LEE読者から集まったさまざまな声のお悩み。相手に届きやすく魅力的な声になるためのトレーニング方法を、魚住さんがレッスン!
教えてくれた人
フリーアナウンサー・スピーチ・ボイスデザイナー
魚住りえさん
日本テレビでアナウンサーとして活躍後、フリーに。30年間で培ったアナウンス技術を生かした「魚住式スピーチメソッド」を確立。個人レッスンやYouTube配信も人気。
Twitter:rie_uozumi
公式サイト:https://www.rie-speech.jp/
悩み
滑舌が悪いせいで思っていることがはっきりと相手に伝わりません(ともGONさん)。
レッスンのポイント
発声のための筋肉を総動員! 滑舌をスムーズに
「言葉がくぐもる人は、口の開け方が小さく、声の出し方のクセでいつも同じ筋肉しか使っていない可能性も。唇、頬、舌、のどなどさまざまな部分の筋肉を使って声を出すようにしましょう」(魚住りえさん)
LEEチャンネルで魚住りえさんによるレッスン動画もチェック!
METHOD
パマタカラ体操
「パ」と「マ」で唇を、「カ」はのどの奥を、「タ」と「ラ」は舌の筋肉を使います。発声に必要なさまざまな筋肉の動きがスムーズになり、滑舌がなめらかに。
破裂音の「パ」は、唇を閉じた状態から一気に広げて発音。パパパパパ……と息が切れるまで、連続して発音し続ける。
「マ」は「パ」よりさらに強く上下の唇を押しつけて、鼻から息を抜きながら発音。マママママ……と息が切れるまで続ける。
「タ」は、上あごに一度ついた舌を下あごに打ちつけて発音するため、舌の筋トレになる。タタタタタ……と息が切れるまで続ける。
「カ」はのどの奥を締めるようにして発音。のどに力を入れることでのどの筋トレに。カカカカカ……と息が切れるまで続ける。
「ラ」は舌を丸めて舌先を前歯の裏につけて発音。舌をたくさん動かすので、動きがなめらかに。ラララララ……と連続して発音する。
仕上げに一音ずつ続けて「パマタカラ、パマタカラ……」と言う。できるだけ早く、何度も繰り返して言ってみて。
【特集】出会いの春“好印象声”は作れます!
詳しい内容は2022年LEE4月号(3/7発売)に掲載中です。
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/畑野和代 イラストレーション/多田景子 取材・原文/遊佐信子
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