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日清オイリオの「夏の工場見学」ツアーに参加&あぶらミュージアムへ!/神奈川

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2025.08.30

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今年(2025年)の2月にリニューアルオープン!!

日清オイリオの「夏の工場見学」&あぶらミュージアムへ

夏休みの或る日。長男(中3)・次男(小6)・末っ娘(小3)・私…の4人で、食用油を生産している日清オイリオの横浜磯子事業場(横浜磯子工場)の、「夏の工場見学」ツアー「食用油ができるまで」に参加して来ました。(※現在、「夏の工場見学」は全日程終了しています。投稿までタイムラグがあり申し訳ないです…)

普段、日清オイリオの工場見学は、8~20名の団体のみ受付ですが、この「夏の工場見学」は個人単位で申込みが出来ます。対象年齢は小学生以上見学ツアーは無料です。開催期間はちょうど小中学校の夏休み期間、7月14日(月)~8月29日(金)の間(但し、土・日・祝日、および夏季休業日8月8日(金)~17日(日)を除く)で、予約方法は「夏の工場見学」専用のWeb受付ページから。予約受付開始は6月23日(月)10:00~。予約開始と同時に全日程全枠満席でしたが、諦めずに、キャンセルが出ないかその後もWeb受付ページを頻繁にチェックしていたら、見学希望日の前日の夜22:00過ぎにキャンセルが出ていて、予約することが出来ました。

日清オイリオグループ株式会社の横浜磯子事業所の入口の写真。
駐車場はありません。JR磯子駅から歩道橋を歩いてすぐの好立地なので、電車でも行きやすいです◎私は車で向かい、近くの市営コインパーキングにとめました。

いつもは団体しか見学受付していないので、個人で予約できる夏の企画はとても有り難いです…!!

日清オイリオの横浜磯子事業所内、「工場見学開催中」の表示と、「日清オイリオあぶらミュージアム」の表示。
完全事前予約制です。

所要時間は60分。工場見学受付の玄関口は、今年(2025年)2月にリニューアルオープンしたばかりの「あぶらミュージアム」!!

日清オイリオ磯子事業所の入口。

abura museum

日清オイリオ

あぶらミュージアム

いつも工場見学の時、特に車で移動する時は道路の渋滞なども考慮して、かなり早めに家を出るので(子ども達に身支度を急かすのが毎回毎回大変です…笑)、少し早く到着します…。この日も、15分ほど早く現地に着いたので、工場見学受付の玄関口である、「日清オイリオ あぶらミュージアム」の体験型展示をアレコレ眺めて予習しました。こちらの「あぶらミュージアム」、今年の2月にリニューアルオープンしたばかりの新しい展示施設なんです。

日清オイリオ磯子事業場内の「あぶらミュージアム」の中庭。

↓本物そっくりのクッションが!

「日清オイリオ あぶらミュージアム」の表示

「油と人間の暮らしの歴史をのぞいてみよう!」パネルでは、「世界の油の起源」→「日本の油の歴史」→「日清オイリオの歴史」の順番に学びます。ここ、横浜磯子事業所は1963年に操業を開始したそうです。昨年2024年には日清サラダ油誕生100周年を迎えたのだとか…!!

あぶらミュージアムでの油の歴史の展示パネル。

↓江戸時代の製油の様子を模したもの。

日清オイリオ磯子事業場内、「あぶらミュージアム」での「昔の油のしぼり方」展示。

天秤の展示。

昔使われていた天秤の展示。

Hands-on Exhibition

あぶらミュージアムの体験型展示

あぶらを育てる/あぶらをつくる/あぶらと暮らす

「あぶらミュージアム」は、暮らしに身近な植物油について体験型の展示を通して楽しみながら学べる施設です。

【あぶらを育てる】コーナー。「あぶらって何からできているの?」の展示では、食卓に並ぶ「植物油」にも実に多くの種類の植物、世界中の豊かな自然の中で育てられたものを原料としていることが解ります。

