【綿矢りさ】さんの人気連載がまた読める!「ま、さじ加減でしょ」が本になったらパワーアップしていました【40代の読書記録】
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040 きな
2026.11.06
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大好きだったLEEの連載「ま、さじ加減でしょ。」
「LEE」2022年4月号から2026年3月号まで、巻頭でLEE読者のハートをわしづかみにしていた、綿矢りささんの連載「ま、さじ加減でしょ。」
もー毎号毎号、まずここのページを開くのが楽しみで。
「今月は何についてだろう…?」
ワクワクでした。
春。別れは突然に…
しかし。
2026年3月号を開いたとき、目を疑いました。

「\最終回/」
と書かれていたからです。

なんだってー!!!?
春は別れの季節…とはいえ、もう。ね。
しばらくショックを受けていた私。
「さじ加減」ロスだった私に朗報!人気連載が本になりました
100人隊の一員になってからの「LEE」は処分せずにとっていたので、まぁそこの部分は読めたっちゃあ読めたのですが…。
引っ越すときに泣く泣く手放した号のものは読めなかったので、イッキ読みできるのは嬉しい限り!
そして手にしました。
『ま、さじ加減でしょ。』著者:綿矢りさ(1,760円)集英社刊

まずですね、この装丁が素敵なのです。
「さじ加減」具合が伝わってくるイラストは、連載時の挿絵を手がけられていた、イラストレーター・牛久保雅美さんのもの。

そしてこの、書店で並んでいたら絶対手にせずにはいられない、パキッとイエロー。
ただ単に私の推しのメンバーカラーが黄色だから嬉しいのかもしれませんが、黄色って、すごくぴったりな気がします。うん、ベージュですとちょっとおもしろさが伝わりにくいと言いますか。やっぱり黄色が、合う。
なんと…「LEE」の連載プラスαが収録されています!
表紙からテンションが上がってしまいますが、内容もすごいんです。
「LEE」で連載されていた「ま、さじ加減でしょ。」全39話が収録されているのはもちろんなのですが…。
日本経済新聞日曜朝刊「NIKKEI The STYLE」(日本経済新聞社)に2025年4月6日から2026年3月22日まで掲載された旅のエッセイを再構成した「あっちこっち旅」も収録されているんです!!
パワーアップ版ですね。これぞ一冊の本になる醍醐味です。
第1章:「ま、さじ加減でしょ。」全39話を振り返る
おもしろいんで、とりあえず読んで!と言いたいところなのですが、やっぱり語りたい。ただ、もうほかのLEE100人隊のみなさんもレビューされていますので今更感…。
というわけで、私のおやつ時間とともに振り返りたいと思います。
これって、あるよね〜!「着ているようで、着てない」
街ゆく人々を眺めながらいただく、ホットドッグ。
ボーッと眺めていると「あらまッ!大胆な格好していらっしゃる!!」とびっくり。
よくよく見ると…「あ、あれ、ただのベージュの服だわ。」
乱視プラス老眼のせいで、そんな見間違えをすることがあるんです。

私だけ?と思っていたことが、綿矢さんも同じだった!ということで、首がもげるほどに頷いたエピソードのひとつです。
服が透けているのとかも、気づいちゃうと気まずいですよね。
私が頭を抱えるのは、電車の中でズボンのジッパーがガッツリ開いている方をお見かけしたときです。結構遭遇するのですが、すごく気まずい。別に私が悪いことしているわけでもないのに、気づいてしまった自分がなんだか悪いような気がしてしまう…。頼むから、気をつけて。私の心の安寧のために。
これを「LEE」に載せていいのか?とヒヤヒヤした「旅するアノ毛」
これ、すごく印象的でした。
だって、LEEって素敵なモデルさんたちがこれまた素敵なお洋服を身に纏い、ページをめくるたびにときめくような雑誌ですよ?
その、LEEの巻頭に
「陰毛」
だなんて!
「大丈夫?大丈夫なのかLEE??そして綿矢さん!!」
と、要らぬ心配をしたものでした。
そして内容はもう、爆笑ものです。
「アノ毛」だけでここまで話広げられる??
私も手土産渡すときには、細心の注意を払おう。
そう思わずにはいられないおはなしなのでした。ぜひ読んでほしい。ただ、笑いが止まらなくなるので人前では読まないほうがいいです。

そろそろシーズンですね「福袋の責任」&「福袋の意外性」
2号連続で「福袋」ネタでしたね。
毎年福袋商戦にガッツリ参戦、惨敗し続けている私には共感しかないおはなしでした(スタバ福袋と無印良品の福缶、いつになったら当たるんだろう…)。
近年は福袋の中身がわかるものが多いですが、昔はホントに博打だった…!

