「混ぜごはんは見た目が華やかだし、前もって作っておけるのでおもてなしにはぴったり!」
そう話すワタナベマキさんの混ぜごはんレシピは、味はもちろん、彩り鮮やかな素材の組み合わせが目を引き、とっても華やか!
秋の炊き込みごはん・混ぜごはん特集、最終回は「サケ、半熟卵、三つ葉の混ぜごはん」、「牛ステーキのスパイシーライス」、2つのレシピを、混ぜごはんをおいしく仕上げるコツとともにお届けします。
ワタナベマキさん
混ぜごはんをおいしく仕上げるコツ
1.ごはんはいつもよりかために炊く
いつもの水加減にした後、2合に対して大さじ2 の水を減らす。具から出る水分を考えて、かために炊く。
2.具の味つけは濃いめにするとちょうどいい
具は後で白いごはんと混ぜるので、ややしっかりめの味つけでOK。味のメリハリもついていい。
3.均一にならないようざっくり混ぜる
具をごはんに混ぜるときは、大まかにざっくり混ぜるのがコツ。具がゴロゴロあるほうがごちそう感もある。
4.葉物は後で加えるとフレッシュな感じに
葉物を先に混ぜてしまうと、しんなりして歯ざわりも色も悪くなる。別に用意しておいて、仕上げに加えて。
「塩ザケじゃなくて生ザケで作ると、ふっくらしてやさしい味に。細かく崩さないで、ゴロンと大きくすると食べごたえがあります」
材料・4人分
- 生ザケ……2切れ
- 三つ葉……1束
- 卵(常温に戻す)…… 4個
- 塩……小さじ1/3
- A しょうゆ、酢、みりん……各大さじ2
- ごはん(炊きたて)…… 2合分
- 白いりごま…大さじ2
作り方
- サケは塩を振って10分ほどおき、出てきた水分をふき取る。三つ葉はざく切りにする。
- Aを小鍋に入れてひと煮立ちさせ、バットなどに入れる。
- 沸騰した湯に卵を入れ、8分ゆでて冷水にとり、殻をむく。4等分に切る。
- サケを魚焼きグリルで約8~10分焼き、熱いうちに②に漬けてよくなじませる。
- 温かいごはんに④を漬け汁ごと加え、サケをほぐしながら混ぜる(骨がある場合は取り除く)。
- 全体がなじんだら、③と三つ葉、ごまを順に加え、さっと混ぜる。
「食卓に出すと歓声が上がるステーキ肉のごちそうです。にんにくもきいたガッツリ味。ワインにもよく合いますよ」
材料・4人分
- 牛ロース肉(ステーキ用)……300g
- A
- カレー粉……小さじ1
- しょうゆ……小さじ2
- 白ワイン……大さじ2
- クミンシード……大さじ3
- トレビス…… 5枚
- にんにくのスライス…… 1かけ分
- ごはん(炊きたて)…… 2合分
- ベビーリーフ…… 1カップ
- 塩、粗びき黒こしょう……各少々
- オリーブオイル……小さじ1
作り方
- 牛肉は常温に戻し、Aを加えてよくもみ込み、クミンシードをまぶす。
- トレビスは食べやすい大きさにちぎり、水に5分つけて軽く苦味を取り、水気をよくきる。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱めの中火にかける。香りが立ち、にんにくが色づくまで炒め、にんにくをいったん取り出す。
- 中火にして①を入れ、両面焼き目がつくまで焼く。取り出して粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切り分ける。
- ボウルにごはんを入れ、③のにんにく、④を加えてさっと混ぜ、②、ベビーリーフを加えて和える。塩、粗びき黒こしょうで味を調える。
ステーキ肉の両面にカレー粉などをもみ込んだ後、肉全体にクミンシードをまんべんなくまぶしつけるのがポイント
「混ぜごはんは、たんぱく質も野菜も入って具だくさんなので、スープか副菜をもう1品つければ、2品で完結するのが便利。冷めてもおいしいし、時間がたつと味がなじんでくるので、おもてなしにも作り置きにもおすすめです」(ワタナベさん)
撮影/福尾美雪 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子 撮影協力/UTUWA
詳しくは2016年11/7発売のLEE12月号に掲載 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら
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