日清オイリオの「あぶらミュージアム」内、「あぶらって何からできているの?」コーナー。
【主要生産国】大豆はアメリカ、ブラジル/綿実はインド、中国、アメリカ/菜種(キャノーラ)はカナダ、オーストラリア /ごまはナイジェリア、タンザニア/パーム(油やし)はマレーシア、インドネシア/オリーブはイタリア、スペイン、チリ/アマニ(フラックス)はカザフスタン、ロシア、カナダ、アメリカ/べに花はアメリカ、メキシコ、マカダミアナッツはオーストラリア、メキシコ/グレープシードはフランス、コメは日本、タイ、ベトナム、ブラジル、コーン(トウモロコシ)はアメリカ。

【あぶらをつくる】コーナー。原材料を荷揚げするところから植物油として出荷されるまで、どのように作られるかを展示パネルを通して学びます。

日清オイリオ磯子事業場内「あぶらミュージアム」内、「植物油はどうやってつくられているの?」の展示パネル。

【あぶらと暮らす】コーナー。油のいろいろな使い方、揚げる/練り込む/焼く・炒める/保存する/かける…それぞれの「油の役割」を絵や写真を通して分かりやすく解説してくれます。

日清オイリオ「あぶらミュージアム」内「あぶらと暮らす」コーナー。

暮らしの中にある「あぶら」にはどのようなものがあり、どのような使われ方があるのか?を体験コンテンツを通して学べます。

日清オイリオ「あぶらミュージアム」内のタッチパネル。「好きな料理を選んでみよう」の表示。
パネルをタッチして料理を選ぶと、どんな油が使われているか?を学べます。
高温の油に菜箸を入れた時、空気の泡が勢いよく出るのを体感する体験展示。日清オイリオ磯子事業場内「あぶらミュージアム」にて。
たとえば調理シーンを体験しながら、油について知ることが出来ます!油の温度によって、菜箸から出て来る泡の量や勢いが変わることを体感!

↓こちらは日清オイリオグループの商品、実物がズラリと並ぶ展示。家庭用ではない、馴染みのない業務用オイルも一緒に展示してありました。

見学ツアー開始の時間になると、まずはシアタールームへ!!いよいよフルアテンドの見学ツアーのスタートです!



【Part.1】

シアタールーム

まずはVTRを視聴して映像学習

9:30~の見学ツアーですが、外は既に30℃越えの暑い日でした。シアタールームの入口では、「お飲み物お一つどうぞ」の嬉しいサービスが…!!

日清オイリオ磯子事業場内、見学ツアーのシアタールーム入口。「お飲み物お一つどうぞ」の表示。
子ども用にりんごジュースも用意してくださっているところに、優しさを感じます…!!

一番最初に、ここ磯子事業場が2025年2月にリニューアルされ、「あぶらミュージアム」がオープンしたこと、それに伴って、今回の映像学習用のVTR映像も刷新されたという説明がありました!!約10分ほどの長さのVTRの題名は、「Road to 油/you」。最新のドローン映像も出て来ます!!海を渡った原料と、菜種の「植物油ができるまで」のRoadを紹介する内容。原料から製造、最終製品として家庭に届くまでの工程が迫力の映像とともに学ぶことが出来ます。

