女性も楽しめるスタイリッシュな少年漫画『僕のヒーローアカデミア』第１話を試し読み！

気になるアノ漫画が無料で読めちゃう！　集英社が贈る秋を彩るデジタルマンガ祭「秋マン!!2021」が開催中です!!　各週のラインナップの中からLEE読者の皆さんにオススメの作品を、LEE100人隊やLEEスタッフの熱～いコメント付きでご紹介します。

僕のヒーローアカデミア
堀越耕平

舞台は、世界人口の約８割が何らかの超常能力“個性”を持つようになった世界。“個性”の悪用により爆発的に増えた犯罪を、“個性”を活かして取り締まり、人々を守るために活躍する「ヒーロー」たちは、皆の憧れの存在となっています。

主人公・緑谷出久（いずく）は、中学３年生。“無個性”を理由に「デク」と呼ばれ、バカにされつつも、いつかヒーローとして活躍する日を夢見ています。そんな彼が、とあるきっかけで雄英高校ヒーロー科に入学できることに！　クラスメイトたちと切磋琢磨しながら“最高のヒーロー”を目指す物語が始まります！

アメコミテイストを取り入れたヒーローの描写と、仲間と助け合いながら敵に立ち向かう少年・少女たちの姿を描き、海外でも高い評価を受けるヒーロー漫画の最前線。「ヒーロー漫画なんて男の子のものでしょ？」という思い込みは捨て、ハリウッドのアメコミ映画を見るつもりで楽しんでみては？

“個性”を描くスタイリッシュな描写も見ごたえ満点！

夢に向かってひた走る一途さや、誰かを救いたいという正義感など、ピュアな感覚を思い起こさせてくれる作品です。“個性”を活かして戦うという設定や、多種多様なキャラクターたちが切磋琢磨しながら友情を育む様子などから、自他ともに個性との向き合い方についても改めて考えさせられます。作画がスタイリッシュなところも個人的には好きなポイント。個性が立ったキャラクターたちのデザインや微細な表情の変化、迫力満点のバトルシーンなど、ビジュアル面も魅力満載です。

4歳の少年に突き付けられた残酷な現実

“個性”と呼ばれる超常能力を持つ人が多数を占める中、生まれながらに個性を持たない“無個性”と診断された主人公・緑谷出久。ヒーローに憧れ、いつか彼らのように活躍したいと願う幼少期の出久少年に、下された残酷な診断──それは彼にとって最初で最後の挫折でした。

最初で最後の挫折を乗り越えて

“無個性”と診断された出久も、14歳に成長しました。「人は生まれながらに平等ではない」ということを突き付けられながらも、ヒーローへの夢を諦めず、研究を続ける日々を過ごしています。

勉強出来るだけじゃヒーロー科は入れねんだぞー！

そんな出久を「デク」と呼び、バカにし続けるのが幼馴染・爆豪勝己。二人が通う中学で唯一、偏差値79を誇る国立雄英高校ヒーロー科の合格圏内の成績を誇る生徒ではあるものの、性格にはちょっと難がありそう……。

もう大丈夫だ少年！！　私が来た！

ある日、下校中にヴィラン（“個性”を悪用する敵キャラクター）に襲われた出久。そこに現れたのは、”平和の象徴”と称されるNo.１ヒーロー・オールマイト──小さなころから出久が見続けていた動画のヒーロー登場です！　出久を救うと、オールマイトはさっそうと飛び去って行くのでした。

“個性”がなくてもヒーローは出来ますか！？

憧れのオールマイトに出会えた出久が、オールマイトに聞きたかったこと。「“個性”がない僕も、あなたみたいな最高のヒーローになれますか？」と問いかける出久。

顔を上げた彼の目の前には、見たことのないガリガリの体をした金髪の男はなんと自らを「オールマイト」と名乗ります。オールマイトは、自らの体の秘密を打ち明けるとともに、ヒーローを夢見る出久に対して厳しい現実を告げるのでした……。

“個性”がないと診断されてはいるものの、一度目指した目標にブレずにぶつかっていく出久の姿は、まさに少年漫画のヒーローにふさわしい主人公！　登場人物は多めですが、オールマイトをはじめとする現役ヒーローの先生たちや、ちょっとイジワルな幼馴染・爆豪くんら、出久のクラスメイトたちも文字通り“個性”豊かな面々ばかりです。ぜひ、キャラクターの魅力を味わいながら、王道少年マンガならではのカタルシスを味わってみて！