以前もこちらでもご紹介したフランスのステーショナリーブランド『パピエ ティグル』のショップをはじめ、下町なのになんだかおしゃれな感じになりつつある中央区日本橋浜町。
ある日、この辺を歩いてきたのは見慣れない謎の建物が。蔵?
蔵の正体はニューバランスの新コンセプトストア
外から伺っていると、商品があるっぽいのでたぶん店。入店すると目に飛び込んできたのは、おなじみのNロゴをあしらったニューバランスのスニーカー。
店内をぐるりと見回すとTシャツや器がゆとりを持って置かれています。
新しくできたセレクトショップかと、店員さんに尋ねると「いいえ、こちらはニューバランスの新しいコンセプトストア『ティーハウス ニューバランス』です」との返事。
えー、ニューバランスといえばシューズメーカーでしょう。この店には2足しか陳列されていませんが?
「こちらはニューバランスによる新たなコンセプトストアです。ニューバランスのグローバルコラボレーションや、TOKYO DESIGN STUDIO New Balanceなど、最新のテクノロジーやコンセプトが加わった特別な商品に加えて、こちら限定のオリジナル商品など展開します」
確かにニューバランスのお店では見たことのないオリジナルの器がありました。
靴じゃない『ティーハウス ニューバランス』限定のアイテムも
こちらは陶芸家の高田志保さんと『ティーハウス ニューバランス』のコラボによる、ストアオリジナルのアイテム。貫入といううわぐすりの部分にできるひび模様が、日本らしさも感じさせつつモダンな印象です。
器の底面にもポイントが!
スニーカーの靴底のパターンを押し模様にし、ニューバランスらしさを感じさせます。
さらにロンドン在住のイラストレーター・秋山貴世さんとコラボしたTシャツも。
“古いものと新しいものが融合している”“日本橋浜町”などのイメージをドローイングで表現しています。
もちろん、置いてあるスニーカーもスペシャルなもの。訪れた日は、世界限定300足の「M1300」が鎮座! 「M1300」といえば1985年のデビュー以来、ニューバランスのアイコニックなモデルですが、Made in USA、Made in UKに続き、初のMade in JAPANというプレミアムなもの。
今後も通常のショップには置かれない希少なスニーカーが『ティーハウス ニューバランス』の店頭には並ぶ予定とのこと。
建物は川越から移築された築122年の蔵。この中には静謐な空気が流れ、スポーティなニューバランスのイメージが覆されるはず。
新しいニューバランスの一面を見つけに、ぜひ『ティーハウス ニューバランス』へ遊びに行ってください。
住所:東京都中央区日本橋浜町3-9-2
電話 : 03-6231-1991
営業時間:月・火曜11:00〜14:00、15:00〜19:00
金・土・日曜11:00〜19:00
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津島千佳 Tica Tsushima
ライター
1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。