菜種油が出来るまでの7つの工程を順番に…

  1. 【荷揚げ】海外から大型船で運ばれて来た原料が、工場専用埠頭へ到着し、アンローダーで吸い上げて直接サイロへ運び入れられます。
  2. 【貯蔵】磯子事業場内には実に191本(!)のサイロがあり、1本あたり11万トン貯蔵でき、すべてコンピュータ制御で管理され、順次製造工程へ送られます。
  3. 【精選】サイロから出た後は、精選。金属やクキ・サヤなどをキレイに取り除く作業です。
  4. 【圧搾】油分を多く含む原料は、連続圧搾機で圧力をかけて物理的に搾油されます。3分の2ほど油分が搾油された後は、抽出機へ。
  5. 【抽出】圧搾された粕は、連続油脂抽出機にかけられ、残りの油分を有機溶剤(ノルマルヘキサン=食品衛生法で認められた食品添加物で、精製の工程で完全に除去されるもの)で溶出させた後、油と脱脂粕(ミール)に分別。抽出された原油は次の精製工程へ。残ったミールは家畜の餌や肥料として有効に利活用されます。
  6. 【精製】品質に大きく関わる、大切な工程だそうです。遠心分離機で色素を取り除き、脱臭棟を経て、品質管理・検査へ回されます。
  7. 【充填】窒素を充填しキャップ締め。酸素が入らないよう充填工程は自動化され、ラベル貼り・賞味期限印字・箱詰めを経て出荷へ。

以上でVTRは終了です。最後の「人のカラダは毎日の食事でできている。生きるエネルギーをすべての人へ。」というメッセージが印象的でした。

ここからは、フルアテンドの見学ツアーへ!まずは「あぶらミュージアム」内の展示パネルを使って、アテンドスタッフさんが説明してくださいます。日清オイリオグループは、日本国内の生産4拠点を中心に、高品質の製品を送り出しています。4拠点とは、ここ横浜磯子事業場と、名古屋工場、水島事業場、そして堺工場。4拠点の中でも横浜磯子事業場は敷地面積が最大で、233,100㎡、東京ドーム5個分、横浜スタジアム7個分の広さを誇ります!!

日清オイリオ磯子事業場内「あぶらミュージアム」の展示パネル。横浜磯子事業場を空からながめてみよう!の展示パネルについての説明を受けている様子。
事業場内はとても広いので、働いている人達は自転車で移動するのだとか!埋め立て地にあります。

今年(2025年)の4月からは、水素混焼対応型8MW級コージェネレーション設備の運用をスタートし、効率的に電気と熱エネルギーを生成、安定した電力確保と環境負荷軽減を両立するシステムで、2050年のカーボンニュートラルを視野に入れた、持続可能なエネルギー供給体制が整ったそうです…!!ここ横浜磯子工場の発電力は、1時間14,400kWh。一般家庭約30,000世帯分に相当するのだとか。

パネル展示の説明の後は、バスに乗って工場敷地内を見学します!!

【Part.2】

工場見学バスツアーへ!

バスに乗って工場敷地内の見学ツアー!

ここからは、専用バスに乗ってアテンドスタッフさんの説明を聞きながら工場敷地内を車窓から眺めます。(※ここからは、工場の外観も含めすべて撮影NGです)

日清オイリオ磯子事業場の「夏の工場見学」ツアー、見学ツアー用バス。

ここ、横浜磯子工場の原油精製能力は、1日あたり約1,300トン。学校の25mプール約4杯分です!日清キャノーラ油閑散で約130万本分に相当します。ものすごい量ですよね…!!埋め立て地で、海がすぐそこ、な立地なのですが、湾になっていて波が立たず、最大の接岸可能船は約85,000トンなのだとか。

たくさんの配管が走っていて、新しいものも。配管もリニューアル中なのだそうです。また、自家発電できるよう少しずつ建て直しをしているとのこと。カナダからはるばる運ばれて来た菜種が圧油工場での工程へ運ばれる様子や、たった2人だけの体制のオペレータールーム、大豆の抽出課、飼料や肥料になる「ミール」、菜種の油粕の行方などを車窓から解説付きで学びます。

高さ38mもあるサイロ(貯蔵庫)も間近で見られましたよ!昔は引き込み線で貨物列車が通っていたため、駅のホームがあった名残や、脱臭棟・製品タンク・配管を通って充填のラインへ運ばれる様子も見られました。

【Part.3】

食品第三工場

バスから降りて、工場での製造ライン・充填ラインを見学

バスから降りて、工場敷地内の工場の一つ、「食品第三工場」へ。見学用に1Fは展示パネルや工場スタッフさんの制服の見本や、エアシャワー体験ができるコーナーが設置されていました(ここも撮影NGです)。制服の秘密を学べるコーナーでは、頭巾タイプのインナーネット付き帽子をかぶることや、静電気が起きにくい繊維で作られた、ポケットの付いていない作業服であることを学習。充填室入口は事前に顔登録した従業員のみが通れる仕組みになっていること、とても厳しい衛生管理と手洗いルールがあることを説明して頂いた後、エアシャワー体験もしました!

