BEAUTY

長井かおりさんが「大人にぴったりなBBクリームの選び方・塗り方」を伝授!

  • 長井かおり

2020.08.06

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こんにちは、長井かおりです。
さっそく、メイクレッスンを始めましょう! 前回いただいたSadieさんのお悩みに続き、“いまの自分にちょうどいいベースメイクがわからない”というお声が続々!

ナチュラルだけど、手抜きに見えないベースメイクって何を使えばいいの?

「肌に負担なく、コンシーラーやファンデーションを厚塗りせず、
しみやアラを全部隠すようなこともせず、年相応なナチュラルメイクがしたいです。手抜きに見えない程よいベースメイクとは、どんなものでしょうか?

(36才・LEMONさん)
「ベースメイクと一言で言っても、たくさん種類があり過ぎて(リキッド、パウダー、固形ファンデ、ミネラルファンデ、CCクリーム、BBクリーム…!!)美容に詳しくない私は、何が自分に合っていて、どれを選んで良いか、どう組み合わせるのが正解か、分からずにいます…」
(32歳・おーちゃんママさん)

第一回でご提案したのは、シンプルでミニマムな長井式・3stepメイク。
3stepとは、BBクリーム、アイライン、口紅の3つ。たったこれだけで身だしなみが完了しちゃうよ! ということをお伝えしましたね。

今回はリクエストにお答えして、そのファーストステップである、「ちょうどいい肌づくり」を詳しくご紹介。

LEE世代にぴったりの、BBクリームを使ったベースメイクの作り方をお見せします。なんたって、使うものが3つというミニマムさですから、どのステップもとっても簡単。難しいことは何もありませんから、心配ご無用です。レッツトライ!

大人肌に合うBBクリームの選び方は?

BBクリーム
リキッドファンデーションのように水っぽかったり、オイル形状だったり……と言ったあまり個性的すぎないものを選びましょう。色は白とかピンクではなく、あくまでも「肌色」。シェードが選べたら、自分に合うものを選んでください。

BBクリームの使い方のコツ!

さて、なぜベースメイクが必要なのかというと、大人の肌に点在している色むらやプツプツを整えてならすことが最大の目的でしたね。

しかもBBクリームなら、美容液効果や日焼け止め効果も備えているので、一本でスキンケアまで済んでしまうというのが嬉しいところです。とてもお手軽にメイクが完了するお役立ちアイテムではあるのですが、ひとつだけやってはいけないことがあります。

これはNG!それは額や頰の外側など、「そこ、本当に必要?」っていう、もともと素肌がキレイでアラのない部分にまで、ぴたーっと塗り広げてしてしまうことです!

これをやってしまうとせっかくのメイクが逆効果! この後にのせるカラーメイクがすごく軽やかなのに、ベースだけがものすごく重ーい厚盛りメイク……となってしまって、バランスが悪いだけでなく、印象としてもちょっと近づきがたい雰囲気になってしまいます。



さっそく、失敗しない塗り方をCHECK!

POINT! 「目の下の二等辺三角形」に塗る!

覚えておいてほしいのは、塗る範囲は、目の下を含む顔の正面にできる二等辺三角形の中だけということ! 何かしらの肌の問題は大抵この中にあります。それ以外の部分は「適当」に塗る感じでOKなんですよ。さっそくやってみましょう。

BBクリームのチューブの口で肌に直接三角形を描く
まずBBクリームのチューブの口で肌に直接三角形を描き、塗る範囲を囲みます。これがBBクリームを塗る範囲。つまり、あらかじめつける範囲に目印をつけてしまうんです。

目印をつけたら、「はみ出さないように頑張るぞ!」という気持ちで、囲んだ三角形の内側にBBクリームをスポンジで定着させます。

これはNG!ここでも、よくNGシーンを見かけます。それはBBクリームを「チョンチョンチョン」と額や頬などに点で置いてしまうことです。絶対ダメではないけれど、これだとどこまでクリームを広げていいのかがわからなくなってしまいますので、失敗のもと!

 

POINT! スポンジで垂直にたたいて伸ばす

スポンジで垂直にたたいて伸ばします。
二等辺三角形を描いたら、次はスポンジで垂直にたたいて伸ばします。その場で数回たたくことで、BBクリームがその場に定着するのです。

これはNG!ここでも気をつけたいことがあります。それは、決してスポンジを横に滑らせないということ! 横に滑らせると、クリームがその場にとどまらずに流れてしまい、時間が経つとすぐにくずれてしまいます。スポンジはその場でジャンプ! が鉄則です。

 

POINT! 三角形以外の部分を軽くさする

スポンジで、三角形以外の部分を軽くさーっとさすって完了です。
三角形内を叩き終わってBBクリームが定着したら、そのスポンジで、三角形以外の部分を軽くさーっとさすって完了です。

ゴルフのフィールドで言えば三角形内は「フェアウェイ」だからしっかりたたき込み、それ以外は「ラフ」だから軽くさする程度。このくらいのメリハリがあったほうが、顔全体で見たときにのっぺり見えず、立体感が出るし、厚塗り感もありません

なお、小鼻の横の赤みは、もしそれがフェアウェイまで入り込んでいるならたたき、ラフのエリアならば、さする程度でOKですよ。小鼻は中央にあるとはいえ、鼻の影になっているので普通にしていたらそんなに見えません。

また、やっている途中で、白く浮いちゃってる! とか ムラになっちゃった! というときは、スポンジの汚れていないきれいな面でさすってみると修正できます。

仕上がりはこちら!

長井さん仕上がりお写真
仕上がりはこちら。チューブから直出しで作ったBBクリームのベースメイク。気になる色ムラも隠れて、いい感じでしょう?

次回は、3stepメイクの最終回。アイラインと口紅編です。お楽しみに!

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毎月2回更新。次回もお楽しみに!

text/伊熊奈美

長井かおり Kaori Nagai

Hair & Makeup Artist

1979年、山形生まれ。各雑誌のビューティ企画で活躍する傍ら、多くの講演会やメイクレッスン、イベント、コラボコスメ"N by ONLY MINERALS"開発もこなすヘア&メイクアップアーティスト。著書は『世界一わかりやすいメイクの教科書』など多数。

この記事へのコメント( 1 )

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