『ショコラミルクレープ』
2月
バレンタインに向けてチョコレート売り場が華やいできました。
チョコ好きにはたまらないシーズン。気持ちも華やぎます♪
本日、2月2日は節分ですが、フランスでは、毎年2月2日に、クレープを焼いて食べる習慣があります。
La chandeleur (ラ・シャンドゥレール:ろうそくの日)と呼ばれる祝日で、家族や友人たちとクレープを食べてお祝いするのです。
恵方巻きとめざしで無病息災を願いつつ、おやつにはクレープも食べたい…!
思いがけず、今年は日仏融合のおいしい一日となりました(笑)
今回のレシピは『ショコラミルクレープ』。
カカオが香るクレープ生地にチョコレートクリームをはさんだ、チョコレートづくしのミルクレープです。
手が込んだように見えるミルクレープも、クレープ生地とクリームを重ねるだけと、レシピはとてもシンプル。
クレープ生地はしっかりと寝かせると生地の伸びがよく、口あたりもよくなります。
朝食用に前夜に仕込んで、ひと晩寝かせることも。焼いた生地は冷凍保存することもできます。
また、チョコレートを加えたクリームは 塗っている間にも固くなりやすいので、柔らかめに泡立てることもポイント。
簡単な工程ですが、いくつかのポイントを丁寧に押さえて、作ってみてくださいね。
今年のバレンタインデーは日曜日。
おうちでのんびりクレープ作りはいかがですか?
おいしくて、素敵な一日になりますように…♡
ショコラミルクレープ
【材料】
16~17cm 1台分
・ 薄力粉…… 90g
・ ココア…… 10g
・ 卵……2個
・ 砂糖…… 30g
・ 塩…… ひとつまみ
・ 牛乳…… 300ml
・ バター(溶かす)…… 15g
・ 生クリーム(乳脂肪分35~36%)…… 300ml
・ チョコレート…… 130g
【作り方】
* 牛乳を電子レンジで人肌に温める
* バターを溶かす
* チョコレートは細かく刻む
- クレープ生地を作る。ボウルに薄力粉とココア合わせて振るい入れる。砂糖、塩を加えてざっと混ぜる。
- ①の中央をくぼませ、卵を割り入れる。泡立て器で周りの粉を少しずつくずすようにして混ぜていき、なめらかになるまで混ぜる。
- ②に人肌に温めた牛乳を少しずつ加え、混ぜる。溶かしバターを加えて混ぜ、万能ざるなどでこす。ラップをして1時間ほど冷蔵庫で寝かせる。
- フライパンにバター少々(分量外)を熱し、(テフロン加工のフライパンはそのままでOK。)よく混ぜた③をお玉7分目ほどの量を流し入れる。フライパンを回して、薄く広げる。縁がちりちりとして、表面が乾いてぽこぽことふくらんだらフライ返しを差し込んで裏返し、裏もさっと焼く。乾かないようラップをして冷ます。
- クリームを作る。細かく刻んだチョコレートを湯煎で溶かす。ボウルに移し、生クリームを少しずつ加えてよく混ぜる。なめらかに混ざったら氷水にあて、やわらかい角が立つまで泡立てる。
- クレープ1枚にクリームを薄く塗り広げる。上にクレープ1枚を重ねる。同様にこれを繰り返す。ラップをし、冷蔵庫で30分ほど冷やす。(ナイフの刃をお湯で温め、水分を拭きとってから切り分けると綺麗に切ることができます。)
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。
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