ピクサーアニメーション制作の裏側を初公開!
『トイ・ストーリー』は言うにおよばず、『Mr.インクレディブル』や『ファインディング・ニモ』、そして『リメンバーミー』。人気作を続々と世に送り出す、ピクサー・アニメーション・スタジオ。ピクサー作品だけは必ず映画館に足を運ぶ、という方も多いのではないでしょうか。
これまで明かされていなかった、ピクサーアニメーション制作の裏側を知れると話題を集めているのが「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」。アメリカやカナダで大盛況を収めた当展覧会が、満を持してアジアで初開催! 六本木ヒルズ展望台 東京シティビューにやってきました。
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みんな大好きなキャラクター陣が大集合!
制作のカギとなる8つの工程を体験しながら、
ピクサーの映画作りを学ぼう。
この展覧会の最大のポイントは、体験型の展示ということ。アニメーション制作のカギとなる8つの工程を体験できるアクティビティが所狭しと用意されています。『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』『カーズ』など、実際の人気作品が生み出された背景や、キャラクターに命が吹き込まれていく様子を間近で感じることができるんです。
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展示はモデリングからスタート
映画制作のファーストステップは、ライターがストーリーを書き、アーティストがそれに沿ったイメージイラストを起こすことから始まります。そのイラストからキャラクターを作るのが『モデリング』。『トイストーリー2』では、1000体以上のキャラクターモデルが作られたとか。キャラクターが決まると、骨や筋肉で動きを作る『リギング』、髪の毛や服などの外見を決める『サーフェイス』、物語の世界観を作る『セット&カメラ』、キャラクターを動かしてみる『アニメーション』、髪や服を本物のように動かす『シミュレーション』、明かりを調整し、情緒溢れるシーンを作る『ライティング』という順に工程が進んでいきます。
毛、筋肉、骨まで徹底的にこだわる
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表情を作ってみるアクティビティ。
ピクサーのアニメーション映画を観るとき「描写がリアルですごいなぁ」と、感動しませんか? この展覧会で工程をひとつひとつなぞっていくと、ピクサーのスタッフ達が些細な部分までこだわりぬく様子に驚かされます。草の本数、キャラクターの毛の本数、髪の毛のカールの再現。ひとつひとつのキャラクターや場面をつくり出すのに綿密なリサーチをし、それを表現するのに時間と努力を惜しみまない様子に感服するはずです。
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「自然をプログラムする」のアクティビティでは、イメージ通りの草原を生み出せる
いつか、ピクサーで働く子どもたちへ。
ピクサー・アニメーション・スタジオがあるエメリービルは、人口約1万人、サンフランシスコから車で約20分ほどの小さな町。そんな町中に、22エーカー(約27000坪/東京ドーム約2個分)もの敷地を持っているそう。そこでは常に6作品ほどのプロジェクトが同時進行しているのだとか。映画はパッとできあがるものではなく、多くの人が関わっていて、幾度となく失敗を繰り返しながら、アツい情熱とともに作りあげられているのがよくわかります。スタッフの中にはもちろん、日本人クリエイターの面々も。今回の「PIXARのひみつ展」を見た子ども達の中から、いつかピクサー・アニメーション・スタジオで働くクリエイターが誕生するのかな、と思うと、ワクワクしてきます。
待望のトイ・ストーリー4も公開!
展覧会は秋までとロングラン。ちょっと気が早いですが、夏休みの自由研究にもおすすめです。六本木ヒルズ内では、展覧会に合わせ様々な催しが。ピクサーのキャラクターにインスパイアされたメニューが楽しめるレストラン。キャラクターと一緒に写真が撮れるフォトスポット。様々なショップで限定コラボアイテムが購入できるので、展覧会と合わせて1日中楽しめます。7月12日には人気シリーズの続編『トイ・ストーリー4』が公開されるので、合わせて楽しむのもあり! 存分にピクサーの世界観を満喫できそうです。
「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」
会期: 2019年4月13日~9月16日 ※会期中無休
会場: 六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
開館時間: 10時~22時(最終入場21:30)
PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス
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峰典子 Noriko Mine
ライター/コピーライター
1984年、神奈川県生まれ。映画や音楽レビュー、企業のブランディングなどを手がける。子どもとの休日は、書店か映画館のインドアコースが定番。フードユニットrakkoとしての活動も。夫、5歳の息子との3人家族。