザイン性はもちろん、快適に暮らすためには、遮音性や断熱性、水回りの給排水管の更新など目に見えない部分にかける費用が大事。このコストを極端に抑えるよりも、限られた予算で、どう優先順位をつけていくか担当者と相談を!

Qリノベーション会社はどうやって決める?

A気になった会社には、迷わず電話をしてみましょう

物件探しから施工まですべて一社で請け負うオールワンストップの専門会社や大手不動産企業のリノベ部門など、会社は幅広くあります。気になるところは、直接問い合わせを。数社と話してみることで、頼みたい会社が見えてくるはず。

Qリノベーションの予算のイメージがつかなくて…

A差はあるけれど3LDKのフルリノベで1000万円〜が目安

選ぶ素材や広さなどによりますが、今の目安は3LDKのマンションのフルリノベでおよそ1000万円から。ここは手をつけない、既存のものを生かすなど、工夫次第でにコスト削減もできるので、まずはやりたいことの優先順位をつけて。

Qもしリノベーション会社とトラブルが起きたら

Aちょっとでも気になることはこまめに伝えることが大事!

形あるものを生かすので、計画どおりにいかないことも時にはあります。やりとりをメモしたり工事を見学をしたり、施主とリノベ会社側が一つのチームという意識で、すぐ話し合える心地いい関係を築くことも大切ですね。


次回は、イケア、リクシル、MUJI HOUSEの最新リノベーションインフォメーションをお届け!

撮影/須藤敬一 間取り図作成/前田優子 取材・原文/田中理恵
※商品価格は消費税込みの総額表示(2022年4/7発売LEE5月号現在)です。

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