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山﨑賢人×吉沢亮スペシャル対談! 映画『キングダム』で夢を追う運命のバディ

2019.04.18

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2006年1月の連載開始以来、累計発行部数3800万部を誇る本格歴史コミック『キングダム』が、豪華キャスト陣による中国ロケを敢行し、ついに実写化!

中国・春秋戦国時代を舞台に、熱き夢を追いかける男たちを演じた大人気の盟友二人が、役に負けじと熱く語る原作愛、映画愛にバディ愛(!?)とは。

「信役に正式決定した瞬間"ヨッシャ~ッ"と一気にテンションが上がりました」(山﨑賢人)

ベスト¥27000/エンジニアド ガーメンツ シャツ¥42000/ユニット&ゲスト(T-マイケル) パンツ¥68000/スタジオ ファブワーク(ダブレット) スニーカー¥15000/アシックス その他/スタイリスト私物

Question for Ryo YoshizawaQ 吉沢さんだけが知っている山﨑さんのイケてるところ、イケてないところは?

A ある意味、隙だらけで心が少年すぎ(笑)。ちょっと詳しい大人を捕まえては、宇宙人や地底人について目をキラキラさせ、話を聞きまくってます。

Q 吉沢さんが思う、山﨑さんの好きな年上女性のタイプは?

A 都市伝説ネタを仕込み、どんな質問にも答えられるようにしておくこと。知識欲も旺盛なので、いろんな知識や経験や情報を持っている方は強いです。

PROFILE ● 1994年、東京都生まれ。2010年に俳優デビュー。2011年に映画『管制塔』で映画初主演。以降、『斉木楠雄のΨ難』『羊と鋼の森』ほか主演映画、『トドメの接吻』『グッド・ドクター』など主演ドラマが続く。映画『ヲタクに恋は難しい』(2020年公開予定)など主演作が待機。

「『キングダム』をやるために頑張ろうと思いながら過ごした日々がありました」(吉沢亮)

ジャケット¥52000/ヘムト PR (ジョン メイソン スミス) Tシャツ¥16000/ジェムプロジェクター (コモン スウェーデン) パンツ¥30000(ジョン ローレンス サリバン)・ ブレスレット¥75000(エンド)/ ギャラリー・オブ・オーセンティック その他/スタイリスト私物

Question for Kento YamazakiQ 山﨑さんだけが知っている吉沢さんのイケてるところ、イケてないところは?

A 昔からずっと中二病(笑)。いつも頭の中で、敵が攻めてきたらどう闘おうか妄想しているらしくて。すごくふざけるしたくさんしゃべりますよ。

Q 山﨑さんが思う、吉沢さんの好きな年上女性のタイプは?

A 人見知りなので、元気、かつサラッといい距離感を出せる接し方がおすすめ。いつまでも、きちんと可愛く見せる努力を怠らないことも大事かな。

PROFILE ● 1994年、東京都生まれ。2011年に『仮面ライダーフォーゼ』でドラマデビュー。2017年の映画『銀魂』出演以降、『ママレード・ボーイ』『あのコの、トリコ。』など主演作品が続く。2019年は朝の連続テレビ小説『なつぞら』にも出演。映画『一度死んでみた』が2020年公開予定。

人間対人間の熱い物語は絶対に女性も好きなはず!

現在も好評連載中、既刊53巻で累計3800万部を突破した大ベストセラー漫画『キングダム』が、実写映画化されました。主役の信(しん)に山﨑賢人さん、瓜二つの漂(ひょう)と政(せい)を一人二役で吉沢亮さん。今まさに女性の目をハートにさせる、ツートップの二人が揃い踏みとあって、さらに話題沸騰中です。

吉沢「4度目の共演ですが、正式に映画化の話が決まるだいぶ前から飲みの席で“やれたらいいね”と話していて。ついに決まった瞬間」

山﨑「“ヨッシャ~!!”って(笑)。過去の共演作も楽しかったですが、今回が一番ガッツリ向かい合ってお芝居ができてうれしかったです」

吉沢「現場で対峙したとき、“うわ、メッチャ本気やん!!”って(笑)。あらためて山﨑賢人のすごさを感じました。ビジュアルもですが、お芝居の説得力や爆発力がすごすぎて」

山﨑「いや、僕も昔からお亮はうまいなぁと思い、信頼しているから、気持ちでバーンとぶつかっていけた。でも今回は二人とも、最初からモードが違ってたよね」

そんなふうに二人が奮い立つのも、原作漫画の世界に魅了されてきたから。その魅力を、興奮ぎみに語ってくれました。

吉沢「20歳の頃、地元の友達みんなにすすめられて読み、おもしろすぎて2日で全巻読破。めちゃくちゃ好きになって、今に至るまで5往復はしています。もしかしたら政は吉沢君でいくかも、とチラッと聞いた瞬間、“絶対に俺じゃん!!”と熱くなって(笑)。そこから『キングダム』をやるために頑張らなければ、という思いで日々を過ごしました」

