FOOD

「食パン・卵」で幸せ朝ごはん

プレーンとオープンどっちにする? 【プロのオムレツ】失敗ナシの技ありレシピ6選

2018.06.22

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簡単&おいしい卵料理は朝ごはんの味方。

今回教わったオムレツは、スクランブルエッグを作る要領で細かく混ぜ続け、フライパンの端で合わせて閉じた簡単バージョン。料理家 サルボ恭子さんに教えてもらいました。卵料理の成功のコツは上手な火加減コントロールが肝心だそう。
他にも具材をのせて焼くだけで、リッチな一皿になる朝の新定番、見た目も味も大満足の「オープンオムレツ」のレシピをご紹介。失敗ナシのテクをマスターして朝をグレードアップ!

 

フレッシュトマトでさっぱり味に

プレーンオムレツのフレッシュトマトソースかけ

牛乳や生クリームは一切加えず、卵と塩だけで作ったオムレツ。シンプルがいちばん!

プレーンオムレツ

材料・2人分
卵……3個
塩……ふたつまみ程度
Ex.V.オリーブオイル……小さじ1強
バジルの葉……適量

フレッシュトマトソース
トマト……1/2個
塩……ひとつまみ

作り方
(1)卵をボウルに割り入れて塩を振り、白身をほぐすようによく混ぜる。
(2)ノンスティック加工のフライパンに油を入れて弱火にかけ、しっかり温める。
(3)(2)のフライパンに(1)を一気に入れる。フライパンを水平に揺すりながらゴムべらで卵をぐるぐる混ぜ、周りから固まってくる卵を少しずつ内側に寄せる。
(4)揺すっても動かないくらいに固まってきたら、奥に向かって卵を寄せる。
(5)フライパンを傾けながら、奥から内側に少し折り込んでオムレツの形に整えたら、フライパンを逆手に持って反対の手に皿を持ち、ひっくり返して皿に移す((1)〜(5)の工程は下写真参照)。
(6)フレッシュトマトソースを作る。トマトはヘタと種を取り除いて1cm程度の角切りにし、ボウルに入れて塩を振ってさっと混ぜる。
(7)(5)に(6)のソースをかけてバジルの葉を飾る。

 

基本のオムレツの作り方

弱火で混ぜてゴムべらで成形。フライパンの傾斜を上手に利用すれば美しいオムレツに。

 

オムレツ作り方1.2

(1)ボウルに卵を割り入れて塩を加え、白身をほぐすように混ぜる。菜箸をボウルの底につけたまま動かして泡立てないようにするとよい。塩を入れることで卵のコシが切れやすくなる
(2)ノンスティック加工のフライパンに油を入れて弱火にかける。フライパンを傾けてみて、油が波打っていたら卵液を少量入れ、じゅっとなる程度まで熱する。

オムレツ作り方3.4

(3)(1)の卵液を一気に流し入れる
(4)フライパンを水平に揺すりながらゴムべらでぐるぐると混ぜ、周りから固まってくる卵を内側に入れ込むようにする。火が通りすぎそうになったときは、いったん火から外して混ぜる。ゴムべらは小ぶりの使いやすいものがおすすめ

オムレツ作り方5.6

(5)(4)の表面が、フライパンを傾けても流れない程度の半熟に固まったら混ぜるのをやめる
(6)手前から奥に向かって少しずつはがすようにして卵を寄せる

オムレツ作り方7.8

(7)半月のような形になったら、フライパンを傾けて奥のほうの卵も内側へ折り込み、両端をなるべく寄せてオムレツの形に整える
(8)フライパンを逆手に持ち、反対の手に皿を持ったら、フライパンの縁を皿につけて卵を少しすべらせ、一気にひっくり返して卵を皿にのせる

 

卵料理の成功のコツは?
「上手な火加減コントロール。ちょっとしたコツを押さえて、卵料理の達人を目指して!」

サルボ恭子さん

サルボ恭子さん
料理家。旅館を営む家に生まれ、料理家の伯母に師事した後、渡仏して料理と製菓を学ぶ。ホテルでの研修を経て帰国、料理教室を主宰。雑誌などのメディアでも活躍する

スライスしたいんげんの食感がアクセント

角切りハムといんげんのオムレツ

いんげんは薄く切って使うのがポイント。ゆでる手間が省けるのでラクチン。

角切りハムといんげんのオムレツ

ハムといんげん

材料・2人分
卵……3個
Ex.V.オリーブオイル……小さじ1強
ロースハム……1枚
さやいんげん……2本
塩……ひとつまみ

作り方
(1)卵をボウルに割り入れて塩を振り、白身をほぐすようによく混ぜる。
(2)ロースハムは5mm角に切る。いんげんは、なり口を切り落として薄切りにする。
(3)(1)に(2)を加えて混ぜ合わせ、プレーンオムレツと同様に焼く。

和食材をオムレツにアレンジ

シラスと青ノリのオムレツ

ごはんの定番おかずが、卵のおいしいマジックでパンのおともに変身!

