東日本大震災から7年目となりました。
同じ被災地でも復興のスピードにはまだまだ差があるようです。私も昨年の秋に2年ぶりに宮城県気仙沼方面に足を運び、かなり整備が進んだという印象は受けましたが、観光客の姿はまだまばら。しばらく訪れていない地域も多く、気になっているところです。たとえ、直接現地を訪問したり、支援を届けることができなくても、様々な形で貢献はできます。思わぬものが復興の一助となる方法もあるのです。
服、本、ポイント……。無理なくできる被災地支援
新生活シーズンの今は、家にある不用品の整理をすることもあるでしょう。着なくなった洋服があるなら、それを回収して被災地支援に役立てている取り組みに参加するのも一つ。アパレル企業のワールドでは、2009年秋より、不用な衣料品を引き取り、リユース、リサイクルする「ワールド エコロモ キャンペーン」を実施しています。古着のリサイクルの収益金を福島県「東日本大震災ふくしまこども寄附金」、宮城県「東日本大震災みやぎこども育英募金」などに寄付しているのです。さらに、衣料品1点につき1080円(税込)のOFFチケットと交換してくれ、このチケットは購入金額5400円(税込)ごとに1枚、値引きに使うことができます(対象百貨店での引き取りの場合。ショッピングセンターではチケット金額が異なる)。同様の取り組みは丸井グループも実施。「マルイミライ」プロジェクトでは、衣類の下取りのうえ、「東北リユースマーケット」として、宮城県の女川と南三陸にて古着販売を行ってもらう形にして、現地の自立支援に協力しています。どちらも対象となる衣類や、引き取り期間・引き取り対象店舗の詳細はHPで確認を。
また、読まなくなった古本やDVD、ゲームなどを買い取ってもらい、その代金を被災地のために使ってもらうこともも。「BOOKS FOR JAPAN」などで受け付けています。
また、今すぐ使い道がないポイントを寄付に使うこともできます。Tポイントは、「東日本大震災 子ども支援募金『ユネスコ協会就学支援 奨学金』」などに、Pontaは日本赤十字社を通じ被災地支援募金に50ポイントから寄付できます。WEB上で簡単に申し込めるのも便利ですね。
自分にとって不用なものが形を変えて被災地支援に役に立つなら願ってもないこと。このように参加しやすい支援のスタイルがさらに増えることにも期待したいと思います
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松崎のり子 Noriko Matsuzaki
消費経済ジャーナリスト
消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。