山﨑「僕は先に連載10周年の実写特別動画で信を演じることになり、一気読みしたらメッチャ熱くて」

吉沢「やっぱ熱量だよね。士気の上がる瞬間や、めちゃくちゃカッコいい大人な将軍たちに若者が感化されてグワ~ッと上がる姿とか、とにかく熱い!しかも泣ける!」

山﨑「泣けるね~。生死が懸かっている中、人間の弱さが出てしまうけれど、男として“カッコよさ”を貫くところなども、もう、たまらない。とにかく最高ですっ!!」

吉沢「映画は5巻までですが、原作の…(中略)…も泣けるよね。ごめん、全部言っちゃった(笑)」

山﨑「(笑)。映画の中の、敵に攻められたとき、若き王・政の替え玉の漂が、将軍として兵を引っ張っていくエピソードもすごく好きで」

「その“戦意を失うな、勝利は目前だ!”と檄を飛ばすシーンは、どう言おうか、かなり考えて考えて。原作ファンとしては、やれてすごくうれしかったシーンで、予想していた2・5倍くらい大声が出ちゃって、のどが潰れました(笑)」

山﨑「こういう人間対人間の熱い物語って、絶対に女性も好きなはず。中国の歴史をエンターテインメント性たっぷりに描き、笑えるシーンもあり、いろんな役者を見る楽しみもある。とてつもないスケール感なので、映画館で観て満足してもらえる作品だと思います」

現場の盛り上がりが容易に想像できるように、互いの目を見てクスクス笑ったりツッコんだり、二人のほほえましさに包まれてしまいます。しかし本編では、“メッチャ本気”の言葉どおり、熱くたぎる感情の爆発、ド迫力のアクションが炸裂。舞台は春秋戦国時代の中国。後に秦の始皇帝になる若き王・政と、下僕出身ながら“天下の大将軍”を目指す信が、信念を胸に闘う姿にグッときてしまいます。

山﨑「初めて信が政に会うシーンは、大親友の漂が政のために命を落とした直後だから、思いきり感情をぶつけました。そうしたらお亮も、“本当はもっとクールにいこうと思っていたのに、思わずイッちゃったよ……”と。二人でつくり上げた、すごくいいシーンになったな、と感じた瞬間でした」

吉沢「漂と政の違いを出すのが難しかったです。剣術も、片や王族なので型を意識し、片や下僕の少年なので野性的な剣術。賢人もエグいくらいアクションがあったね」

山﨑「信は100%野性味アクションなので『猿拳』やブルース・リーを観て“野性”を研究しました。漂といるときの信は、信頼と好きがだだもれ。でも政のことも、ともに進んでいこうと決めてからは、結局、好きなんだよね(笑)」

吉沢「現場では意識しなかったのに、観たら信と話すときだけ政の表情が違っていて。相手が賢人だからこそ出た表情だと思いました」



和気あいあいとしながらも刺激的だった現場づくり

個性豊かな多数のキャラクターを演じる、豪華俳優陣も大きな見どころです。中国ロケ、九州ロケなどで、二人も大いに交流を楽しんだようです。

吉沢「中国では田舎で撮影していたので、夜7時には店が閉まってしまう。ホテル前に1軒出ていた屋台に、みんなで行きました」

山﨑「それが安くておいしくて」

吉沢「日本人がたくさん来るぞと噂になったのか、撮影後半には屋台が7軒に増えていた(笑)。現場では(満島)真之介さんと(橋本)環奈ちゃんがムードメーカーで、その二人が一緒になると収拾つかないくらい笑いが現場に起きる(笑)。ピリッとする瞬間もありましたが、基本、待ち時間はみんなで仲よくふざけ合っていました」

山﨑「火鍋と焼き肉にもよく行きました。ある日の焼き肉屋で、僕らの前に大沢たかおさんや要潤さんたちが先に行かれたらしく、すでに赤身肉が食い尽くされていた(笑)」

吉沢「ほぼ全員、体づくりを意識していたので赤身人気で。でも大沢さんの王騎としてのつくり込み、明らかに一人だけ体が違う、全身から放たれる説得力はすごかったです。デカいし、怖いし。王騎とのシーンも気合いが入りました」

山﨑「迫力とオーラに見とれました。その大沢さんに後で“賢人にいい芽を感じられた”と言ってもらえたのがうれしかったです!」

吉沢「僕は今回、初めて監督に意見を言わせていただいたんです。すごく勇気がいりましたが、お芝居をするうえでも迷いがなくなって、言ってみてよかったと思いました」

山﨑「みんながいい作品にしようと、上を目指して熱くなっていたよね。僕らが目指すのも、もちろん“天下の大俳優”ですから!」

 

『キングダム』

©原泰久/集英社 ©2019映画「キングダム」製作委員会

中国・春秋戦国時代の秦。後に始皇帝となる若き王が戦災孤児の少年・信と出会い、中華統一を目指すまでを描く。監督は『図書館戦争』シリーズの佐藤信介。4月19日より全国東宝系にてロードショー。


撮影/宅間國博 ヘア&メイク/永瀬多壱(VANITES)(山﨑さん) 小林正憲(SHIMA)(吉沢さん) スタイリスト/伊藤省吾(sitor)(山﨑さん)荒木大輔(吉沢さん)取材・文/折田千鶴子

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