家計の見直しで「月3万円」の黒字が作れたら、日々の生活だけでなく未来が変わるかも!? 「月3万円」をどこから生み出すのか、そしてどう使うことに意味があるのでしょうか?
「月3万円黒字術」で心も暮らしもラクになる!
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◆【副業の始め方・探し方・気をつけたいこと】副収入だけでなく将来のキャリアアップも!
この記事は2021年2月5日発売LEE3月号「『月3万円黒字術』で心も暮らしもラクになる!」の再掲載です。
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まずは自家保険! その後は目的に合わせて投資をしていきましょう!
いざというときのためにまずは「家計のエアバッグ」を!
今よりも月3万円余裕ができたら、まずやるべきは生活費6カ月分を「自家保険」として貯めるのが最優先と山下さん。
「自家保険は家計のエアバッグ。コロナ禍のような急な収入減があっても慌てたり、不安になったりせずに済みます。生活費6カ月分の貯金がない場合は、とにかく貯めましょう。さらに、車の車検代や子どもの進学費用などこの先5年の間に必ず使うことが決まっているお金も先に貯めるといいです」(FP 山下幸子さん)
すでにそれらのお金が貯められているなら、これ以上貯金を増やすよりも、未来を見据えた投資に回すことがおすすめ。
「今の金利では貯金をしていてもそれほどお金が増えることはありません。未来の収入増につながるような投資をしたり、税制優遇のある金融投資をしたりするほうが老後資金を増やすことにもなります。お金をただ寝かせておくのではなく、しっかりと働いてもらうという感覚が大事です」(FP 山下幸子さん)
自分にとっては何をすることがリターンのある投資にあたるのか、将来どんな生活がしたいかも含めて、じっくり考えてみましょう!
自家保険とは?
何かあったときに使うために、キープしておくお金を「自家保険」と言います。目安は普段かかる生活費の6カ月分です。今回のコロナ禍のように急な収入減があったとき、急な病気などで働けなくなったときにも「自家保険」があれば、当面の生活に困ることなく、家計の立て直しができるのです。
自家保険の次は未来を見据えた投資で可能性を広げましょう!
金融投資
老後資金を早い段階からコツコツ積立投資がオススメ。
「iDeCo(イデコ)は掛け金の全額が所得控除されるため節税効果があったり、運用益が非課税で再投資されるなど、公務員、会社員、専業主婦、自営業などで、掛け金の上限は異なりますが(月額1.2万~6.8万円)、老後が心配な人は検討を」(FP 山下幸子さん)
自分への投資
キャリアアップのために通信教育などで資格取得を目指すのも投資のひとつ。
「まだしばらくは専業主婦でいる予定の人も、社会に戻る準備にお金を使ってみては? ハンドメイドが趣味なら材料費にあてて完成した作品をSNSにアップしてファンを増やすなど、自分の特技を磨くことも投資につながります」(FP 山下幸子さん)
子どもへの投資
子どものためにお金をかけるのも、未来への投資です。オンライン英会話など、親子で一緒に学べるようなものだと自分の学び直しにもなって一石二鳥。
「気をつけたいのは、子ども本人が乗り気でないのに周りに影響されて習い事ばかり増やすこと。予算を決めるなど過剰にならないように注意をしてください」(FP 山下幸子さん)
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合理的に決断できないワケを知って
固定費を見直しましょう!
※詳細は【5つの固定費ケース別節約法!】固定費見直しのジャマをする3タイプの心理現象とは?の記事をご覧ください。
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普段の買い物を意識的にすることで
ラテマネーをあぶりだしましょう!
※詳細は【ラテマネー】40年間すべて投資に回すと約920万円に? FP山下幸子さんが解説!の記事をご覧ください。
A3
本業と家族とのバランスを考えつつ
副業でも稼いでみましょう!
※詳細は【副業の始め方・探し方・気をつけたいこと】副収入だけでなく将来のキャリアアップも!の記事をご覧ください。
「月3万円黒字術」で心も暮らしもラクになる!
◆【約4割の読者の世帯収入が減った】コロナ時代の家計の変化を読者306人にアンケート!
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イラストレーション/沼田 健 取材・原文/古川はる香
この記事は2021年2月5日発売LEE3月号「『月3万円黒字術』で心も暮らしもラクになる!」の再掲載です。
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