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川口ゆかり

子どもの冒険心を刺激するホテル『キーマラ』とは?

  • 川口ゆかり

2018.09.17

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こんにちは。

ライター川口ゆかりです。

 

前回、8歳・5歳の子供たちと旅したアジアリゾートの魅力について

ご紹介しましたが、そのなかでも特に反響が大きかった

新リゾートホテル『Keemala(キーマラ)』について

レポートしたいと思います!どうぞお付き合いください。

 

ホテル『Keemala』とは?

子連れアジアリゾート旅、3回目となるプーケット(タイ)の後半に

ステイしたのは、プーケット国際空港から約40分。

島の岸沿いに広がる熱帯雨林のなかにそっと溶け込むように造られた

ホテル『Keemala(キーマラ)』

2015年9月に出来たばかりの比較的新しいホテルながら、

各ファッション誌で特集が組まれるほどの人気ぶり。

 

それもそのはず!

 

『キーマラ』は客室が少なく、独自の経営方針が秀逸であると認められた

ホテルに贈られる「SLH(スモールラグジュアリーホテルズ)」称号を得ている5ツ星ホテル。

どの部屋にもプライベートプールが付き、完全に外界から独立したプライベートな時間を

楽しめるような造りになっているんです。

しかしながら、ホテルまでの道のりは何の変哲もないプーケットの山道。

高級ホテル特有のひろーーーいアプローチがあるわけでもないので、

正直、”えっ?この道で合ってる?”と夫も私も半信半疑・・・。

でもそれは、『キーマラ』がプーケットに古くから住む架空の少数民族を

テーマにしていることに大きな理由が!

 

 

あくまでも”プーケットの民族のような生活感のある

ステイを楽しんでほしい”というオーナーの洒落た計らいから。

あえてリゾート感のある洗練された景色ではなく、

ありふれた田舎風景のなかにホテルを建設したのだとか。

なんだか深いですね・・・

 

まるで別世界!?一つの集落を連想させるようなデザイン

そんな素朴な風景の中にある『キーマラ』もホテルの全体像が

見えてくると一気に別世界へと入り込むことができます。

木の上に浮かぶようにして造られた巨大なメインロビーに

山々の断面に点々と建つヴィラタイプの客室。

緑が生い茂る山奥に突如、現れたヴィラに

”鳥かご?””あの中に泊まれるの?”と子どもたちは興味津々。

 

 

今までいろいろなタイプのホテルに宿泊してきたリゾートホテルオタクの

私もここまでハイセンスな設計のホテル、見たことはありません!

贅沢で遊び心いっぱいの客室にうっとり

客室は紀元前200年前からプーケットの先住部族として考えられている

4つの部族の文化をコンセプトにしたヴィラはユニークで個性的なデザイン。

 

なんだかSF映画の中に迷い込んだようなみたい。

私たちが宿泊したテントプールヴィラは、架空の部族”Khon-Jorn族”のためのヴィラ。

物々交換をしながら生活をつなぐ、冒険者や貿易業者、狩猟民族などの

自由な放浪者を迎えるこの客室は、定住しない彼ららしい外観とテントのような屋根が特徴です。

屋外テラス10㎡を含む140㎡のヴィラに広いバスルームにシャワー、屋外シャワーと独立したバスタブ。 インテリアもトランクをリメイクして作ったテーブルや、樽をリメイクした洗面台など。 おしゃれすぎて、、、ため息もの!ほかのホテルにはないオリジナリティはあるものの、かなり攻めたデザイン設計なので、 好き嫌いは分かれるかも? と思いますが・・・私は好き!

リゾートホテルにありがちなゴージャスさを追求するだけでなく、細部にまで徹底して世界観を貫いている

オーナーの心意気に感銘を受けました。

そして、何より、子どもたちが大はしゃぎだったのがお部屋についたプライベートプール。

天蓋付きベッドルームの外に空中に突き出たプライベートプールがあり、24時間好きな時に

泳ぎ放題!子どもたちはプールで泳げれば大満足なので、ベッドから5秒でダイブできる

この環境はもう最高のひと言。プールにはジャグジーもついているので、お風呂気分で

のんびり浸かりながら読書もできちゃいますね(そんな時間はありませんでしたけど笑)。



子どもウケ抜群のスポットがホテル内に満載

『キーマラ』にはリゾートホテルにありがちな専用キッズクラブはないものの、

スリル満点の吊り橋やメインプール、ホテル内で飼育されている

水牛やヤギ、クジャク、アヒルと触れ合ったり、いたるところが遊び場に!

