LIFE

『夜泣きブギウギ☆』

  • 浜島直子

2014.11.18

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こんにちは。はまじです。

生後一ヶ月たち、だいぶリズムもつかめてきた今日この頃。
パイパイ生活もすっかり板につき、と同時にいつの間にか乳首もアップグレード?されすっかり痛くなくなり、ピュアレーンを塗るのを忘れている自分に驚いたりしています。すごいですね。人間て。
赤ちゃんと暮らすということがどういうことなのか、妊娠中にたくさんの人に経験談を聞いて、本も読み、自分なりにシミュレーションもしました。
細切れ睡眠で寝不足が続き、それに加えてホルモンの影響で人格が変わることも想像して、自分はどんな風になるのかなぁ♪なんてちょっとワクワクもしてました。
なので退院していざ赤ちゃんのお世話が始まった時、「あー、なるほどね!これかー、皆が言ってたやつは!はいはい、オッケー!」とちょっと嬉しくもありました。
私、今、育児してるぅ!うふふ!的な。

そんな時期の、私とマネージャー野村くんの会話を一つ読んでやってくださいよ。
野  「浜島さんどうですかー?お世話大変ですか?夜泣きとかやっぱりするんですよね?僕が言うのも何ですが、休める時に休んでお身体大事にしてくださいね。」

私  「ありがとー。でもねー、大変っちゃ大変だけど、ぶっちゃけ秘境ロケの方が全然大変だねー。 夜泣きもするけど、でも乗り換え乗り換えで丸2日間の移動に比べたら全然寝れるしねー。だからこれくらいなんてことないわー。わっはっはー(笑)」
あぁ。

なんて愚かしい。。。

野村くん、あの時の私は大馬鹿野郎でした。ごめんなさい。

いや、確かに秘境ロケはもんのすごく大変なのですよ。

ジャングルで用をたした時のお尻はあり得ないほど蚊に刺されてるし、ヘッドライトつけてほふく前進で洞窟進んだら鼻の中まで真っ黒だし、8時間馬に乗った時の膝は痛いを通り越してなんか面白いことになってるし、クジラのヒレで肋骨叩かれた時は「お父さんお母さん、今までありがとう」ってマジで思ったし、笑顔でおもてなしされた時の食事がイモ虫の時も感謝で飲み込まないといけないし。etc…

確かにロケは大変。

でも!

「こっちの方が全然大変」なんてことはなかった!!!
というよりも、質が違いますね。

ロケは大変だけど、非日常。
育児は大変な上に、日常。

ほぼ毎日夜9時から夜中2時頃までギャン泣きして、やっと寝たと思っても置いたら泣き(これが背中スイッチってやつですね)、そして1時間おきにやってくるパイタイム。
ロケのように終わりがあるわけではなく、次の日も、また次の日もそれは続き、常に寝不足で、いつしか私ははたと気がつくわけです。

「おおぉ、、これは、、た、大変だわ。。。」

特に母が帰って、普段の生活を少しずつ取り戻すようになってからこれが日常なのだと気がついた時のあの絶望感。(ホルモンのせいだと思いますが、母が帰った後いなくなった部屋を見て3分くらいガーンとなりました)
今まで好きなだけ自分のために時間を使ってきたのに、今は寝る時間さえままならない。
思い通りにならない。たまる疲労。
そして、誰も褒めてくれないこと!
ガガガガーーーーーーーーーン。

浜島直子 Naoko Hamajima

モデル

1976年、北海道生まれ。NHK総合『あさイチ』などに出演中。本誌でも大好評の私服や、母として奮闘中の日々の様子はここから!

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