【共働き夫婦の貯蓄の目標額】理想は年収の20%、まずは10%から始めてみて!
-
LEE編集部
2020.10.06 更新日:2024.10.31
共働き夫婦ならたくさん貯められるはずなのに、貯められない人も多いもの。夫婦それぞれ手取り年収の10%以上を貯めるルールで確実に貯めて!
「ちゃんと貯金できる共働き夫婦」になる!
◆【共働き夫婦のための家計管理】FP山崎俊輔さんに聞く!整理・分担から始めよう
◆【家計簿アプリ・年収を考慮・年収対比にしない】3つのステップで貯金のできる夫婦に!
この記事は2019年6月7日発売LEE7月号の再掲載です。
貯蓄について教えてくれたのは…
ファイナンシャルプランナー 山崎俊輔さん
共働き世帯の2児の父として、洗濯や掃除などの家事や育児もこなしつつ、「日経電子版」をはじめ多数連載を抱える、共働きに関するお金のプロ。著書『共働き夫婦 お金の教科書』(プレジデント社)など。
年収に合わせて貯蓄額を決め
年に1回チェックしあおう
共働き夫婦は収入がダブルであり、目の前の家計は大きな問題がなくまわっていくもの。そのため、貯蓄への意識が薄れがちです。
「さらに共働き夫婦は日々忙しく、夫婦ともに支出も貯蓄も管理できていないという問題もあります。相手にも収入があるので、『夫(妻)は貯めているだろう』と、貯蓄を相手まかせにしている人も多いのでは。30代・40代世代はこれから教育費や住宅購入費など大きなお金が必要になる時期。今から貯める習慣をつけていきましょう」
ここで大切なことは、仕事や家事で忙しい共働き夫婦は、貯蓄に余計な手間暇をかけないこと。
「夫婦それぞれの給与振込口座から天引きで貯めていくとスムーズ。毎月自動的に確実に貯められるのは大きなメリットです。お互い決めた金額を貯められているか、年1回状況をチェックしあうことも忘れないでください」
夫婦それぞれの貯蓄額は、理想としては年収の20%ですが、「これから貯蓄を始めるという人は、まずは年収の10%から始めてみてください。そこから、ペースアップして20%を目指しましょう」。
目の前の家計は一応まわっていても
お金が貯まらないのは……
共働き夫婦は収入が2つあるため、収入が1つの場合に比べてゆとりがあり、お金の管理がおざなりになりがち。そもそもどんな支出があるか把握できておらず、貯蓄を相手に期待しているケースも多いもの。「夫婦で貯蓄の目標額を決めていないと、どんなペースで貯めていったらいいかがわかりません。目標額を決め、それぞれがしっかり貯めていきましょう」
貯蓄の目標額は
理想は年収の20%、少なくとも10%
貯蓄目標額の理想として、手取り年収の20%を目指したいと山崎さん。「ただ、これまで貯蓄の習慣がないと、20%はけっこうきついと思います。まずは少なくとも年収の10%は頑張りましょう。手取り年収が700万円なら、年70万円。とはいえ、今後の教育費や老後費用のことを考えると10%だとちょっと少ない。10%を達成できたら、理想の20%を目指して貯蓄ペースを上げていくことをおすすめします。これから家を買おうと考えている方は、15%は目指してみてくださいね」
山崎さん家は?
年収25%の貯蓄はきつい、20%を目指しています
「大正から昭和初期に財テクの神様と呼ばれた元東京大学教授の本多静六さんという方が、収入の25%を貯めることをすすめていたので、試しに年収の25%に挑戦しました。でも、正直かなりきつかったです(笑)。今は年収の10%以上は確実にクリアできるように貯め、20%を常に目指しています」
「ちゃんと貯金できる共働き夫婦」になる!
◆【共働き夫婦のための家計管理】FP山崎俊輔さんに聞く!整理・分担から始めよう
◆【家計簿アプリ・年収を考慮・年収対比にしない】3つのステップで貯金のできる夫婦に!
撮影/細谷悠美(人物) イラストレーション/鈴木あり 取材・原文/西山美紀
この記事は2019年6月7日発売LEE7月号『「ちゃんと貯められる共働き夫婦」になる!』の再掲載です。
この連載コラムの新着記事
-
【卒入園・卒入学】ジレで今っぽく洒落る「ハレの日の正解コーデ」!全身プラステでママライター高橋夏果が提案【2025年】
2025.02.16
-
【卒入園・卒入学】全身ユニクロで「ハレの日コーデ」!ALL1万円台以下の洗練スタイルをママライター高橋夏果が提案【2025年】
2025.02.14
-
【話題の本『貧困と脳』鈴木大介さん】自己責任論に終止符を打つため「一見、働けそうに見える人が働けない理由」の可視化を続けたい
2025.02.04
-
無印良品マニアがリアル愛用・心底オススメできる「バスグッズ5選」
2025.01.28
-
【手土産名人の元駐妻ライターが伝授】出会いと別れの季節に、おすすめ手土産6選&国内外で喜ばれたプレゼントのコツ
2025.01.25
![](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2023/09/05/profileLEE編集部.jpg)
おしゃれも暮らしも自分らしく!
1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
そんな存在でありたいと思っています。
ファッション、ビューティ、インテリア、料理、そして読者の本音や時代を切り取る読み物……。
今読者が求めている情報に寄り添い、LEE、LEEweb、通販のLEEマルシェが一体となって、毎日をポジティブな気分で過ごせる企画をお届けします!