さながらトムソーヤの冒険気分を満喫できます。

なかでもお気に入りは、ホテル内を移動するバギー。

各ヴィラから電話一本かければ数分でバギーがかけつけてくれ

アップダウンのある山道を駆け抜けてくれます。

”落ちるぅーーー!”なんてゲラゲラ笑ったりして。

実はこれが一番楽しかったり・・・(笑)

おこもりステイが叶う大充実のアクティビティ

もちろん、リゾートホテルにあるアクティビティも充実!

ヨガや太極拳といった定番のアクティビティから

ホテル内の菜園巡りやフォトスポット巡りツアー(SNS映えする場所を

バギーで巡るツアー)などなど。オリジナリティ溢れるアクティビティが

日替わりで用意されていて、一日中ホテルにいても飽きない!

外に出ずともホテル内でめいっぱい楽しめるので、子連れには助かりますね。

私も滞在中に1時間だけ、自由時間をもらいタイ料理教室へ参加することに。

こちらは有料でひとり3500B(約1万円ほど。コースランチ、ドリンクとエプロン付き)

メニューはココナッツを使用したもの、ハーブを使用したもの、そして

タイの食材を使ったもの。全3種類のなかから、好きなものをチョイスします。

私は迷わず、タイの食材を選択! 前菜から青パパイヤを使ったサラダ(ソムタム)、メインのレッドカレーに デザートまで全5品。チャーミングな先生とマンツーマンレッスン。

レッスンはすべて英語なのでかなり難易度高めですが、身振り手振りでどうにか・・・!?

英語のレシピをいただいたので、しっかりと復習したいと思います(笑)

食材は身体が喜ぶオーガニック。

旅の一番の楽しみはなんといっても食事!

訪れた場所の文化を学ぶ大切な時間でもあります。

『キーマラ』で楽しめるお料理はこの場所にふさわしく、

健康に配慮したライトなものが中心。

東南アジアらしいタイ料理から西洋風のワールドキュイジーヌ、

グルテンや小麦・乳製品・砂糖を使わないメニューまでバリエ豊富!

お野菜やハーブは自家栽培されたオーガニック食材。 科学物質をベースにした殺虫剤や肥料は一切使わないという徹底ぶり。 レストランではそれらのオーガニック食材をふんだんに 使った新鮮な食材がずらりと並びます。

東南アジアのお野菜って、きゅうりがものすごく巨大で種が大きかったり。

なかなか美味しい生野菜を食べることが難しいんですけど、ここは別格!

子供たちと朝食ビュッフェで何度も何度もおかわりしちゃいました。

あぁ、これをまた食べに行きたいなぁ・・・。

 

朝食ビュッフェのメインはオーダー形式になっており、

オムレツやエッグベネディクトといった定番メニューに加え、

タイ料理からお味噌汁まで! 幅広いラインナップ。

子どもたちは食べ慣れた白米とお味噌汁を食べれてニンマリ。

朝食ビュッフェには、なんと!シャンパンも。朝からとはいえ飲み放題なんて、どんだけ太っ腹~!

 

食事場所においてもゲストが心地よい場所を自由に選ぶことが出来るので、

レストランだけでなく、ヴィラやプールサイド、ラウンジエリアでもOK。

そんなわけで二日目の朝食はヴィラに持ってきてもらい、

プールサイドでのんびりといただくことに。

ワッフルにエッグベネディクト、シリアルにオムレツ、チャーハンに焼きそば・・・。食べたいものをぜんぶ(笑)。案の定、食べきれず、ひと泳ぎしてからランチタイムに美味しくいただきました。

子どもたちは食べることよりもまず、プール!だったので、

お部屋でゆっくりと朝食をいただけたのは何より助かりました。

 

さらに!今回の旅が記念日であることを(事前に)伝えておくと、

最終日の夜、お部屋に戻ると冷えたシャンパンが!

もちろん、これはホテル側のサービス。

客室が40以下という小規模ホテルだからこそかもしれませんが

このようなきめ細かい心遣いにただただ感激。。。

充実したホテルステイを過ごし、日本に帰国したのでした。

 

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冒険好きなお子さんがいる方、普通のバカンスは行き飽きた!

さらなるワクワク体験をしてみたい!という方はぜひ検討してみてくださいね。

川口ゆかり Yukari Kawaguchi

ライター

1977年生まれ。LEEでは私服コーデや収納企画など、登場するたび話題に。2児の母としてトレンドをプチプラと賢くMIXしたスタイルが大好評。

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