開催中の「民藝 MINGEI展」へ行ってきました。

民藝とは
日々の暮らしで使われていた手仕事の品の「美」に注目した思想家・柳宗悦は、無名の職人たちによる民衆的工藝を「民藝」と呼んだそうです。
わたしは家事はニガテですが、暮らしにまつわる手仕事やその背景を知ることは大好き。
自分の家族をもち、より「暮らし」に目が向くようになりました。
その「暮らし」のなかでも、器や調理器具など
「キッチン」にまつわることにぐんぐん自分の目が向いていることをここ数年感じていました。
そこで今。このタイトルに出会います。
美は暮らしのなかにある

巡回展です。ようこそ。待ってました。
中に入ると「衣・食・住」で区切られた空間。
どの空間もハッとし、うなずき、感動して今の暮らしを改心するコースでした。
展示品は江戸時代など、古くから大事に使われてきた漆の器やかごを実際に目の当たりにするだけで、こんなにも人々の暮らしに根付いて、そして美しくて。今のこの時代へと受け継がれていて。
と心がずっとずっと、動いた時間でした。



写真にはないのですが、
「台所」という場所は民藝運動で活躍された、柳宗悦氏も大事にしている空間でした。
昔ながらの炊事場と土間のモノクロな写真がありました。
そこには柳宗悦の言葉が添えられていました(うる覚えなので一字一句同じではありません)
手入れができる主婦ならば、台所は調味料の陳列すら美術館にも劣らない素晴らしい陳列館となる。
素晴らしい言葉。そして深くうなずいた言葉でした。
毎日だからこそ、その人の習慣やくせが陳列となり、画となるんだ。
帰宅してすぐわが家のキッチンを見つめ直そう。
このきっかけがもらえたことがとっても幸せな時間。
わが家の陳列館を目指したいと思います。(ほど遠い・・・)
他にも民藝運動に携わってきた方々の貴重な国内外で集めたコレクションや作り手の映像が音と共に感じられるコーナーもあり、とても興味深かったです。

わが家の暮らしのなかの民藝はこちら。
※写真撮影OKな場所を撮影しております。

TB - マッキー
会社員 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
47歳/夫・娘(16歳)/手づくり部・料理部・美容部/日々の暮らしを丁寧に……と思いつつ、「時短」や「お手軽」を追い求める日々。ズボラな性分をどうにかしたい……!と思うだけのワタシと、料理男子でワタシよりはるかに女子力高めな夫、おにぎりをこよなく愛すムスメの3人家族です。これからも、毎日を楽しく、家族が健康で笑って過ごしていけたらと思います。
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TB マッキー