『魚図鑑』
サカナクション
色とりどりの「魚」が泳ぐ音の海へいざ、ダイブ!
メジャーデビュー10周年の活動を総括したベストアルバム。
2枚組CDをそれぞれ『浅瀬』『中層』と名づけたり、収録楽曲を深く考察したブックレット『魚大図鑑』が同梱されたり、遊び心とこだわりにニンマリ。
時系列でそのサウンドを振り返っていくと、常にこちらの予想の斜め上をいく「びっくり」を提供し、唯一無二のバンドに成長した歴史がわかる。まさに「出世魚」!
今後発表される楽曲にますます期待が募る。(ビクターエンタテインメント)
『shanti, shanti, shanti!』
ミナクマリ
シンガーソングライター&シタール奏者であるソロアーティスト、5枚目のアルバム。
やわらかく転がるような歌声、フォークテイストなメロディラインにエレクトロなアレンジ。
たゆたうようなシタールの音色。晴れた日の昼下がり、窓辺でほんわりとまどろんでるような気持ちよさに包まれる。(chai chai)
『ダーティー・コンピューター』
ジャネール ・モネイ
女優としても注目を浴びる"近未来型ソウル・ディーヴァ"約4年半ぶりのアルバム。
『メイク・ミー・フィール』は親交が深かったというプリンスを彷彿とさせるポップでファンクな1曲。
カラフルでセクシャルなMVからも、彼女の世界観がビシビシ感じられ、とにかく「カッコいい!」。(ワーナーミュージック)
『FACE YOURSELF』
BTS(防弾少年団)
全米でも大ブレイク。世界的グループになっている韓国出身の彼ら。
その完成度はいうまでもないのだが、エネルギッシュな楽曲の中で、クリアボイスが堪能できる『Let Go』はハーモニーが心地よく、何度もリピートしてしまう。
普段KPOPを聴かない人にこそ聴いてもらいたい。(Def Jam Recordings)
取材・文/古川はる香
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