数千万年前の海の恵み“タナクラクレイ”で水道水をミネラルウォーターに！？

上紙夏花

2019.04.13

不作知らずの田畑のある棚倉町の白い山って？

八幡礦業さんのタナクラクレイ採掘場です。前夜に雨が降ったので、黒っぽいところもありますが、本来は真っ白な山。

先日、ご縁あって棚倉町という場所へ行ってきました。昔からここの田畑は不作知らずと有名で、パワースポットと呼ばれる棚倉町には数々の伝説が残っています。ここで採れるタナクラクレイという海泥が、世界的に見ても天然ミネラルの含有率が非常に高く、驚きの活用方法がありましたので、ご紹介したいと思います。

このタナクラクレイが発見されたのは、牛や小鳥、たくさんの動物たちがここの土を食べに来ていたのを見た人が「ここの土は何か特別なのでは？」と調査を始めたことがきっかけ。数千万年前に深海だった場所が隆起している場所なのですが、貝殻や魚、プランクトンや藻・海藻などが埋没堆積して微生物の働きで分解、代謝、再合成を繰り返し行われた結果、天然のミネラル成分がこの土地でたっぷり含まれたんですね。通常ならば風化してミネラルが残らないはずなのに、奇跡的なことなのです。

牛の飼料にも使われていて、タナクラクレイのおかげなのか、牛舎特有のニオイがしませんでした！これはびっくり。グレーの粉末がそれです。

私自身は化粧品原料として、このタナクラクレイを知りました。化粧品やエステのクレイといえば、毛穴の汚れを吸着するパックやヘアエステに使われるのが有名ですよね。中でも、タナクラクレイのミネラル含有率は約86.35％で種類も約66種類以上と有名なヨーロッパ産のクレイであるモンモリロナイトなどと比べても群を抜いています。美容だけではなくて、痩せた土地の土壌改良や動物の健康をさせるための飼料としても使われ、注目を浴びています。いろいろな分野で活用されているのがスゴイですね！

こちらは植物用の肥料。農薬や化学昼肥料を頼らずに良い作物を作ることができます。

家庭でも簡単にこの天然ミネラルを採り入れることができるそうなので、続いてご紹介しましょう！

水道水にポンと入れたら完成！

タナクラクレイの『遠赤ボール』の中サイズと小サイズ。飲み水はもちろん、炊飯時に入れたり、揚げ油にも。花瓶や水槽に入れてもいいそうですよ！

優秀なミネラルを含んだミネラルウォーターが簡単に作れる商品を発見！ポンといれるだけで繰り返し使えるという、コスパも素晴らしいものです。タナクラクレイを特殊な方法で素焼きにしています。有効期限が1年とされていますが、地元の方はもっと長く使っているそう。メンテナンスとしては、1か月に一度ほど煮沸すれば効果が長続きするとのこと。

水道水を入れたデキャンタにセラミックボールを入れると、シュワシュワと音を立てて小さな気泡が上がってきました！しばらくすると落ち着きました。カルキ臭が抜けています！1リットルに対してセラミックボール中を5つが理想のようなので、もう少し入れた方が良かったかもしれませんが、これでもスゴさがわかりました。これがあれば水道水しか手に入らない非常事態も安心ですね。

このセラミックボールの水質浄化活性昨日は、有害物質の分解、不純物の除去、イオン分解など、ミネラルの力で浄化活性してくれます。自然のもつ水質浄化サイクルを回復させ、改善された水質は継続維持できるというから驚きです。

炊飯器に入れてごはんを炊くと、ふっくら仕上がり、変色しにくい美味しいごはんになるし、揚げ油に入れると酸化しにくくカラッと揚がるそうです。ほかにも、味噌やぬかどこにもオススメです！

お風呂にも入れてみます！小サイズをキッチン用のネットに入れたものをいくつか入れて温泉気分を味わいたいと思います。採掘場の近くの健康ランドの低温サウナでもこのセラミックボールが使われているそうです。