エレベーターで3階へ上ると、ボスコオリーブオイルのトリックアートがお出迎え。(ここも撮影NGです)充填工程は、ほぼ無人のオートメーション!最新のマルチラインシステムで、容器供給から箱詰めまで行われます。

充填工程は、

  1. 【容器供給】1時間に16,000本もの容器が供給されます。
  2. 【容器洗浄・充填・打栓】容器を洗浄するクリーナー、充填するフィラー、栓をするキャッパーそれぞれのマシンを迫力あるライブ映像を通して見学します。
  3. 【検査】異物検査機で検査をする様子を見学できます。
  4. 【キャップシール装着】キャップの上からシールを装着します。
  5. 【ラベル装着】ラベルは40ミクロンの薄いタイプで、自動で高速高精度にカットして装着されます。
  6. 【仕上げ】90~100℃の熱でラベルを容器に密着させます。
  7. 【検査】金属検査・外観検査・風味検査が行われます。
  8. 【箱詰め】1分間に200本、1日で約5,250箱もの箱詰めが可能な製造ラインです。
  9. 【仕分け・出荷へ】箱詰めされたものはバーコードで仕分けされ、自動管理されトラックに乗せられ出荷されます。

ここで、日清オイリオグループ独自の「酸化ブロック製法」を学びました。窒素を充填して酸素を入れないことにより、賞味期限を半年延ばすことに成功したそうです。容器の種類は様々な素材・形・大きさのものがあり、容量200~600mLの大きさや形の充填に対応できるようになっているのだとか。

日清オイリオのパンフレットより。油が容器に充填される様子。
工場内は写真NGのため、パンフレットの写真から。

これにて、バスに乗っての工場見学は終了、あぶらミュージアムとウェルネスギャラリーに戻ります。

【Part.4】

工場見学の楽しみの一つ

頂いたお土産は

最後に、工場見学のお土産を頂きました!!

日清オイリオの横浜磯子事業場内、ウェルネスギャラリーで工場見学のお土産が渡されるシーン。
アテンドスタッフさんから、お土産についての説明が!

頂いたお土産は、「日清ドレッシング ダイエット うまくち和風 185mL」と、見学ツアーのために特別に作ってもらったという、「油のなるほど学習帳」!!

「日清ドレッシング ダイエット うまくち和風 185mL」と「油のなるほど学習帳」が並べられた写真。日清オイリオ磯子事業場での「夏の工場見学」ツアーのお土産。
ドラえもんがいます…♡

4人分頂けました!!

使用油分3分の1のローオイルタイプで、醤油ベースのドレッシング。
中を開くと、油の原料がいろいろあることや、「見える油・見えない油」を学べるページが。

子どもだけじゃなく、大人も大満足な工場見学でした。生産拠点の4カ所すべて海に近い立地ですね。普段は8名以上の団体のみ・平日のみ受付だそうですが、公式HP上で工場見学を体感できる「オンライン工場見学」のページもあります!気になる方はぜひチェックしてみてください◎

⋆⸜ᵀᴴᴬᴺᴷ ᵞᴼᵁ⸝⋆ LEE100人隊 / はな

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主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー

42歳/夫・息子(14歳・12歳)・娘(9歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナ ペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロ、無印良品など。ファッション・インテリア・お料理などLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。17年間専業主婦→パートを経てフルタイムで働き始めました。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。

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