最近は「失敗したくない…」と、外さない福袋を買いがちでしたが、あらためて読んでみて「意外性のある新しい出会い」を求める心を忘れていたことに気付かされました。
そう、福袋の魅力とはこれだったのに!守りに入っていた自分が恥ずかしい。
来年は「ヴィレッジヴァンガード」の福袋でも買ってみようかしら…(いきなり攻めすぎ)。
第2章:「あっちこっち旅」全11話には、今ホットなあの場所も登場!
ここからは、初見のおはなし11話。
綿矢さんが中国・北京に滞在されていたときの話から、日本国内の旅まで。
旅好き40代にはたまらない内容です。
朝ドラ主人公のモデル・宇野千代の故郷へ。「岩国で宇野千代になる」
現在放送中のNHK・朝の連続テレビ小説「ブラッサム」。
YOASOBIが手掛ける主題歌「咲き誇れ」の原作小説を綿矢さんが書き下ろされています。
その「ブラッサム」の主人公のモデルが「宇野千代」。宇野千代さんのふるさと、山口県岩国市を訪ねるおはなしです。
岩国市といえば、錦帯橋や「いろり山賊」というお店(ほぼテーマパーク)が有名。
錦帯橋は、一見の価値あり!な美しい石橋です。
しかし昔訪れたときには宇野千代さんの故郷である、ということを意識しておらず。
「とにかく錦帯橋が見たい」
ただそれだけでしたので、今度は私も、宇野千代着物を着て岩国を散策したい。そう思ったのでした。

釣り好き40代、そっち目線はなかった!「秩父の魚釣り」
私は魚釣りが趣味なのですが、綿矢さんは「好きではない」側だそうで。
その理由が、さすが。ここまで魚目線で考えられます??といった理由です。
「一緒にエサを食べていたはずの仲間が突然目の前で消える…。」
いや、たしかにそうかも。魚からしたら。
釣りをしているときに、魚が針にかかると別の魚が追って来ることがあります。
釣り界隈では「その魚の獲物を横取りするため追ってくる」なんて解釈するのですが(完全に釣り人のご都合解釈ではある)、これ読んだら「もしや仲間を助けようとしている…?」と、ちょっと罪悪感。
ちなみに「魚には痛覚がない」なんて言いますが(これも釣り人のご都合解釈なのでは)、綿矢さんも書かれているように、絶対、魚って痛いと思っている気が…。
読んだら釣りするのがなんだかちょっぴり怖くなります。
ま、おいしいから釣りますけどね!
海育ちなのでほぼ海釣りなのですが、読んでいたら、山の奥でのヤマメ釣りも良いなぁ、と感じました。描写がとてもおいしそう。大自然の中で食べる塩焼き、絶品だろうなぁ。

祝・作家デビュー25周年!綿矢りささん、おめでとうございます
綿矢りささんは、1984年生まれ。
私は85年生まれなので、ひとつ違いです。
デビューされたときの衝撃といったら、もう。ホントにすごかった。
「インストール」を読んで、「ほぼ同い年の人が、これ書いたの?嘘でしょ??」
その頃の私と言えば、とにかく闇落ちモードでして…。
何も持たない自分。とんでもない才能を持った綿矢りささん。
おそらく同じ次元には存在しないのだと思っていました。
文才もさることながらめっちゃ美人っていう。
天は人に二物も三物も四物も与えるもんだとイジイジ…。私に1個くらい分けてくれよ、と。暗い、暗すぎる。
そんな綿矢さんも、同じ世界に存在して、同じものを見て、同じように「あるある!」な日々を送っているんだなぁ〜、と感じたのが「ま、さじ加減でしょ。」でした。
普通のLEE世代あるある、共感できることばかり!
それを、おもしろくて「そうそう!それだ!!」とうまく言語化された全39話は、どれも何度も読み返したくなるものばかり。
自分の人生にこんなことが!?帯にコメント、載せていただきました♪
そんな大好きな連載がまとまった本になったのも嬉しかったですが、なんと!
私の感想を、帯に載せていただくという奇跡が起きました。

ただただ好きで感想を書いていたら、まさか!
これは棺桶まで持っていかなければならない(←夫に入れるように伝えておきました)。
さらに思い入れが深まった、綿矢りささんの「ま、さじ加減でしょ。」。
ひとつひとつの話が独立していて、読む区切りをつけやすいのもエッセイの良いところですよね。忙しいLEE世代でも読みやすい。
たくさんの人に読んで、そして共感してもらいたい(「アノ毛」の話も)!
大変長くなってしまいましたが…ここまでお読みいただき、ありがとうございました♪

040 - きな
事務職 / 福岡県 / LEE100人隊
40歳/夫/手づくり部・料理部・美容部/福岡生まれの福岡育ち、地元ネタ多めの2年目隊員です。飲むこと食べること大好き!そして収集癖あり(うつわやキャラものなど)。プチプラファッション好きです。趣味は食べ歩き、ドライブ、神社仏閣巡り、コスメ探し。釣りやキックボクシングでストレス解消しています。今年度もたくさんの「これ、いいな!」をみなさんとシェアしていけたら嬉しいです。
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