シラスと青ノリのオムレツ

シラスと青ノリ

材料・2人分
卵……3個
Ex.V.オリーブオイル……小さじ1強
シラス……15g
青ノリ……小さじ1
塩……ひとつまみ

作り方
(1)卵をボウルに割り入れて塩を振り、白身をほぐすようによく混ぜる。
(2)(1)にシラスと青ノリを加えて混ぜ合わせ、プレーンオムレツと同様に焼く。

簡単で華やか! 朝の新定番にしたい、オープンオムレツのレシピをご紹介。

 

野菜とたんぱく質をバランスよく!



ブロッコリー、ひよこ豆、ソーセージのカレー風味

ひよこ豆とカレー粉をプラスして、おなじみの食材をエスニック味に簡単にアレンジ!

ブロッコリー、ひよこ豆、ソーセージのカレー風味

材料・2人分
卵……3個
塩……ひとつまみ
Ex.V.オリーブオイル……大さじ1
ウインナ(ハーブの入ったものがおすすめ)……3本
ブロッコリー……4房
ひよこ豆(ゆでたもの)……30g
カレー粉……小さじ¼
塩……ふたつまみ

作り方
(1)卵をボウルに割り入れて塩ひとつまみを振り、白身をほぐすようによく混ぜる。ウインナは端まで切り込みを入れる。ブロッコリーは縦に5mm弱の幅に切り、カレー粉とまぶす。
(2)ノンスティック加工のフライパン(直径18cm)に油を入れて弱火にかける。フライパンを傾けてみて、油が波打っていたら卵液を少量入れ、じゅっとなる程度まで熱する。
(3)(2)に(1)の卵を一気に入れ、ブロッコリーを散らして塩ふたつまみを振り、ひよこ豆、ウインナを彩りよく並べてフタをする。
(4)(3)を弱火で熱し、軽くフタを開けてフタに蒸気がついてきたら、7~8分蒸し焼きにして卵液と具材に火を通し、火を止めて器に移す。

 

オープンオムレツの作り方

オープンオムレツ作り方1

(1)しっかりと温めたフライパンに卵液を流し入れる。

オープンオムレツ作り方2

(2)かき混ぜずに具材を並べる。

オープンオムレツ作り方3

(3)フタをして弱火で蒸し焼きにし、卵と具材に火が通ったら出来上がり!

粒マスタードの酸味がいい!

コンビーフと粒マスタードキャベツ

キャベツとコンビーフの仲よしコンビが、粒マスタードで大人味にランクアップ。

コンビーフと粒マスタードキャベツ
材料・2人分
卵……3個
塩……ひとつまみ
Ex.V.オリーブオイル……大さじ1
コンビーフ(缶詰)……1/2缶(50g)
キャベツ……2枚
粒マスタード……大さじ2

作り方
(1)コンビーフはほぐしておく。キャベツは3cmの幅に切ってから千切りにする。芯も薄切りにして、フライパンに入れる直前にマスタードと和える。
(2)「ブロッコリー、ひよこ豆、ソーセージのカレー風味」と同様に焼く。

白とグリーンの色合いが爽やか

アスパラ&スナップえんどう、マッシュルーム&モツァレラ

朝の気分をアップしてくれる、野菜たっぷりのビジュアル系オムレツ。

アスパラ&スナップえんどう、マッシュルーム&モツァレラ
材料・2人分
卵……3個
塩……ふたつまみ程度
Ex.V.オリーブオイル……大さじ1
グリーンアスパラガス……2本
スナップえんどう……3個
マッシュルーム……3個
モツァレラチーズ……1/2個(50g)

作り方
(1)アスパラガスは茎のかたいところを切り落として斜めに5mmの幅に切る。スナップえんどうはすじを取ってさやを2つにさく。マッシュルームは縦4等分にする。モツァレラチーズは1cmの角切りにする。
(2)「ブロッコリー、ひよこ豆、ソーセージのカレー風味」と同様に焼く。


失敗ナシのオムレツで、朝がもっと幸せになること間違いなし!
次回は、『具をたっぷり入れてかぶりつき! サラダ、たまサン、フルーツ…【はさむだけサンドイッチ】レシピ』をご紹介します。

撮影/広瀬貴子 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/沼田美樹 

詳しい内容は2018年6/7発売LEE7月号に掲載中です。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!

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