今からでも間に合う! 「小学生〜思春期の性教育の心得」をのじまなみさんが伝授
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LEE編集部
2021.01.09 更新日:2021.09.14
「性教育は3〜6歳が始めどき」と言うけれど、「何もしないまま大きくなってしまった……」という人も少なくないはず。今からでも遅くない、小学生〜思春期の性教育の心得を、性教育アドバイザーののじまなみさんに教えてもらいました。
おうちで伝える「自分を守る」性教育
SHELLYさんインタビュー「性教育をタブー視しない! 情報は正しく伝えて」
【お風呂で始める性教育】何から始めれば? 具体的な方法を、のじまなみさんがレクチャー
この記事は2020年11月7日発売LEE12月号の再掲載です。
教えてくれたのは…
性教育アドバイザー のじまなみさん
「とにかく明るい性教育【パンツの教室】協会」代表理事。国内外1万人のお母さんたちに性教育を伝える。『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』(辰巳出版)など著書も多数。13歳、11歳、5歳の3姉妹の母。
低学年は「無反応期」で何を話しても薄い反応ですが、気にしないように。
ひとりで学校や習い事に行ったり、新たな友達ができたりと親の知らない環境が増える時期なので、幼児期よりも、防犯のことをより詳しく話してあげて。
留守番のルール、危ない人に会ったらどうする?などしっかり伝えましょう。
性教育で大切な知識のひとつ「水着ゾーン」は防犯の基本なので、小学生でも繰り返し伝えることが鉄則。何度もしつこいぐらいに話すことで定着します。
世の中に「悪い人もいる」ことはしっかり教えておくべき。性犯罪は身近な人物が起こすことも多いので、信用している相手でも、常に注意喚起をすること。
聞かれると、ふと思い出したように話し始めることも。お風呂の中では悩み相談や深い話もしやすいので、湯船につかっているときなどに聞いてみても。
10〜12歳は「キモ・ウザ期」で、突然「コンドームって知ってる?」なんて言ったら引かれるだけ。思春期は「ノーサンキュー期」で基本はスルー。
年齢が上がると反応が悪いので、ママの心が相当強くないと性教育を続けられないのです。タイミングもなかなかないので、ぜひ今から始めてください!
突然だと拒否されるだけなので「性教育をする」と宣言を。なぜ性教育が必要だと思うかなど、理由とママの思いも簡潔(重要!)に伝えて。
「1分だけ」「ごはんの時間まで」など時間を区切ると聞いてくれる可能性も。男女の付き合いが始まる時期なので、避妊の話は一度したいところ。
学校の授業についてなら、慣れないママも聞きやすいかも。「知らねーよ」とはね返されるかもしれませんが、ママがめげないことが必須です!
性教育は、実は何から話してもOK。この年齢なら好きな子について聞いてみたり、好きな芸能人の話、LGBTの話を入り口にしても。
Q 性教育について思春期以降の子どもを持つ人は…
「なんとなくタイミングを逃したまま」「今意識して話そうとしている」という人が約2割ずつで、これまでの性教育を不十分だと感じて、焦っている人が多い様子。
「普通にしていても、親をうざがって話してくれないときがあるので、お互いに余計に話しにくくなっている。周囲の話やネットなどで偏ったり間違った情報を信じていないか心配」「SNSでの性犯罪事件を見ると他人事と思えない」という声が。
何かやらなければと思うものの「タイミングときっかけを逃しまくって何もできない」とも。思春期以降の性教育には悩んでいる人が大多数だということが判明。
おうちで伝える「自分を守る」性教育
SHELLYさんインタビュー「性教育をタブー視しない! 情報は正しく伝えて」
【お風呂で始める性教育】何から始めれば? 具体的な方法を、のじまなみさんがレクチャー
撮影/HAL KUZUYA ヘア&メイク/杉山えみ イラストレーション/曽根 愛 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
この記事は2020年11月7日発売LEE12月号の再掲載です。
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